陸上競技部

陸上競技部・第93回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会コメント集

2016年11月28日

10月15日 陸上自衛隊立川駐屯地~ 立川市街地~ 国営昭和記念公園

東京箱根間往復大学駅伝競走予選会・選手、スタッフ、OBコメント集

▼舟津彰馬主将(経1)報告会スピーチ全文

 「7月から陸上部の長距離主将として3ヶ月間やってまいりました。1年の舟津彰馬と申します。まず、最初に、多くの応援いただき、本当にありがとうございました。多くの沿道の声援が選手の力となり、予選通過とまではいきませんでしたが、しっかりと変わった姿を見せられたと思います。  自分が主将になって、先輩たちに迷惑をかけながら、3ヶ月しっかりやってきました。先輩方も自分をサポートして今までやってきてくださいました。試合を見ていただいても、中央大学が前に出て、レースをつくっていたし、しっかりと貪欲にタイムを狙っている走り、見ていただいたと思います。  11位という、本当にあと一歩の順位で、本当に申し訳ありませんでした。この夏、多くの課題をもってしっかりやってきました。外部から心ない声も本当に今年大丈夫なのかと、多くのをいただきました。でも自分たちは、やれると思いながら、今まで、やってきました。それに対して、誰も文句は言わせません。もし、先輩方に、文句を言うような人がいれば、自分が受けてたちます。自分にすべてぶつけてください。先輩方に、心ない声や、そんなことを言うような人がいれば、そんなことは許しません。たしかに、外の人から見れば、自分たちの頑張りが足りなかったから、予選通過できなかったと、それは否定できません。自分たちの頑張りが足りなかったからこそ、こうやってあと1位のところで逃してしまったと、自分たちもわかっています。でも走る姿を見ていただいた通り、本当に、変わってきたと思います。

 自分が1年生主将で、本当に悔しく思った先輩もいると思います。でも、こうやってついてきてくれて、全員で走りきれたことは、これからの自分の人生や、先輩の人生にとっても大事になってきます。逆に、ここでの敗北を忘れてしまうと、人間としても、選手としても、成長できません。自分たちは、この日のことを、忘れるわけにはいきません。忘れるつもりもありません。なので、これからまた、新しい時代が始まりますが、ぜひ、変わらぬ応援、よろしくお願いいたします」

▼藤原監督

――結果は予想通りだったのか

 (監督として中大に)来た時には相当苦労するなという思いでスタートしたのと、直前の手応えというところで行くとその後入って来た時と比べるとかなり戦えるようになったかなという状況にはなってきましたけど、正直8、9、10番目にはいるには後半相当粘らないというのもわかってましたので、下手したら落ちるよということを口酸っぱくいってきて危機感というのを与えてきました。

――今日1日を通してくれ見えてきたところ、光ったところはあったのか

 全体として戦う姿勢が出てきたことはチームとしてプラスに捉えているが結果を出せなかったのが全て

――舟津新主将にしての変化

 前の体制でズルズル行くよりはというのもありましたし、あとは反発というのもある程度予想してましたからそれに対してフォローをする時間は十分設けましたので、でもまあ結果が全ての競技ですので今日結果を出せなかったというのは全て私の責任です

――前半の集団走に対しての指示は

  フリーの選手を四名をつなげて回して他の七名を集団で行かせて一人はちょっと後ろからという感じで言ってましたんで今回はちょっと後ろの一名を含めた8名がうまく機能しなかったかなと思う。 10キロ通過地点で想定より集団がばらけていましたのでこれはちょっときついかなという感じだった

――今日の暑さなんかは影響したか?

 10日前の調整を一度行ったが、蒸し暑い中でやってましてある程度のところで余裕を持ってきたので逆にこの暑さを我々はポジティブに捉えてというか、この暑さでやってきたから今日の暑さは大したことないとスタッフ側としては捉えて選手に伝えてとやってた。 選手は本当に頑張って、伸びてくれましたのでそこに対しては今いる選手たちを褒めてあげたい

――明日から新スタート、どうする?

  私たちももっと考えないといけないところですし、あと残る3、2、1年生たちがこの現状をどう捉えるかにもよると思うのでそこをうまくコミュニケーションとりながらやっていかなければと思う。 いいのかわからないが、新チームがスタートするという意味では一番早くスタートすることになったので1年という時間を1日1日を大事に使っていかないと、来年の方が主力的にも厳しいのでなんとかして行かないといけない

▼野村部長

――レース前の気持ち

  中央大学の歴史のなかで箱根を走らない中央大学というのはなかったといってもいいくらい。だから、大変申し訳ない結果になったなと思っている。ただ、どの場合もそうだが、何かを成し遂げるためには必ず試練のときというのがある。5年後、10年後中央大学が優勝したときに、今日のことがあったから優勝できたといえるような日にしたい。

