国際水環境理工学人材育成プログラム

第十回教育研究ネットワーク会合を開催

2013年04月25日

2013年4月25日、中央大学理工学部において、国際水環境理工学人材育成プログラム第十回教育研究ネットワーク会合が開催されました。会合には、産学官の関係者51名が参加しました。

今回会合のテーマは、(1)2012年度冬期インターンシップの報告、(2)2013年度入学留学生の近況報告、(3)2014年度入学「外国人留学生大学推薦特別入学試験」の応募状況、(4)「中央大学第1回水環境に関する国際シンポジウム」開催報告等でした。

最初に、「国際水環境理工学副専攻」履修留学生(博士課程前期課程2年)12名より、「2012年度冬期インターンシップに関する報告が行われました。今期は、半数が行政機関、半数が民間企業の協力の下、インターンシップを行いました。近年、水環境に関する災害が多いことから、監理部門で危機管理について学んだ者が多かったことが今期インターンシップの特徴です。
会合では、履修者の報告に対し、教員及び教育研究ネットワーク参加企業等から科学者、技術者としての姿勢など厳しい指導・助言が行われました。

続いて「国際水環境学コース」履修留学生(博士課程前期課程1年)8名が近況報告を行いました。8名のうち7名が留学生ですが、7名は、夏期インターンシップを楽しみに、専門だけでなく、日本文化についても関心をもって学んでいることを報告しました。

第三番目のテーマである2014年度入学「外国人留学生大学推薦特別入学試験」に関し、本プログラムの総括コーディネーターである理工学部大平一典特任教授が、中国、韓国、ベトナムの3カ国から合計13名の応募があったこと、5月に現地にて試験を行うことを紹介しました。

続けて、大平特任教授は、3月22日、「世界水の日」に本学の後楽園キャンパスで開催した「中央大学第1回水環境に関する国際シンポジウム」の概要について触れるとともに、こうした活動を通じ、プログラムの認知度が徐々に高まりつつあることを紹介しました。

最後に、本プログラムの取組実施責任者である理工学部山田正教授が挨拶に立ち、博士課程後期課程の学生や10月に来日する研究生、来年度博士課程前期課程への進学を希望する学生等を含め、50人規模が実践的に水環境について学ぶ状況ができつつあり、これは教育研究ネットワーク参加企業等を初め多くの方の支援なくして実現できるものではなく心から感謝したいと述べました。