広報・広聴活動

中央大学理工学部における最新の研究シーズを「FOOMA JAPAN 2019 国際食品工業展」に出展 --生鮮食品の鮮度維持に利用されている「オゾン水」生成コストを低減する技術を開発

2019年07月03日

 中央大学は、7月9日(火)から12日(金)まで、東京ビッグサイトで開催される「FOOMA JAPAN 2019国際食品工業展」において、理工学部における最新の研究シーズとして、生鮮食品の鮮度維持に利用されている「オゾン水」生成におけるコストを低減する技術「ベルト速度の周期逆転によるオゾンマイクロバッブル含有氷の連続製造」(精密機械工学科 松本 浩二研究室)を出展いたします。
 ブースでのポスターセッションに加え、7月9日(火)には口頭発表も実施いたしますので、ご取材いただければ幸甚です。ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。

出展内容

「ベルト速度の周期逆転によるオゾンマイクロバッブル含有氷の連続製造」
 中央大学理工学部精密機械工学科 教授 松本 浩二研究室
ポスターセッション:東京ビッグサイト西展示場1階アトリウム 「アカデミックプラザ」
口頭発表:7月9日(火)11:40〜12:10 東京ビッグサイト西展示棟1階 アトリウム 「アトリウムステージ」

 生鮮食品の鮮度保持を目的として、殺菌・脱臭作用があり、残存性も全く無いオゾンガスを溶解させた水から生成された「オゾン氷」が注目されています。しかし,従来のオゾン氷製造技術では、耐圧容器が必要となるためコストが高くなってしまいます。
 そこで本研究グループでは,オゾンガスをマイクロバブル(MBs) 化して注入した水を凍結させることにより、オゾン MBs 含有氷を生成する方法を考案、それをもとに冷却板の周りにステンレス製ベルトを設け、ベルトの回転に伴い効率的にオゾンMBs 含有氷を連続製造し、同時に熱や外力を使用しないで氷を回収できる連続製氷システムを開発しました。

出展・発表者略歴

中央大学理工学部精密機械工学科 教授 松本 浩二

1991年 東京工業大学大学院理工学研究科博士課程単位取得満期退学、1990年~1993年 青山学院大学理工学部助手、1993年~1998年 宮崎大学工学部助教授、1994年~1995年 国立都城高等専門学校非常勤講師、1998年 宮崎大学工学部非常勤講師、2008年~2011年 青山学院大学大学院理工学研究科・非常勤講師、1998年~現在 中央大学理工学部教授
 

「FOOMA JAPAN 2019 国際食品工業展」開催概要

日 時:2019年7月9日(火)~12日(金)10:00~17:00
会 場:東京ビッグサイト西展示棟1〜4ホール・アトリウム/南展示棟1〜4ホール (東京都江東区有明3-11-1)
テーマ:食の技術のニッポン力(りょく)。
主 催:一般社団法人 日本食品機械工業会
後 援:経済産業省、農林水産省、厚生労働省、東京都、日本貿易振興機構

<本件に関するお問い合わせ>
 中央大学研究支援室
  TEL:03-3817-1600
  Email:k-shien@tamajs.chuo-u.ac.jp

<取材に関するお問い合わせ>
 中央大学広報室
  TEL:042-674-2050
  Email:kk@tamajs.chuo-u.ac.jp