ボランティア

公認学生団体の活動

東日本大震災で被災された地域を継続的に支援する学生団体が、情報を共有しながら中央大学としての一体感を持って活動ができるよう、2012年4月に「被災地支援学生団体ネットワーク」を設立しました。ボランティアセンターでは、学生団体による現地での支援活動に対する経済的支援、講座や講演会、報告会などの学びの機会の提供等による支援をしています。
2017年4月からは、名称を「ボランティアセンター公認学生団体」と改め、被災地に限らず、多摩地域や都内等キャンパス周辺での活動を継続的に展開する団体も公認し、支援を継続しています。

「ボランティアセンター公認学生団体」の紹介

★面瀬学習支援(2012年3月~)

2011年3月の東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市面瀬地区の小学生を対象に、宿題指導や体験学習を行っています。「学校とも家庭とも違う、子どもたちのための第3の居場所をひらく」を活動の理念とし、未来の気仙沼の担い手としての子どもたちを育めるよう、その時々の子どもたちにあった活動を、春・夏・冬の長期休暇を利用して行っています。

★チーム防災(2015年8月~)

「防災活動を通じて、学び合い、活かしあい、自助・共助の力を高めあう」という理念のもと、メンバー同士・地域住民同士、互いにかかわりあい、防災についての知識や実践を通じ、高め合っていくことを目指しています。学んだ防災知識を活かして、防災を楽しく学ぶことのできるコンテンツを作成し、多摩地域の小学校・中学校等での防災授業やイベントの実施といった活動を行っています。

◎楽しくわかりやすく防災を学ぶオリジナル教材「防災百人一首」ダウンロードにて配布中!!

「防災百人一首」とは、災害のさまざまなケースに備え、注意し、行動する防災の知識と知恵を百人一首形式のかるたにまとめたものです。かるたはカラフルなイラスト入りの読み札にそれぞれ取り札を加えた、計30セット。読み札の文案は子どもたちにわかりやすいよう、「チーム防災」の学生たちが苦心して作り上げました。
「多くの子どもたちにゲームを楽しみながら防災に関する知識や興味をもってもらい、日頃から身近な生活に活用してもらいたい」というメンバーの思いから、作成しました。
制作にあたっては、日野市地域協働課が公募した、平成30年度日野市民活動支援補助金「若者チャレンジ部門」での助成金をもとに、有限会社ヒゲプロさんの素敵なデザインを加えていただき、開発・作成に至りました。
「防災百人一首」に関しまして、多くの方々からお問い合わせを頂き、ありがとうございました。多くの方々に使ってもらいたいとの思いがあるため、こちらのHPにて配布させていただきます。
 ダウンロードを希望される方は、下記の「申込フォーム」にご記入のうえ、登録をお願いいたします。こちらから自動返信されるメールにて、PDFのパスワードをお送りいたします。

★りこボラ!(2015年12月~)

「理系でもボランティアを日常に!」を理念として、文京区を中心に活動しています。理工学部のある後楽園キャンパスにはボランティアセンターがありませんが、ボランティアに興味のある理工学部生が、ボランティアを経験できるように、様々なボランティア活動の企画・運営に取り組んでいます。

★ふらっと真備(2018年7月~)

2018年の西日本豪雨災害で被災した岡山県倉敷市真備町を拠点に、多摩キャンパスの文系学部生と後楽園キャンパスの理工学部生の文理混合メンバーで活動を行っています。
「支え合いの真備を共に育む」という理念のもと、住民同士の人間関係、地域関係の2つの支え合いを住民の方との協力のうえ作り上げ、災害の前よりも強いコミュニティを創造することを目指し活動してきました。2022年には、真備の皆さんとのつながりをもとに、団体の活動内容を「水害の被害を伝え、今後の災害に備える」ことにシフトさせ、状況に合わせた活動を継続しています。

活動を収束した団体

★チームくまもと(2016年5月~2022年3月)

2016年4月に発生した熊本地震を機に発足。「人・地域・暮らしに焦点を当て、全体の中に個の居場所を作る」を理念とし、熊本県阿蘇郡西原村で訪問活動・コミュニティ支援に取り組みました。仮設団地・公営住宅訪問を主とした地域交流の環境づくり等、現地の方々に寄り添った形で自分たちになにができるのかを考え活動してきました。
活動記念誌はこちらから↓

★チーム女川(2015年4月~2022年3月)

2011年3月に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県牡鹿郡女川町でコミュニティ支援に取り組みました。「継続的に交流促進の場を設け、住民と共に支え合いの輪を築く」「住民の声に寄り添い、女川の今を発信する」を理念とし、現地訪問をはじめ、都内での物産展のお手伝い、大学祭では「さんまのすり身汁」の販売も行いました。
活動記念誌はこちらから↓

★はまぎくのつぼみ(2012年3月~2022年3月)

2011年3月に発生した東日本大震災を機に発足。「つながりの創造」「継続的支援」を理念に掲げ、岩手県宮古市での仮設住宅におけるコミュニティ支援、学童保育支援、田老地区でのフィールドワーク「学ぶ防災」、東京での物産展といった様々な活動に取り組みました。
活動記念誌はこちらから↓

★はまらいんや(2012年3月~2019年3月)

2011年3月に発生した東日本大震災を機に発足。「その「人」「地域」「暮らし」に焦点を当てた「人間主役のボランティアであること、そして住民の方の「今日を生ききる力になること」。「人」「地域」「暮らし」上記3点は、本当に人間らしく生きるために必要なことなのです。」を理念に掲げ、住民の方々の支えになれるようにと、宮城県気仙沼市鶴巻二区にて住宅訪問やイベント活動に取り組みました。

★チーム次元(2012年3月~2016年3月)

2011年3月に発生した東日本大震災を機に発足。「聞く・見る」「考える」「伝える」を理念とし、宮城県気仙沼市大島における漁業支援を主な活動とするとともに、気仙沼の現状や現地の方の声を伝えることに取り組みました。

★和みの輪(2012年3月~2014年3月)

2011年3月に発生した東日本大震災を機に発足。福島県相馬市にて、現地NPO法人が企画したイベントの運営・手伝いを通じて、コミュニティ支援に取り組みました。

※各団体の連絡先は、中央大学ボランティアセンターまでお問い合わせください。
TEL:042-674-3487
E-mail:chuo-volunteer-grp@g.chuo-u.ac.jp

ボランティアセンターでは、上記団体に所属している本学学部学生に対し、ボランティア活動における経済的支援を行っています。なお、活動補助費は、学員会(卒業生)をはじめ、各種助成金よりご支援いただいています。