学生サポート
現実的とは思えないことを口にする学生がいたら・・・
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「すれ違う人がみんな自分の悪口を言う」「電波で監視されている」などと訴える学生がいます。本人は正しいと思い込んでいますが、現実的ではないような気がします。どのように接すれば良いでしょうか?
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始めに、相手の気持ちへの「アンテナ合わせ」をしましょう。相手の思考や感情のチャンネルに合わせて話を聴いてみます。警察官のような詰問調や、こちらの聴きたいことを一方的に引き出そうとすることはよくありません。相手がどういうテーマなら話し、どういうテーマなら黙るのか。安易に批判や判断をせずに、教えてもらうという姿勢で臨むことが大切です。
相手は非常に敏感になっているので、足を組み替えるなどのしぐさも、否定的な印象を与えることがあるので気を付けましょう。あいづちをうち、適度に相手の顎のあたりを眺めながら、心を込めて聴く態度が大切です。
このような症状にはしばしば遭遇します。正体不明の声(幻聴)が頭の中や外から聞こえてきたり、なんでも被害的に勘ぐってしまい、誰がなんと言おうと訂正できない(妄想)といったりした状態です。
訴える内容が、いつ頃から、どんな時に、そして、どう対処してきたかを聴いてみましょう。例えば、幻聴で悪口を言われているという訴えについて「耳栓をしてみたがどうしても聞こえる」と言われたら、「耳栓をしても変わらないなら、耳の外からではなく頭の中から聞こえるのだね」と応じ、「一度、専門家へ相談してみると良い」と伝えてみます。医学的に正しいかどうかではなく、本人がある程度納得できて、治したいという意欲を持てることが大切です。場合によっては、妄想に乗っかってみることもありです。例えば、被害妄想のための苛立ちや不安を取り上げ、「そんなにイライラしていると病気になってしまうよ」などです。「そんなことあるわけない」とか「うそをつくな」「妄想だね」と返すのは原則としてNGです。
薬物治療がまずは大切になります。早期発見、早期治療、とにかく医師に繋げましょう。「さぞかし不安だろうなぁ。キューティクルがなくなってしまった髪の毛みたいに、神経がボロボロになってしまった感じだね。」と早めのリンスを勧めてあげてください。