――今日の中大の走りは

 全日本の予選会のときに、あまりにも結果が出せなくて、一人一人が力を出しきれていないということがあった。それに対して、夏に藤原監督を中心に本当に死に物狂いの練習をした。その練習の成果は今日の走りに出ていたと思う。舟津も言ったが、自分たち走っている人間からしたら、一人一人がチャレンジしたし、成果を出したと思う。だが、こういうルールのもとで、厳しい環境のなかで、どの大学も箱根にでたいと必死にやってしのぎを削ったなかの結果なので、この結果を受け入れるしかないと思っている。

――今回の結果を受けてこれからしていかなければならないこと

  我々は今年の春から新しいチームになり、まだはじまったばかり。しかも1年をキャプテンにしてスタートをきった。舟津が4年になる頃に我々は箱根で優勝という目標を掲げている。まさに、一番はじめのスタートとして、この厳しい現実から学ぶこともある。また、箱根の時期を練習に当てて、我々は伸びていけるんじゃないかと思う。

▼酒井学長

――レース前の気持ち

  戦前予想から大変厳しいと言われていたが、監督の一年生主将の起用だとか、実際に走る選手の登録だとかかなり思いきったショック療法をとりながら今回挑んだので、良い結果になるのではないかという期待感は強くあった

 ――レースについて

 なんとか8、9、10あたりの順位で通過できるのではないかと思ったが、思ったよりも上位にいった大学はタイムが速かった。ただ、新監督のショック療法は成功したと思う。来年に向けてこの1年間で捲土重来をきしてやれるのではないか、そのためのスタートラインは今回切ったのではないか

――これから復活していくには

  部活に対しての支援体制や良い選手のスカウトなどが大学側がサポートをしていくところ。実際に日々の現場で走力を磨いていくというのは監督やコーチの仕事。大学側としては、そのようなサポートを今まで以上に手厚くやっていきたいと思う

浦田前監督

――まずいと思ったとき

  いい走りはしていたが、集団から離れるのが早かった

 ――今日の走り

 全日本(大学駅伝予選会)のときよりは良くなっている。スタッフや選手は現状やるべきことをやっていた。本戦に出れない悔しさを絶対に忘れないように、これからやっていってほしい

▼町澤大雅(法4)

――今日の走り

 15㌔すぎから体が動かなくなり、自分の走りが全然できなかった。エースとして、自分が何もできなかった。

――チームとしての結果

 11番も100番も、負けたら変わらない。

▼相馬一生(文4)

――自分の走りを振り返って

  いまいち去年のタイムと数秒しか変わらなくて自分自身の走りとしては満足できない。チームへの貢献につながらなかった。内容としては良くなかった。

――主将変更

 4年生から1年生に主将が変わるということは、4年生が引っ張ることが当然なのにできていないことが事実。正直最初は悩んだけれど、この先を考えて1年生をサポートすることを思って3カ月やってきた

▼堀尾謙介(経2)

――予選会を終えて

  すごく悔しい。レース中通過順位とか聞いていたので、心のどこかで「ダメなんじゃないか」と思いながら走っていた。そこが自分の走りのダメなところ

――ここまで予選会に向けどのような気持ちで練習してきた

  上半期は故障していて全く走れていなかったので、夏から走り始めてここまでやってきた。 だからちょっと練習足りないかなと思っていたが、チームの主力として走らなければいけないと決意して今回出場した。チームでは3番目のタイムだったが、もう少しタイムを稼げたんじゃないかと思う

――今後の中大

 舟津が主将を牽引して、自分は町澤さんのようなエースになりたい

▼新城佑加(文4)

――予選会を終えて

  みんなに申し訳ない。集団走のリーダーを任されたのに、自分がうまく引っ張れなくて早々にバラけてしまった。みんなそれで走りにくくなってしまったと思う。自分もタイムを稼ぐような走りができていない。今更遅いけど、4年間もっと本気でやればよかった。みんなに、特に後輩たちには本当に申し訳ない

――予選会に向けてどういう気持ちで練習していたか

  もともと自分は本選メンバーに入れるような力がなかったので、とりあえずメンバーに入ることを目標としてやってきた。10番手でもいいから入って、自分のために走ろうと。予選会が近づくにつれて自信にもなってきた。周りはそんなこと思っていなかったと思うけれど、自分の中ではみんなの分(タイム)を稼げるような力はついたと思っていたので。だんだん力がついてきたところだったのに…本選までいけず成長途中で終わってしまったという感じ

――今後の中大が目指すべきこと

中大の駅伝の歴史の中で、ハコネに出れないというのは本当に大きなこと。でもそれが変わるきっかけにもなる。来年以降は自分たちの代(現4年生)と同じような気持ちで卒業してほしくない。舟津主将たちの代で「ハコネ優勝」というのを掲げているので、それに向けて着々と順位をあげていってほしい

