女子卓球部

女子卓球部 天皇杯皇后杯全日本卓球選手権大会5日目

2015年01月23日

1月16日 東京体育館

山本ベスト16で、見事ランク入り!

 5日目はシングルス5、6回戦が行われた。今日から会場のコートが24台から8台になり、緊張感があるなかの試合となった。5回戦に出場したのは、昨日4回戦で昨年準優勝者に勝った山本怜(文1)だ。対戦相手は浜本(JOCエリートアカデミー/大原学園)。山本は浜本から繰り出される数種類のサーブの対応に苦戦をする。浜本はサーブで流れを作り3セット先取する。後がない第4セット、山本は「切り替えてやらないとと気づいて挽回した」と、気持ちを切り替え11-7でこのセットをとる。5セット目も山本が取り、山本に流れがきて迎えた第6セットにもう一度山場が訪れる。8-10で相手がマッチポイントとなり後が無くなったが、見事4連続ポイントし12-10でセットを取り、セットカウント3-3で浜本に追いついた。最終セットも、浜本のサーブにしっかり対応し、11-7で崖っぷちからの逆転勝利を収めた。

 続く6回戦はカットマンの石垣(日本生命)と対戦する。「相手は実業団なので精神的に向かっていける」(山本)と試合に挑んだ。1セット目から攻めるものの6-11でセットを落とす。第2セットは要所で得点を決め12-10で山本がセットを取り、第3セットも続けて取った。セットカウント2-1で山本が優勢の中、第4セットをむかえる。第4セットは山本の攻めにミスが出てくる。6-8の中、タイムアウトをとり気持ちを切り替えると、9-9まで追いつく。しかしその後、石垣が2得点をして9-11でセットを終える。第5セットは序盤から点差を離され0-6になるが。ここから粘りをみせ7-7まで追いつく。しかし山本のドライブミスが続き9-11でこのセットもとられる。セットカウント2-3で後がない状態での第6セット。お互いリードを許さない展開となるが、9-11で石垣が勝利した。山本は6回戦敗退となった。「攻めていけたので、今までの試合で一番良かった。攻めは良かったけど自滅が多かった」(山本)と、完全な実力差で負けた試合では無かった。攻撃の手応えや「カットマンへの自信を(無くしていたが)取り戻せた」(山本)と、収穫の多い試合となった。山本はランク入り(ベスト16)を果たし、今大会を終えた。ベスト16にランク入りすることで、来年の本大会スーパーシードの権利を勝ち取った。

 今日で中大の選手は全試合を終えた。印象に残るのはやはり山本の大躍進だ。山本を筆頭に、2015年の女子卓球部の活躍に期待がかかる良いスタートを切れた。

◆試合結果
【シングルス5回戦】
○山本4-3浜本(JOCエリートアカデミー/大原学園)●

【シングルス6回戦】
●山本2-4石垣(日本生命)○

◆大会結果
【シングルス】
○ベスト16=山本