中央大学について
中長期事業計画 Chuo Vision 2025【第1期】
学校法人中央大学は、創立130周年にあたる2015年にその後の10年間を見すえた中長期事業計画「Chuo Vision 2025」を策定し、計画の主な基本方針を4つの【Approach】として当ホームページで公表しておりました。
実施4年目にあたる2019年には、本学として26年ぶりとなる2つの新学部の設置されるなどその成果が着実に実を結んでおります。
※2018年8月30日 Approach1とApproach2を更新しました。
※2019年1月29日 Approach1とApproach2を更新しました。
※2019年7月17日 Approach1、2、4を更新しました。
※2019年9月13日 Approach2を更新しました。
※2019年11月5日 Approach1~4を更新しました。
※2020年1月31日 Approach2を更新しました。
※2020年5月22日 Approach2を更新しました。
※2020年11月5日 Approach2を更新しました。
※2021年2月9日 Approach2を更新しました。
ChuoVision2025 進捗状況(2019年11月5日現在)
- 4つの【Approach】
- 教育組織の改編・創設
- キャンパス整備
- グローバル戦略
- スポーツ振興事業
教育組織の改編・創設
【Approach1】学部増設による総合大学としての魅力向上
現代社会が直面する課題に応え、かつ総合大学としての更なる魅力向上を目指して、教育研究体制の再編を検討して参りましたが、2019年4月に2つの学部を開設しました。
■2019年4月、国際経営学部を多摩キャンパスに開設(入学定員300名)。
グローバル共生社会における企業活動の担い手として、国際社会を舞台に活躍できる世界基準のビジネスリーダーを育成します。
当該学部における3つの方針(ディプロマポリシー・カリキュラムポリシー・アドミッションポリシー)は、以下のページで紹介しております。
■2019年4月、国際情報学部を市ヶ谷田町キャンパスに開設(入学定員150名)。
『情報の仕組み』と『情報の法学』を融合し、国際的サービス・政策を実現できる人材を養成します。
当該学部における3つの方針(ディプロマポリシー・カリキュラムポリシー・アドミッションポリシー)は、以下のページで紹介しております。
なお、理工学分野の理工学部情報工学科は、引き続き後楽園キャンパスにて教育研究活動を充実してまいります。
■総合政策学部は、当面、従来通り、既設の2学科(政策科学科・国際政策文化学科)で教育研究活動を行ってまいります。
■総合政策学部を発展改組し、学部単位の教員組織を学術院という大きな単位に改編する計画については、他の学部の学術院構想とも関連することですので、現在、継続して検討しております。
■健康スポーツ科学部(仮称)については、構想の必要性は承認しつつ、その開設に向けた手続きに着手することは再度延期することとしますが、健康スポーツ分野の教育に関する新たな制度の活用、外部との連携等の方策を通じて大学スポーツの振興を図ります。
(2019年11月5日更新)
キャンパス整備
【Approach2】二大キャンパス体制の形成
多摩キャンパスと都心キャンパスのそれぞれの魅力を明確化させ、多摩キャンパスは緑豊かで施設設備の整ったグローバルキャンパスを目指し、都心キャンパスは後楽園キャンパスを中心として先進的な教育研究とプロフェッショナル養成に注力したキャンパスを目指してまいります。
多摩キャンパス
後楽園キャンパス
①多摩キャンパス(キャンパス整備:2021年目標)
多摩キャンパスの将来像は「豊かな自然環境のナチュラルなイメージとダイバーシティに富むグローバルキャンパス」としています。そして、モノレール駅付近は、学修支援に加え情報発信・グローバルゾーンと位置づけています。
グローバル館・国際教育寮(外観)
■グローバルな教育研究が可能となる施設設備を整えた「グローバル館 -Global Gateway Chuo」と、オンキャンパスで「生活」と「教育」が融合する 「国際教育寮-International Residence Chuo」が、2020年4月開設しました。
国際教育寮は、外国人留学生や研究者が食と住の不安を感じることなく日本に滞在できる環境を整備するとともに、日本人学生との交流が日常的に行われるスペースが充実しています。
(2020年5月22日更新)
≪グローバル館≫
施設規模:地上7階建、およそ2900㎡(延床面積)
