国際水環境理工学人材育成プログラム

国際水環境理工学人材育成プログラム 留学生 「茶道体験」について

2014年10月08日

小さな茶室から大きな国際交流の輪が生まれました

秋の気配も感じられる9月22日17時から、中央大学高等学校茶室において留学生を対象に日本文化を体験してもらおうと、同校茶道部の協力のもと、「お茶会」を開催しました。
参加したのは大学院理工学研究科都市環境学専攻の国際水環境理工学人材育成プログラムとして受け入れた中国、韓国、ベトナムなどからの留学生18名で、来日後、半年間の日本語学習を経て、現在は大学院にて水環境や水処理の研究を行っています。
 
華やかな浴衣を着た中大高校茶道部の生徒より茶室に導かれると、その静かな雰囲気と畳のにおいに留学生も少し緊張気味。床の間の「一期一会」の掛け軸やお茶の作法などについて日本語と英語による説明があると、留学生も興味津津。慣れない正座に苦労しながらも、飲み方の手順を丁寧に確認しながら楽しくお茶をいただきました。
また、別室では、実際に茶筅でお茶を立てる体験もしました。自分でやってみるとなかなか泡立たず、「難しい」と苦笑い。茶道部の学生に手ほどきを受けながら茶道の礼儀や作り方、また高校生活などについても話をしていました。

中国からの留学生 凌国明さんは「お茶室が素敵で、お茶室に入ったらお茶を飲みたくなった。日本の茶道では正座をしてお茶を飲むのは、痛みを感じながら出会う人とお互いに大切にすることであると思います。」との感想。

韓国からの留学生 チョイ・ミジさんは、「毎日、自動販売機で買って飲んだお茶とは味が全然違ってびっくりしました。とても美味しかったです。いつも研究室の中で研究していますので大変ですが、このprogramのおかげで日本の文化も学び、新しい経験も出来て本当に楽しかったです。」と、初めての茶道体験を満喫した様子。

中大高校茶道部顧問の越智先生からは「またこれを機会に研究の合間にでも、是非また茶室に遊びに来てください」との温かいお言葉もいただくことができ、今後の国際交流イベントにもつながりそうです。