保健センター
食中毒
症状等について
- かつては7~8月が発生のピークでしたが、冬季の食中毒が増加する傾向にあります。
そして、少量の病原体で感染する食中毒が増加しています - 主に食物に付着した細菌やウイルスによる経口感染が原因となります。
- 症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などです。
- 原因となる菌
ⅰ.過去に多く発生した食中毒原因菌
サルモネラ菌は生卵を、腸炎ビブリオは魚の生食を主な原因とします。
ⅱ.増加傾向にある食中毒原因菌
カンピロバクター、ノロウイルス、腸管出血性大腸菌(O-157など)等があります。 - カンピロバクター、ノロウイルス、腸管出血性大腸菌(O-157など)は感染力や病原性が強く少量の病原体で感染し、感染すると重症化することがあります。特に、ノロウイルスは集団感染しやすいことや、腸管出血性大腸菌は潜伏期間が長いことなどから、患者からの大規模な感染拡大が心配されています。
予防方法について
- 石けんを使って、手洗いの徹底をしてください。トイレの後、調理や食事の前には必ず石けんで手を洗ってください。
発症者が触れたトイレのドアノブなどから、菌が手に付着する可能性も考えられます。 - 調理器具等の洗浄消毒を徹底してください。
- 加熱調理を徹底してください。
生野菜などはよく洗い、食肉は生食せずに中心部まで十分加熱して食べてください。 - 食中毒様の症状がある場合は、感染源となり、感染が拡大する危険がありますので、食品を扱うアルバイトなどは控えることが必要となります。