国際水環境理工学人材育成プログラム

「外濠再生」に挑む II 国際水環境理工学人材育成プログラム履修生の研究に期待

2014年05月30日

2014年5月30日、アルカディア市ヶ谷私学会館にて開催された「外濠再生構想シンポジウム」 (主催:一般社団法人 日本プロジェクト産業協会他)で、国際水環境理工学人材育成プログラム(以下「プログラム」)の履修生2名が、プログラム内通称「外濠研究チーム」5名(日本、中国、ベトナムの学生で構成)を代表し、外濠の水質悪化の原因と深刻度に関する研究報告を行いました。
 
今回のシンポジウムには、外濠周辺に所在し、土木や建築の強みをもち「外濠再生構想」推進活動に関わる4つ大学(東京理科大学、法政大学、中央大学、東京都市大学)の学生が集まり、これまで1年間の研究の成果を発表しました。推進活動は、本学が「外濠の水質浄化」、法政大学と東京都市大学、東京理科大学が「外濠地区の都市整備」を担当しています。
 
今回のシンポジウムでは、関連3大学から、外濠の歴史や関連法制度、外濠の景観や機能価値、外濠の未来デザイン、事業化と資金化等について報告が行われました。その際、「自分たちの研究は、外濠の水が確実にきれいになるという想定の下でデザインしたまちづくりであり、事業化・資金化構想である。キーを握るのは中央大学で、外濠チームに多いに期待したい」とエールが送られました。
 
「外濠研究チーム」5名は、今後、具体的対策を検討するための詳細観測の実施、モデル実験に取り組む予定です。