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1年生から始める就職対策

最近の就職面接においては、内定が得られやすい人は得られやすく、得られにくい人は得られにくいという二極化が進行しています。以下では、内定が得られやすい人と得られにくい人との本質的な差異がどこにあるかを解説します。
重要なのは、内定が得られやすい人は、大学入学直後から相応の努力をしているという事実です。
大学は、就職対策のために存在するわけではありません。にもかかわらず、大学生活は就職活動の成否とその後の人生を大きく左右します。その意味では、就職対策は1年生から始まっているとも言えます。
逆に言えば、予めポイントを意識することによって、勉学についてもそれ以外についても楽しく大学生活を送りつつ、無理なく就職対策を進められるのです。
もしあなたが4年生以上でも、いまさらそのような話を聞いても遅い、と嘆かないでください。以下の文章を熟読して自分の弱点を認識し、しっかりと準備したうえで就職面接に臨めば良いわけですから。知らないよりは、知っていたほうが良いに決まっています。

就職面接に必要なコンピテンシー

下表[拡大 (576KB)]は、学部生と院生について有名企業の内定を得られた人々(例えばロールモデル[OB/OGの事例]参照)および得られなかった人々からいろいろな形で情報を収集し、面接時の質問への臨機応変な回答を可能にするコンピテンシー各項目のレベルを調査した結果です。(表は、状況が変化すれば随時更新します。)

コンピテンシーとは、先天的な性格にかかわらず後天的に増強可能な行動特性であり、社会で活躍している高業績者に共通して見られる思考、態度、行動などの傾向ないし特徴を整理してキーワード化したものです(「コンピテンシー定義一覧」参照)。中央大学は、本学の学生に求められるコンピテンシーの6大項目および28小項目を科学的に精査して定義し、各項目につきレベル0~4の評価基準を設けています。なお、理工学部・研究科においては、さらに大項目「専門性」を定義しています。

就職面接におけるほとんどの質問(表の左端)は、本質的には
【タイプA】研究課題(ゼミ・卒業論文等)または興味ある科目
【タイプB】授業に関する勉学以外に力を注いだこと(例えばスポーツ・文化サークル活動等)
【タイプC】志望理由(取り組みたい分野)
【タイプD】自己PR
に帰着できます。

一見したところこれらのタイプには属さないと思える質問であっても、例えば「なぜ○○大学に入学したのですか」という質問は、本質的にはタイプA(場合によってはタイプB)に帰着できますし、別の例として、「尊敬する人は誰ですか」は本質的にはタイプBに帰着できます。また、例えば「あなたの短所は何ですか」は、実はあなたをマイナス査定するための質問ではなく、あなたに固有のエピソードの中で、短所や失敗経験がいかに人間的成長につながっているかを語ってもらうための質問であり、本質的にはタイプDに帰着できます。(自己分析できる人は、「問題解決力」や「自己実現力」が高いと考えられます。)一般に、面接担当者による質問は、タイプA~Dを行ったり来たりしながら推移します。

さて、この表から、いくつかのポイントがわかります。

自己PRは、実は難度が高い

自己PRをオマケ程度に考え、なおざりにする人は多いのですが、表の右端「回答難度(平均)」からわかるように、実は自己PRに必要なコンピテンシーのレベルは高いのです。逆に言えば、自己PRをなおざりにする人は内定を得られにくいだろうな、ということもわかると思います。

対策については後述しますが、まずは自己PRの重要性を認識してください。

全体を通して重要なのは、感動を原動力として、新しい何かを発想し、関心事を探求すること

表を参照すると、コンピテンシー「創造力」のうち特に「発想する力」「感動する力」(グリーン色)および「探求する意欲」(グレイ色)については、高いレベルが必要であるとわかります。これらの「必要レベル(最小上界)」は、次のとおりです。

・これからの社会に示唆を与え貢献するような、独自のアイディアを生み出す(「発想する力」の最高レベル4)

・すぐれた芸術や技術、あるいは、斬新なアイディアに接して強い印象を受け、積極的に新たな取り組みの原動力とする(「感動する力」の最高レベル4)

・常に、自分の専門内外に関わらず幅広い知的好奇心を持ち、新たな知識を意欲的に取り入れようと積極的に行動する(「探求する意欲」の最高レベル4)

中央大学のカリキュラムはゼミ・卒業論文等を通じて卒業時までにこれらの項目を最低でもレベル3まで引き上げ、さらに大学院で最高レベル4まで引き上げることを想定していますので、一般論として、あるタイプの学部生が有名企業の内定を得るためには、特に「発想する力」「感動する力」「探求する意欲」を何らかの方法で補強しておかなければなりません。(最初からカリキュラムを就職対策教育に最適化すべきという短絡的な意見もありますが、そもそも大学とは高度な研究を行う学術の場であり、皆さんの先輩方が理想的な就職を成し得てきたのはその副産物であるという事実を忘れないでください。高度な研究なくして高度な教育はあり得ないのです。)