▼二井康介(文1)

――レースをを振り返って

  途中まで上級生とかたまってたのでみんなで頑張っていけるかなと思っていたが途中集団がばらけてきて舟津と2人になり2人でタイムを稼ぐしかないと思って走った。途中かなりぎりぎりだというのは沿道から聞こえていたが10位と11位はこんなに違うものかと実感した

――初めての予選会にどのような気持ちで臨んだか、そしてレース前にどんな話をしたか

  自分たちのやってきたことは正しかったということをみんなに見せてやろうということで周りのプレッシャーや期待に打ち勝っていこうと話していた。特にレース前に怖い気持ちはなかった

 ――監督、主将が代わって

  舟津と藤原さんは責任をかぶろうとしてくれるがチーム全体としてやはりどこかぬけていた。変わりきれなかったところはある。

▼舟津将馬主将(経1)

――率直な気持ち

 選会を何も知らない未熟な自分が主将としてやってきて、夏を超えて力をつけてきたが、力不足だった。記録を途絶えてしまい、くやしいし、OBや応援をして下さった人たちに申し訳ない

――報告会あいさつ

 監督だけでなく自分にも責任がある。自分がやらなければと思ってやってきたけど、足りなかったので、文句は自分が受け止める

――プレッシャー

 自分では感じてないといっていたが、心の底のどこかには感じていた。少しおびえながらやっている自分がいた

――主将になって

  外部の責任のない言葉は、聞きたくなくても入ってきて、気にしないようにはしていた。チーム内では上級生のとまどいがあり、前半はとても苦労した。練習で自分が引っ張る姿勢や、思っていることを言っていくことで、先輩方も理解してくれてたくさん助けてもらった。中大をみんなで強くする意識が出てきた。4年生には感謝している

――来年に向けて

  他大よりも時間があるので、しっかりやっていきたい。うだうだしてる時間がもったいないので、今を大事にしていきたい。陸上界を中大がひっぱていけるような以前の強い中大を取り戻していきたい。そのためには、全員がひたむきさを持って、意識を完全に変えなければならないと思う。

▼小池竣也(文4)

――レースに挑むにあたっての気持ち

  自分は今回初めて予選会を走る。けれども、4年ということもあるしチームの助けになるような走りをしたいと思っていた

――レースを振り返って

  前半は集団走でいくという作戦をたてていた。10キロ手前くらいまでは体も軽くてしっかり走れていた。けれど10キロ過ぎくらいからキツくなって自分の走りができなくなってしまった。目標にしていたタイムよりも1分近く遅いタイムになってしまった

――連続出場がとぎれたが

 4年生ということもあり、自分の代で終わらせるわけにはいかないと思っていた。悔しいという言葉しかない

――今回の予選会が最初で最後の予選会

 予選会よりも箱根駅伝を走りたかった。そのためにも絶対に通過したいと思っていた。最初で最後の予選会ということもあり、強い気持ちで挑んだがこのような結果になって悔しい

▼渥美良明(経4)

――レースを終えて

 自分の力をもっと発揮できていれば…自分の責任。自分の力を発揮できなかったことにつきる。悔しいがもうあとは後輩たちに頑張ってほしい。来年は絶対に出てほしい。今まではギリギリで通れていたが今回はギリギリで通れなかった。これは天と地の差。

――最後の予選会、そして4年間を振り返って

  4年間箱根に携われたことは嬉しかったが自分は1回も箱根を走れなかったので1回は走りたかった。4年間楽しいことばかりではなかったがこのチームでやれてよかった。

▼江連崇裕(経3)

――今日の結果

 結果が全てです。渥美さんの調子が良くて2㌔から引っ張ってもらって8㌔まで足を使わずにいけた。そこから舟津や二井についていこうとしたが、だめだった

▼鈴木修平(法4)

――レース前の気持ち

  4年としてチームをしっかり引っ張っていく。そのために、集団をしっかり引っ張っていくという気持ちでレースに挑んだ

――今日の走りを振り返って

  中盤10キロ以降足が止まってしまい、集団を引っ張るどころか、チームの足を引っ張ることになってしまった。本当に4年として情けないと思う

――調子が上がっていないということについて

  9月に故障をしてしまった。そのため、8月に良い流れで合宿できていた分が無駄になってしまった。自分のなかでも結構不安があるなかでの予選会で、結果もうまくでなかった。やはり、練習の継続がすべてということを最後の最後で思い知らされた

 ――87回の伝統が途切れてしまった

  本当に申し訳ないの一言しかない。自分たちはここで引退となるが、後輩たちはこの悔しさをバネにまた一から頑張って欲しい。自分は陰ながら応援する。

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部