館内施設:
1階 サービスヤード
2.3階・5.6階 多目的教室
4階 グローバルラウンジ、大学史展示コーナー、祈祷室(モノレール駅コンコースデッキと接続)
7階 多目的ホール(150人規模) 国際会議や各種行事に対応可能(同時通訳室など)
グローバルラウンジイメージ
ホワイエラウンジ・多目的ホール イメージ
≪国際教育寮≫
施設規模:地上9階建、およそ7,400㎡(延床面積)
館内施設:50ユニット300室 研究者用住居2室あり。
1階 エントランス、管理人室、メール室、ランドリー室、外国人研究者ゲストハウス2室
2~9階 学生宿舎
5階 コミュニティラウンジ、多目的スペース、キッチン、学生宿舎
学生宿舎ユニット内の構成は、個室6名分、コミュニティスペース(ミニキッチン付)、シャワーブース1、トイレ2
国際教育寮-コミュニティキッチンイメージ
国際教育寮-個室イメージ
■教育研究組織の枠組みを超えた供用を目指す新教育研究施設は2021年4月開設を目指し、最終段階を迎えています。なお、施設名称は、公募により「FOREST GATEWAY CHUO」となりました。「FOREST GATEWAY CHUO」は、豊かな自然に調和する内外観が特徴で、多摩産材を積極的に活用し、SDGsに即した環境配慮型施設であるとともに、さまざまな人が集う多摩キャンパスのなかで中心的な存在として、あらゆる「知」が集合・発信される空間であり、学生同士や企業、地域の人びととの交流拠点、多様な学修環境に対応する在学生の新たなラーニング拠点として、「知性」を磨く入口となります。
施設規模:地上6階建、およそ12,000㎡
グリーンテラスウッドデッキから
プロムナードから
(2021年2月9日更新)
②都心キャンパス(キャンパス整備:2023年目標)
■法学部の都心展開について、文京区大塚一丁目(最寄り駅:地下鉄茗荷谷駅)の新校地と後楽園キャンパスへの移転が確定する見通しとなりました。
文京区大塚一丁目の新校地については、2019年3月末に関係機関との契約締結が完了。
新敷地内の建設に係る基本計画においては、法学部の使用施設のほか、地域貢献として文京区施設も予定しています。
今後も、関係機関と調整の上、2023年度からの移転に向けて引き続き準備を進めていきます。
(2019年11月5日更新)
文京区の新キャンパス 外観イメージ
■大学院法学研究科の校地・校舎の変更について
大学院法学研究科については、2023年度から文京区大塚一丁目(最寄り駅:地下鉄茗荷谷駅)に校地を変更し、教育研究活動を展開していきます。
(2019年9月13日更新)
■駿河台記念館(創立100周年記念館)の建て替え並びに、専門職大学院法務研究科及び戦略経営研究科の校地・校舎の変更について
駿河台記念館については、2023年度までに建て替えを行い、専門職大学院法務研究科及び戦略経営研究科を移転させ、教育研究施設として展開するほか、全学的な利用にも供するとともに、学員会本部機能、その他現在収容されている諸機関の利用に供することにします。
施設規模:地上20階地下1階、およそ15,000㎡(延床面積)
※今後、行政協議や詳細検討等により、計画内容は変更になることがあります。
今後も、関係機関と調整の上、2023年度からの供用開始に向けて引き続き準備を進めていきます。
新校舎 外観イメージ案
駿河台記念館建て替えに係る一時移転先については以下の通りです(2022年度末までを予定)。
■移転先住所:〒101-0003東京都千代田区一ツ橋2-6-3 一ツ橋ビル4階
■最寄り駅のご案内
・東京メトロ半蔵門線/都営新宿線・三田線「神保町」駅A1出口より徒歩2分
・東京メトロ東西線「竹橋」駅1b出口より徒歩6分
・東京メトロ半蔵門線・東西線/都営新宿線「九段下」駅6出口より徒歩6分
(2020年11月05日更新)
■2019年4月、国際情報学部(入学定員150名)を市ヶ谷田町キャンパスにて開設に際して施設の改修を行いました。
(2019年7月17日更新)
グローバル戦略
【Approach3】グローバル化の推進
グローバル人材であった英吉利法律学校創立者たちの「建学の精神」を引き継ぎ、世界に存在感のあるChuo Universityを目指し、改革を推進しております。
■留学生受け入れについて
2025年までに、年間受け入れ人数1,000人を目指し、大学全体でさらに教育研究体制を強化していきます。2019年に開設した国際経営学部(入学定員300名)では、設置科目の7割以上が外国語(主に英語)による授業を行います。そのため、中央大学では初めてとなりますが、卒業に必要な単位の全てを、英語で行われる科目で修得することが可能となります。