一方、概して院生のほうが内定を得やすいのは、院生は研究活動を通じて最高レベル4に達している場合が多いからです。

なお、理系の場合は情動に左右されない人のほうが知性が高いように誤解されがちですが、革新的な発見や発明は常に、情動豊かなモチベーションに支えられているという事実に注意してください。何にも感動しない、と自覚している人は、大学生活において「好きこそ物の上手なれ」の「好き」を見つける不断の試みが大切です。

次に重要なのは、相手の言葉をよく聴き、自分も何かを提案し、必要に応じて議論できること

表を参照すると、コンピテンシー「コミュニケーション力」のうち特に「傾聴力」(グリーン色)および「提案力」「議論力」(グレイ色)については、やや高いレベルが必要であるとわかります。これらの「必要レベル(最小上界)」は、次のとおりです。

・相手の意図を十分理解し、自分と異なる見解が示されても耳を傾け尊重する(「傾聴力」の最高レベル4)

・適切な手順・手段を用いてわかりやすく説明したうえで、自分の意見を効果的に伝える(「提案力」のレベル3)

・議論の目標を設定し、それに合わせて、自分と異なる意見をもつ相手とも議論が展開できる(「議論力」のレベル3)

中央大学のカリキュラムはゼミ・卒業論文等を通じて卒業時までにこれらの項目を最低でもレベル3まで引き上げ、さらに大学院で最高レベル4まで引き上げることを想定していますので、一般論として、あるタイプの学部生が有名企業の内定を得るためには、特に「傾聴力」を何らかの方法で補強しておかなければなりません。

一方、概して院生のほうが就職活動に有利なのは、院生は研究活動を通じて最高レベル4に達している場合が多いからです。

何らかの方法で、とは言いましたが、あらためて考えますと、普段から講義を真剣に聴きポイントを押さえてノートに要領良く記し確実に試験に通るという勉学スタイルを徹底すれば、「傾聴力」は速やかに最高レベル4に達するはずですね。

もし「傾聴力」を補強しておきませんと、たとえ他のコンピテンシー項目のレベルが高くとも、面接担当者による質問の意図が理解できず、見当違いの返答をしてしまうでしょう。例えば、既にタイプBの質問に対し趣味を答えたにもかかわらず、再び「あなたは何を得意としますか」と質問されたとしたら、それは趣味を再確認されているわけではなく、自己PRを促されていると理解すべきです。しばしば「趣味の話に花が咲いて、面接の感触が良かった」と喜んでいたのに後日不合格となる人がいますが、面接担当者も大人ですから、当り障りなく対応する場合もあるわけです。

志望理由(取り組みたい分野)を答えるときに特に重要なこと

表を参照すると、志望理由(取り組みたい分野)を答えるときには、コンピテンシー「問題解決力」(ブラック色)全般について最高レベル4が必要であるとわかります。もしレベルが低いと、いわゆる自己分析や企業研究が進まず、あなたの希望・現状と企業の希望・現状とがマッチしません。また、特に「課題発見」(グリーン色)と「論理的思考」(グレイ色)は全体を通して重要であることもわかります。

・現状と目標を把握し、その間にあるギャップの中から、解決すべき課題を見つけ出し優先順位付けができる(「課題発見」の最高レベル4)

・複雑な事象を整理し構造化することにより、自分の意見や手順を論理的に展開できる(「論理的思考」のレベル3)

中央大学のカリキュラムはゼミ・卒業論文等を通じて卒業時までに「問題解決力」項目を最低でもレベル3まで引き上げ、さらに大学院で最高レベル4まで引き上げることを想定していますので、一般論として、あるタイプの学部生が有名企業の内定を得るためには、特に「課題発見」を何らかの方法で補強しておかなければなりません。

一方、概して院生のほうが就職活動に有利なのは、院生は研究活動を通じて最高レベル4に達している場合が多いからです。

例えば、早期すなわち2年生夏頃からインターンシップに参加するなどにより、計画的に「問題解決力」全般が増強できます。また、学科・専攻によっては計画的にコンピテンシーを育成するためのプロジェクト授業(例えば、情報工学科2~4年生「画像・映像コンテンツ演習1~4」など)が設置されていますので、それらを積極的に活用すると良いでしょう。

なお、以上は、あなたが志望理由等を質問されたときに、高い「問題解決力」をもっている、と主張すべきであると勧めているわけではなく、「問題解決力」が低ければ志望理由等を的確に答えられないという意味です。間違っても「御社を志望する理由は、私の問題解決力が高いと思うからです」などと答えないように、注意してください。

