ダイバーシティセンター

入学希望のみなさんへ

大学からのメッセージ

中央大学は、1885年に当時の日本に新しい風を吹き込もうと志した18人の少壮の法律家が手を取り合って創立した「英吉利法律学校」に起源をもっています。創立の直後から、書庫を整備し英語の原書での講義を行うなど、先進的な学風がありました。

こんにち、社会を取り巻く大きな変化の中で、大学は、研究と教育活動を通して次の時代を切り拓く新しい価値を創造すること、また、未来を支える人材を養成すること、という重要な役割を担っています。
中央大学の建学の精神である「実地応用ノ素ヲ養フ」は、学問的探究を通して創造的批判精神を養い、社会の課題に応える知性を磨き、その知性を社会のために発揮する力を養うという伝統です。そしてこの伝統をより高みにあげ、本学に集うすべての人が個々の能力を十分に発揮しそれぞれの意義深い人生を歩んでいくためにも、価値観や経験、社会的背景などの多様な人びとが、お互いを尊重し、立場を超えて連携し、社会的な課題に取り組んでいくことが期待されます。
中央大学は2017年10月に「中央大学ダイバーシティ宣言」を公表し、

(1)これからの社会は、どんな背景をもつ人に対しても、学びのための平等な機会を提供できなければならない

(2)大学を始めとする教育機関は、良き生き方を実現するための学びの機会を提供するための最も重要な場であり、それゆえ教育機関は、障害、病歴、経済状況、家庭環境、性別、性自認、性的指向、年齢、国籍、人種、言語、信念、宗教などによって、学びの機会が損なわれることがないような環境を整えなければならない

という理念を表明しています。
そしてその実現に向けて、2020年4月、中央大学ダイバシティセンターを発足しました。

中央大学ダイバーシティセンターでは、(1)国際相互理解、多文化共生に関する分野、(2)ジェンダー・セクシュアリティに関する分野、(3)障害に関する分野を軸として、学内の学修環境・生活環境の整備や、学生・教職員に対する啓発、学生の個別相談への対応などを行っていきます。

困りごとなどがありましたら、遠慮なく中央大学ダイバーシティセンターにご相談いただければと思います。また、こうした環境整備に一緒に取り組んでいただける皆さんとの出会いも楽しみにしております。 入学されましたらぜひお越しください。お待ちしております。