陸上競技部

陸上競技部・第254回日本体育大学長距離競技会

2016年11月21日

11月13日 日本体育大学健志台キャンパス

新たな時代へ! 舟津・堀尾まさかの「ダブルヘッター」

 第93回箱根駅伝予選会での敗退からおよそ1ヵ月、4年生が引退し、新体制での第二戦目に臨んだ。「疲労がある中での現状確認」(藤原監督)と位置付けたレースで、複数の選手達が力を発揮するなど幸先の良いスタートをきった。

 舟津彰馬主将(経1)と堀尾謙介(経2)は、今月の26日に行われる学連記録会(1万m)を見据えて『ダブルヘッター』(5千m×2)に挑戦した。一本目を終え、疲れが取れぬままわずか15分後に二本目のレースが行われた。舟津主将は、「後に走るやつに勢いをつけるには、自分がしっかり走らなければいけなかった」と、高校生中心の組をペースメイクし、二本目を1位で終えた。中大で唯一学連記録会の結果次第で、学生連合として来年の箱根に走る可能性のある堀尾も、「(学連記録会で)結果を出し、必ず1区を走る権利を獲得する」と、安定した走りで舟津主将に続き、中大勢ワンツー・フィニッシュを決めた。その後に続く選手達も、粘り強い走りで結果を出した。

 4年生が抜けて新体制が始動しだした。寂しさを感じながらも、「一人一人が陸上に真摯に向き合う必要がある」という舟津主将は、その言葉を早速実行に移し出した。意識を改革すべくミーティングを重ねた。22時だった門限を30分早い21時半に変更し、今まで怪我をした選手でしか行っていなかった補強トレーニングをチーム全員で行い始めた。一年間を通して怪我をしない体を作り、より競技に集中できるようにした。

 箱根本選に出場する大学よりも時間がある中大は、冬季練習も改革する予定だ。それは、スピード重視の練習。「現在の陸上界では長距離は夏と冬に走り込むという固定概念があるが、中大はこの固定概念を打ち破る」(舟津主将)。距離をやりつつもハーフにも重要なスピードに比重を置く。

 今年、箱根への連続出場記録が途絶えた。しかし、選手達は前を向き少しずつ歩み始めた。選手全員が陸上に対して真摯に向き合った時、中大の新たな時代が作られるはずだ。

◆競技結果

21組

13着柏木亮太(商2) 15’20”02

34着石川翔輝(経1) 16’05”35

29組

5着鈴木康太(商1) 14’48”05

6着岩佐快斗(経1) 14’48”17

11着岸俊樹(総1) 14’53”28

27着佐々木遼太(商1) 15’14”06

35組

5着堀尾謙介(経2) 14’28”13

6着舟津彰馬(経1) 14’28”69

36組

4着中山顕(法2) 14’23”69 PB

13着茂川聖真(経2) 14’33”70 PB

17着神﨑裕(文2) 14’35”41 PB

19着石黒和寿(経2) 14’36”63

20着江連祟裕(経3) 14’36”80 PB

33着北村祥(経2) 15’06”22

36着飯島康介(法1) 15’12”79

37組

1着舟津彰馬(経1) 14’13”41

2着堀尾謙介(経2) 14’16”97

39組

25着二井康介(文1) 14’53”86

28着蛭田雄大(経3) 14’58”54

40組

17着冨原拓(経1) 14’14”49

41組

21着竹内大地(法3) 14’03”56

写真・記事 「中大スポーツ」新聞部