自己PRのときに特に重要なこと

表を参照すると、自己PRのときには、コンピテンシー「組織的行動能力」(ブラック色)全般について高いレベルが必要であるとわかります。

中央大学のカリキュラムは、演習やゼミ・卒業論文等を通じて卒業時までに「組織的行動能力」全般を最高レベル4まで引き上げることを想定していますので、学部生が就職活動を始める時機に間に合うはずです。ただし、あるタイプの学部生が有名企業の内定を得るためには、「組織的行動能力」全般を何らかの方法で補強しておくほうがよさそうです。

いわゆる体育会系部活の経験が就職活動に有利といわれる理由は、部活を通じて「組織的行動能力」が増強されるからです。授業に関する勉学以外に力を注いだことを質問され、部活をおこなっていたと述べた場合、もし相手がそう理解してくれれば、自ら「組織的行動能力」をアピールしなくとも自動的に内定が得られるでしょう。ただし、話はそのように都合よくはいかないのであって、最近は厳選採用の傾向がありますので、部活に言及したからといって「組織的行動能力」が高いと理解してもらえるとは限りません。むしろ、単に「部活をしていました」と答えて具体的事例を述べずに放置すると、「この人は、部活さえしていれば、あとはどうでもよいと考えているように思える」とみなされて、不合格となるでしょう。

効果的な例として、早期すなわち2年生夏頃からインターンシップに参加することにより、計画的に「組織的行動能力」全般が増強できます。また、学科・専攻によっては計画的にコンピテンシーを育成するためのプロジェクト授業が設置されていますので、それらを積極的に活用すると良いでしょう。

インターンシップやプロジェクト授業に参加しても、何も変わらないのではないか、と思う人がいるかもしれません。しかし、次の例を考えてみてください。例えばタイプBの質問「授業に関する勉学以外に力を注いだこと」に対し、もしあなたが「自宅でPCを組み立てるのが趣味です」と答えたとすると、相手は、あなたの「組織的行動能力」が低いと感じるでしょう。対照的に、もし「学費を稼ぐため、何人かの友人と協同でPCを組み立て、売り切りで販売した経験があります」などと答えたとすると、相手は、あなたの「組織的行動能力」が高いと感じるでしょう。インターンシップやプロジェクト授業に参加すると、そのような企業が評価する視点に自ずと気付く、という意味です。

このように、自己PRに際しては、あなたに固有のエピソードを語りつつ、「組織的行動能力」の高さが確実に相手に伝わるように工夫を施さなければなりません。すなわち、

 1.大学生活において、実際に「組織的行動能力」を増強する

 2.就職面接時に確実に伝わるように工夫する(「コミュニケーション力」のうち、特に「記述力」「提案力」「議論力」がレベル3以上である)

の二段階が必要です。

「問題解決力」の重要性

コンピテンシー「問題解決力」が高い人は、あらゆる活動に際して、いわゆるPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act Cycle)と呼ばれる継続的改善を実践しています。継続的改善は大学に入学しなくとも実践できますが、ポイントは、大学における勉学と並行すれば、高度に知的な「課題発見」「課題分析」「論理的思考」「計画実行」「検証」が可能となる点にあります。

【女性限定】知性とコンピテンシーの組合せは、思わぬ副産物をもたらします。例えば、内定が得られやすい人は、就職活動を始めると間もなく、容姿がきりっと引き締まってきます。それは、仕事にふさわしい化粧や服装を、自ら論理的に思考して工夫できるようになるからです。

コンピテンシー「組織的行動能力」における両立

自己PRのときには、コンピテンシー「組織的行動能力」(ブラック色)全般について高いレベルが必要ですが、「重要度(平均)」を見ればわかるように、特に「主体性」「協働」「率先力」(グレイ色)は全体を通して重要です。

・物事に対して自分の意志・判断で責任を持って行動し、その行動に工夫・独自性がある(「主体性」の最高レベル4)

・チームで作業・行動するとき、共通の目標を達成するために、お互いの考えを尊重し、信頼関係を構築・維持するように自ら工夫して行動する(「協働」の最高レベル4)

・先に立って実践し、模範を示し、他を誘導できる(「率先力」のレベル3)

「組織の和を乱すなと言う人がいる一方、リーダーシップを取れと言う人もいて、いったいどちらにすべきかわからない」と悩む人がいますが、現実には両立が求められます。そして、そのためには、他者から収集した思考・行動のリスト中で最も有利(?)な一つを選ぶというような生き方をしていては行動する力を企業に示すことはできず、まずは主体性が必要です。

ところで、グループ討論などにおいてやみくもに目立とうとする人が不合格になる理由は、「率先力」以外のレベルが低いとみなされる点にあります。グループ討論では適切に発言して「協働」のレベルの高さをアピールしつつ、機会を伺い、必要なら「率先力」も発揮可能であることを一瞬でもアピールするのが定石です。もし「組織的行動能力」の5小項目を満遍なく増強していれば、場の雰囲気を良好に誘導していけますので、(グループ全員の、ではなく)あなたの内定の可能性が大幅に高まります。

