スポーツ振興

11名の白門オリンピアンが集結 ~第33回中央大学ホームカミングデー 「白門オリンピアンの集い」開催~

2024年10月27日、第33回中央大学ホームカミングデー「白門オリンピアンの集い」が開催されました。ホームカミングデーとは本学卒業生(学員)に「母校の今」を感じてもらうための祭典であり、様々なイベントを通じて学員同士の交流の場になっています。

 

白門オリンピアンの集いは、この夏に行われた、パリオリンピックに日本代表として出場した本学出身アスリートを迎えて、その活躍を称えるとともに、「最高のパフォーマンスを発揮する心理的要素」と題して、パネルディスカッションを行い、トップアスリートとしての体験から得た知見を聞きました。

 

今回のパリオリンピック・パラリンピックには本学関係者としては、現役学生2名、卒業生15名の計17名の選手が出場しました。当日はそのうち11名の選手と、選手を支える監督・コーチ3名の方も参加されました。

 

【参加オリンピアン】

永野雄大(ながの ゆうだい)選手 2021年法学部卒業(現所属:NEXUS FENCING CLUB)

(フェンシング男子フルーレ団体出場:金メダル獲得)

 

古俣  聖(こまた あきら)選手 2020年法学部卒業(現所属:本間組)

(フェンシング男子エペ団体出場:銀メダル獲得)

 

江村美咲(えむら みさき)選手 2021年法学部卒業(現所属:立飛ホールディングス) 

(フェンシング女子サーブル団体出場:銅メダル獲得)

 

上野優佳(うえの ゆうか)選手 2024年法学部卒業(現所属:エア・ウォーター)

(フェンシング女子フルーレ団体出場:銅メダル獲得)

 

飯塚翔太(いいづか しょうた)選手 2014年法学部卒業(現所属:ミズノ)

(陸上競技、男子200m出場)

 

五島莉乃(ごしま りの)選手 2020年経済学部卒業(現所属:資生堂)

(陸上競技、女子10000m出場) 

 

岡澤セオン(おかざわ せおん)選手 2018年法学部卒業(現所属:INSPA)

(ボクシング男子 ライトミドル級(71㎏)出場)

 

杉岡尚樹(すぎおか なおき)選手 2017年商学部卒業(現所属:トヨタ車体)

(ハンドボール男子出場)

 

部井久アダム勇樹(べいぐ あだむ ゆうき)選手 2022年法学部卒業(現所属:ZEEKSTAR TOKYO)

(ハンドボール男子出場)

 

宮浦真之(みやうら まさゆき)選手 2019年文学部卒業(現所属:NTT東日本)

(ローイング男子軽量級ダブルスカル出場)

 

西本拳太(にしもと けんた)選手 2017年法学部卒業(現所属:ジェイテクトstingers)

(バドミントン男子シングルス出場)

 

【参加監督・コーチ】

パラ水泳 上垣 匠(うえがき たくみ)監督 1997年経済学部卒業(現所属:一般社団法人日本パラ水泳連盟)

 

カヌー競技 木立 彰(きだち あきら)コーチ 1992年文学部卒業(現所属:A‘GROVE)

 

陸上競技 豊田裕浩(とよだ やすひろ)コーチ 1996年法学部卒業(現所属:中央大学)

 

【パネルディスカッション・コーディネーター】

渡辺岳夫(わたなべ たけお)商学部教授

【メダル披露】

パリ五輪では本学関係者が、フェンシング競技で4つのメダルを獲得しました。

金メダルの永野選手、銀メダルの古俣選手、銅メダルの江村選手と上野選手がそれぞれ獲得したメダルを聴衆に掲げ大きな拍手を受け、パリの地の表彰台でメダルを首にかけた瞬間の感想などを語りました。

また、最後にスペシャルゲストとして、江村美咲選手のお父様である江村宏二(えむら こうじ)氏が登壇されました。

江村宏二さんは、ご本人も本学卒業で1988年ソウル五輪のフェンシング日本代表であり、その後もフェンシング日本代表チームのコーチや監督も務められました。日本フェンシングの躍進について感想を聞かれた江村さんは、フェンシング協会としては、地道な強化の努力が今回のメダルにつながっていると安堵を述べられました。

西本拳太選手(バドミントン男子シングルス出場)(写真提供:中大広報室)

【白門オリンピアンによるパネルディスカッション】

 

本学バスケットボール部の部会長でもあり、商学部でスポーツビジネスマネジメントの授業を持つ渡辺岳夫教授をコーディネーターとして、「最高のパフォーマンスを発揮する心理的要素」をテーマにパネルディスカッションが行われました。

 

競技・試合に臨むうえで、緊張するのかしないのか?またその原因をどうとらえ対処するのか?などの問いかけに、日本の代表として世界で戦うトップアスリートとして、各選手が回答をしました。

 

 

 

宮浦真之選手(ローイング男子軽量級ダブルスカル出場)(写真提供:中大コープスタジオ)

各選手からは、「結果はすべて練習につながっているととらえ、その対処方法を又考えれば良い」、「試合に臨むように練習し、練習するつもりで試合に臨む」、緊張への対処方法として「日頃から嫌なことが起こってもポジティブに思考をチェンジする癖をつける」「気にしないことが大事(鈍感力)」、「ルーティンはできないと逆に気になるのでルーティンは持たない」、「ルーティンはシンプルに靴を左から履くだけ」、「いつも同じチームメイトの横に座る」、「緊張して実力が出せなかったというコメントは相手に失礼と思うから(俺は)緊張しない(笑)」など様々な意見が出て、自分を客観視するマインドや、それぞれの対処方法が開陳されました。

また、オリンピアン同士でも、個人競技と集団競技でのマインド持ち方の違いや緊張に対する対処方法への質問が出るなど、先輩後輩の家族的な和やかなやり取りの中に、五輪出場を果たした安堵感や充実感がありました。

日本代表として世界の舞台で戦ってきた「白門オリンピアン」の生の言葉を聞ける貴重な機会となりました。

 

最後は、会場全員が起立し、中央大学応援歌をBGMに大きな拍手のもと選手たちを見送り閉会となりました。

 

今後も、さらなる高みを目指し、前進する白門オリンピアンにご声援をお願いいたします。

One Chuo
想いは ひとつ。

 

【関連リンク】

パリオリンピック・パラリンピック報告会を開催

パリオリンピック2024での中央大学在学生・卒業生の活躍について

パリオリンピック・パラリンピック日本代表に本学関係者17名が決定