女子卓球部　春季関東学生卓球リーグ戦対大正大

　春季リーグ戦最終日は大正大との試合。昨年度の秋季リーグでは敗れた相手だが、入れ替え戦を阻止するには勝たねばならない相手だ。チームでも気合を入れ直し臨んだ最終戦。「実力通りの試合ができた」（大場監督）と、４－０で勝利した。

　負けられない戦いの１番手は期待の声が高い山本怜（文１）。１セット目から試合をリードする。点差をつけて第１セットを取ると、第２セットは前半リード許すも追いつき、粘り勝ちした。第３セットもそのまま押し込み、ペースを崩さずストレート勝ちする。
　２番手三浦由美子(文２)は姜赫との対戦。強敵との試合になったが、「のびのびと自分のプレーができた」（三浦）と、落ち着いたプレーを見せる。第１セットを競った末12－10で先取すると、勢いに乗った第２セットも11－６で追随を許さない。しかし姜も意地を見せる。第３セットの前半で姜にリードを取られ、一度は追いつくもここは落としてしまう。双方に疲れが見えた４セット目。ゲームは三浦のリードから始まり、最後まで集中力を切らさなかった。今日一番のガッツポーズとともに３－１で相手を下した。これには大場監督も絶賛。三浦の力が引き出された試合だった。
　波に乗った中大。ダブルスの多田光希（商４）・明神佑実（文１）組は安定した攻撃で点数を重ねていく。２セット目を落としたものの、第３セットも確実なサーブ、レシーブで決めていく。第４セットを気合で逃げ切り、中大は大手をかける。
　４番手明神は１セット目から隙を与えないプレー。着実に点を決めていく。２－０で迎えた第３セット。相手の粘りで12－11から競り合いが続く。それでも明神が一歩先に出た。17－15で勝利すると、中大は早々に大正大にストレート勝ちとなった。

　これを受け、中大はリーグ６位。入れ替え戦は回避したものの、水谷茉央（文４）主将は「勝てる試合もまだあった。結果は悔しい思いがある」とチームの実力が出し切れなかったのを惜しんだ。
　次にチームの力を試すのはインカレ団体戦だ。この結果を糧にどれだけ前進できるか。新体制の中大チームに期待だ。