自己PR時に特に重要なもう一つのこと

自己PRのときには、コンピテンシー「自己実現力」(ブラック色)全般についても高いレベルが必要ですが、「重要度(平均)」を見ればわかるように、特に「目標設定」「スケジュール管理」(グレイ色)および「達成志向」(グリーン色)は全体を通して重要です。

・自らを高めるための適切な目標を設定し、さらにそれを達成するための具体的かつ最適な指標を設定する(「目標設定」の最高レベル4)

・行動計画を立案し、突発的な事態にも対応できる(「スケジュール管理」のレベル3)

・普段から新しい目標を求め自分で目標を設定してそれを達成しようと努力し、失敗しても効果的な改善をおこなって諦めず繰り返し挑戦する(「達成志向」の最高レベル4)

面接時間に遅れるのが論外なのは、解説しなくてもわかると思います。問題なのは、だからといって、「私は時間を厳守します」とか「私には自己実現力があります」のように直接的に主張すれば、果たしてアピールになるだろうか、という点です。社会人にとって、例えば時間厳守は当然ですね。ですから、もし「私は時間を厳守します」と主張しますと、「この人はいままでしばしば授業に遅刻しており、ゆえに、これからは遅刻しません、とわざわざ宣言しているのだろう」と思われかねません。

ここに、再び「コミュニケーション力」が効いてきます。あなたの「自己実現力」の高さが確実に相手に伝わるためには、題材は何でもよいので、あなたに固有のエピソードを語る中で、「自己実現力」の高さのアピールを上手に織り込むと良いのです。

なお、企業によっては「自己実現力」は、「臨機応変」や「タフ」などの言葉で表わされる場合もあります。

情報収集し自分のものにする

全体を通して「知識獲得力」が必要であり、「重要度(平均)」を見ると、特に「情報収集力」(グレイ色)が重要であるとわかります。

・工夫して情報を入手し、精査したうえで、取捨選択して自分のものとしている(「情報収集力」のレベル3)

就職面接時に、志望企業について調べていない人は、たぶん内定が得られません。この人は同様に、大学の授業においても、与えられた課題を単にこなすだけであり、自らいろいろな情報を収集し自分のものとする習慣はないと考えられます。ということは、卒研もなおざりであるし、「創造力」も乏しいと考えられます。面接担当者に、直ちに見抜かれてしまうでしょう。

実は、当解説をここまで読み進めてきた人は、「情報収集力」を増強する意思のある人といえます。現在4年生以上であっても、遅くはありません。当解説から就職面接のポイントを吸収し、できる限りの準備をおこなって面接に臨めば、内定が得られる可能性は相応に高まるでしょう。何事も、知っているのと知らないのとでは、差があるのです。生涯勉強、生涯成長の考え方が大切です。

1年生からエピソード集め

内定が得られやすい人に共通するのは、とにかく、手持ちのエピソードが多いという事実です。

なるほど、よく考えればわかりますが、手持ちのエピソードが多いということは、大学生活においていろいろな経験を積んできたということであり、それはすなわち、意識しているか否かにかかわらず、コンピテンシー各項目を増強した機会の多さを意味します。その当然の結果として、いよいよ就職活動においても、面接担当者の質問をよく聴き、臨機応変に手持ちのエピソードを出しつつ、コンピテンシーの高さを魅力的に相手に伝えられるわけです。

対照的に、もし手持ちのエピソードが少なければ、例えば「私には、発想する力があります」というように表面的・形式的に答えたとしても「そうですか。それで?」となり、そこから話は進みませんし、相手には何も伝わりません。よく考えればわかりますが、このように答えてしまう行為自体が、「コミュニケーション力」「問題解決力」「創造力」の乏しさを露呈しているのです。

最後に、1年生から始められる就職対策をまとめます。

1.C‐compass上で、自分のコンピテンシーのレベルを半年ごとに確認する。

2.補うべきコンピテンシー項目は、授業や学内外の課外活動を通じて計画的に増強する。

3.大学生活のログをとる。すなわち、何か出来事とか行事を経験したら、そのつど画像1枚を添え て簡単な文章と共に記録する。その際、増強されたと思われるコンピテンシー項目を付記する。(この最後の部分が、単なる日記とは異なります。)

最初の二つを継続すればコンピテンシー各項目は徐々に増強できますし、また、いよいよ就職活動の際には、三つ目のログを整理しつつ大学生活を振り返ることにより、就職面接時の質問に対して、どのエピソードを用いてどのコンピテンシー項目の高さを相手に伝えるか、予めイメージトレーニングができるでしょう。

それでは、皆さんが充実した大学生活を送り、数年後の就職活動に楽しく取り組めますように。