女子卓球部

女子卓球部 春季関東学生卓球リーグ戦 対専大

2015年05月18日

5月17日 所沢市民体育館

中大は4位、山本が個人賞を2受賞!


▲専大と戦う山本怜(文2)

 大会5日目の最終日は、春リーグ5勝1敗で暫定2位の専大と対戦した。「昨日2敗したので、雰囲気を変えたかった」(大場監督)と、下級生中心のオーダーで挑んだ。専大に勝つことは出来ずに、4勝3敗の4位でリーグ戦を終えた。山本怜(文2)は、シングルス7戦全勝の活躍で、敢闘賞と優秀選手賞を受賞した。

 トップを任されたのは、カットマンである吉良あすか(文2)だ。吉良はリーグ戦初出場となった。第1セットから、カットからのドライブ攻撃を仕掛けるもリードできない試合展開でストレート負けとなった。2番手は山本で、相手は強豪の鈴木と対戦する。1、2セットは余裕でとる。3セット目はミスが目立ち、このセットを落とすも、4セット目は相手に競り勝ち、山本は7勝目をあげた。3番手は山本と同様、6連勝中の三浦由美子(文3)・口田実奈(経3)組が対戦する。「自分たちのペースに持ち込めなかった」(三浦)と、全セット相手主導の試合展開となり、ストレート負けとなってしまった。「全部勝ちたかった」(口田)と負けてしまった悔しさを語るも、「調子が良くて実力以上のプレーができた」(三浦・口田)とペアにとって収穫のあったリーグ戦となった。続く4番手は美濃口千夏(文1)がカットマンの庄司と対戦した。1セット目から、美濃口はミスがない正確な返球をし、相手のミスを誘いセットをとる。2セット目からはミスが増え始めめ、また相手も美濃口に対応し始め、そのまま3セットをとられてしまった。


▲初出場の美濃口千夏(法1)・秋田佳奈子(文1)組

 1-3で後が無くなった中大の5番のダブルスとして任されたのは、美濃口・秋田佳奈子(文1)組だ。この2人は高校が同じで、「中学からペアを組んでいる」(秋田)と経験豊富なペアである。今年の1月に行われた全日本卓球選手権でも、山本・明神佑実(文2)とダブルスで対戦した。試合は互いにセットを取り合い、フルセットとなった。第5セット、7-8で負けている状態で相手チームがタイムを要求した。そこから4ポイント連続得点で美濃口・秋田組は勝利した。「二人で冷静に話し合って間を取れてよかった」(美濃口)「いい流れで試合ができた」(秋田)と試合を振り返った。

 続いて登場したのが秋田。最初は相手ペースで7連続得点を許してしまう。そこから秋田へ試合の流れが動くことなく、ストレート負けを喫した。2-4で中大は負け、昨年秋リーグ同様の4位で大会を終えた。

 閉会式では、個人賞の発表があり、山本が優秀選手賞と敢闘賞を受賞した。優秀選手賞は、勝ち数が多い選手に贈る賞で、春リーグは山本を含む3人が受賞した。敢闘賞は全体から印象に残った選手1名に贈られる。山本は、小道野(早大)や鈴木(専大)ら強豪に勝ってのシングルス7戦全勝などが評価されて選ばれた。山本は「シングルスはどれもいい試合ができた」と振り返った。

 今大会の1位から3位は6勝1敗で、全試合終了後に勝率計算をして順位が決定するほどの熱戦となった。「中大も(上位争いに)入りたかった」(大場監督)と悔しさが残る大会となった。だが、1年生の秋田と美濃口の活躍や、全勝した山本など、下級生の奮闘に「これからが本当に楽しみ」と監督は語った。若いチームがインカレ団体戦、秋リーグでどこまで成長するか、期待がかかる。

◆試合結果中大2-4専大○ 1吉良     0-3中島 2山本     3-1鈴木 3三浦・口田組 0-3安藤・鈴木組 4美濃口    1-3庄司 5美濃口・秋田組3-2堀・中島組 6秋田     3-0安藤

◆大会結果中大 敢闘賞・優秀選手賞=山本


▲閉会式後の山本