■学生の海外派遣について
2025年までに、年間派遣数2200人を目指し、大学全体でさらに教育研究体制を強化していきます。2019年度より開設する国際経営学部(入学定員300名)では、海外短期留学を必修化しています。また、長期海外留学後帰国した学生に対するキャリア支援も充実してまいります。
受け入れ、派遣、双方の留学を支援するため、学年暦における授業時間割等の見直しや奨学金制度のさらなる充実等についても、現在、継続して検討しております。
■グローバル・プロフェッショナルの育成
すべての科目を英語等で教える全学的教育プログラム「グローバルFLP(Faculty-Linkage Program)」を2018年度に開設しました。本プログラムは、実践的要素と実務的海外体験を取り入れた外国語による全学的な国際化教育プログラムを学部生に提供することを目的としています。
■「国際共同学位」の構築
韓国の成均館大学と本学大学院法学研究科の2つの学位を授与する「国際共同学位(ダブル・ディグリー)」を2018年度開設しました。
台湾の国立中央大学と本学大学院理工学研究科との間で協定締結を行い、2018年度「国際共同学位(ダブル・ディグリー)」を開設しました。
■「国際共同研究ネットワーク」の構築
文部科学省私立大学研究ブランディング事業に申請し、下記のとおり2016年度・2017年度、2年連続でともにタイプB【世界展開型】に採択されました。本学は、本事業に採択された2つのテーマをもとに、大学間連携、産学官連携や国際共同研究等を推進し、学術交流を活性化させ、若手研究人材の育成や研究成果の社会還元を積極的に行い、新しい価値・技術・サービスを社会に創出しつづけます。
<2016年度>
「アジア太平洋地域における法秩序多様性の把握と法の支配確立へ向けたコンバージェンスの研究」
【代表者】佐藤 信行(法務研究科 教授)
<2017年度>
「超スマート社会の実現に向けた沿岸都市における防災プラットフォームの開発」
【代表者】有川 太郎(理工学部都市環境学科 教授)
スポーツ振興事業
【Approach4】スポーツ振興事業
選手の育成強化による実績の向上と、スポーツに関する伝統の維持・発展の両面を重視し、大学としてスポーツ振興を図るための独自の施策を展開します。
スポーツ振興事業の目標
■2020年東京オリンピック・パラリンピックに20人以上の本学代表選手(在校生・卒業生)の派遣を目指します。
■箱根駅伝は2020年までに5位以内、2025年までに優勝を目指します。
推進体制
■スポーツ振興・強化推進室を設置し、その下に「オナーズ部門」「スポーツ振興部門」の2つの専門部門を設けて中期的・長期的な強化策を一体的に推進できる体制を整えました。
■「オナーズ部門」においては、優秀選手の確保・育成のための強化策を実施し、オリンピック・パラリンピックへの選手輩出に向けた支援、駅伝強化計画の策定・実施などに取り組んでいます。支援方針として「選手への支援」と「優秀選手の獲得・育成・強化の環境向上」を掲げ、奨学支援、合宿遠征費の補助、専門スタッフ(トレーナー、栄養士等)と連携したトレーニング、スポーツパフォーマンス測定機器の整備(アスリートパフォーマンスラボの開設)などの支援プログラムを実施しています。
■「スポーツ振興部門」においては、本学スポーツの伝統の維持・発展のため、体育部会が主要競技会での優勝を果たせるよう強化支援に取り組むことで、中大スポーツ全体の競技力向上と、学生、卒業生、教職員等すべての構成員の帰属意識の向上を図ります。
■大学スポーツ協会(UNIVAS)に加盟。全学スポーツ振興連携協議委員会を設置し、UNIVASが取り組む多くの課題に、大学全体として取り組むことにしています。
<参考>
「Chuo Vision 2025」募金について
「Chuo Vision 2025」各事業を資金面から支援することを目的とした、「Chuo Vision 2025」募金(目標70億円)を実施しています。ご寄付にあたっては、以下のとおり各事業をご指定いただけます。
①文系学部の教育施設等の整備充実
②法学部&法科大学院の施設整備
③理工学部等の施設整備
④国際寮の整備充実
⑤世界大会出場選手強化
⑥駅伝等の特定種目の強化
事業計画
単年度毎に事業計画を策定しております。
パンフレット
2015年に策定した中央大学中長期事業計画「Chuo Vision 2025」の概要が掲載されているパンフレットです。