GO GLOBAL

ご挨拶

實地應用ノ「素」ヲ養フ  新時代を拓く白門の伝統と実績
~Go Global! Toward the Future!~

学長 河合 久

中央大学は、「實地應用ノ素ヲ養フ」という建学の精神のもとに、白門を象徴とする伝統と実績を築き、社会を支え、時代を拓く人材を輩出してきました。Society5.0とも称される新時代の社会では、リテラシーに加えて、蓄えた知識と技能を活かし、未知の課題であっても創造的かつ自発的に取り組む姿勢を持つことが大切です。

本学では、グローバル戦略を最重要課題の一つとして位置づけ、グローバル・コンピテンシーの養成とグローバル・プロフェッショナルの育成をテーマとして全学的に取り組んできました。ダイバーシティ&インクルージョンの推進をはじめ、SDGsの実現に共に挑戦する人々・組織・社会との連携を深めるとともに、創造的なマインドセットを醸成するアントレプレナーシップ教育の全学的展開を進めています。そのための施策として、国外に留学する学生への学費減免・奨学金支援体制を整え、また海外からの優秀な学生を受け入れるため、国際連携校制度等による留学生の受け入れを開始いたしました。現在ある4つの海外拠点(ハワイ、バンコク、上海、ハノイ)のそれぞれの特性を生かし、交換留学、短期留学プログラムの実施を促進、さらには、海外の大学や国際機関との連携をこれまで以上に進め、本学の国際的ブランド力の向上を目指し、総合学園としてのグローバル力の向上にも積極的に取り組みます。

また、本学では世界基準での大学の発展を目指しハード・ソフト両面での整備を進めて参りました。世界基準の教育研究を推進するため、2019年に「国際経営学部」と「国際情報学部」を開設、多摩キャンパスには2020年にグローバル館・国際教育寮を、2021年にFOREST GATEWAY CHUOを開設しました。

2023年4月の法学部の茗荷谷キャンパス移転により、文系・理系の域を超えグローバルな視点で学ぶ文理横断型の共同科目を開講し、学際的な共通教育を行うFLP(ファカルティリンケージ・プログラム)とともにSTEAM教育、リベラルアーツ教育を推進し、拡充していきます。

これらの取り組みで、学生の皆さんが常に世界とともに学び、相互に成長しながら社会に応用する力を養ってほしいと思います。これからも、本学の豊富な人的、物的リソースを地域やさまざまなコミュニティに開放し、社会との交流も積極的に図る所存です。確かな未来につながる学びの実現に向けて、私たちは「さらに開かれた中央大学」をめざします。