陸上競技部

陸上競技部 第92回東京箱根間往復大学駅伝競走 コメント集 往路選手

2016年01月14日

箱根駅伝往路出場選手 コメント集

1区町澤大雅(法3) 1時間2分00秒=中大新記録 区間4位 通過順位4位

――1区

もともと走りたいと思っていた。12月の頭に德永(照・経4)さんが2区を走ってくれることになって自分の1区が確定した

――去年も走っている

経験あるのはよくも悪くもという感じ。コースの感覚はあるけどそれに頼ってしまうところもある

――当日のコンディション

1週間前からベストコンディションでマックスに近い形で迎えることができた

――区間4位

とにかく後ろと差をつけたかった。11位と1分差を目安にしていた。コンマ差で3位になれずくやしい

――総合15位

そんなにうまくいくとは思ってなかったけど本当にこうなってしまったのは残念。現実はそんなに甘くないなと。悪い流れがそのままきてしまった。去年を経験していけそうというふうになったところでの15位。みんな100%の力を出せばシードはとれる。ひとりいいだけではチームは勝てない。区間賞よりシードがほしい

――来年はエース、自覚は

いやでも感じる。でもチーム全体で強くならないと意味ないので、どんな奴でもケツをひっぱたいていきたい。同期だろうが後輩だろうが伸ばして、勝つチームにする。でも自分は自分のペースがあるからそこは変えないように

 

2区德永 照(経4) 1時間10分42秒 区間16位 通過順位13位

――2区の走り

個人としては状態がいまひとつ上がっていないということが分かっている中だったので、自分の中では流れを切らさないという走りを心がけたが、最低限の走りもかなわなくて本当に悔しい。事前に調子があまり上がってきていないというのは自分でも分かっていた。前をガツガツ攻めていくような走りではなくて、守りではないがしっかりつなぐことを目標に今回は走った。でも結果、町澤のいい流れを途切れさせてしまって。3区以降の選手も自分のせいで苦しい走りになってしまったので。最後だったいうこともあり悔しい。故障もあったが痛み止めを飲んだりして対策し、何とか間に合わせた。それでもチームのこと考えると、自分が2区走るしかないという状態だったので、最終的には自分が「走ります」と言った

――1区の町澤の走り

ちょうどアップが終わって10キロすぎくらいだったんですけど、先頭にいるって付き添いのマネージャーから聞いてたので、そのときは覚悟を決めて走ろうと思った

――藤井寛之主将(経4)について

1年生の頃から学部も一緒だったりして。区間エントリーのときに、藤井の状態があんまりよくないということもあったんですけど、自分は実力もあるし藤井にはしっかり走ってほしいと言った。走る前にもⅬINEしたり、終わった後も「おつかれ」と声掛た

――15位で終わった今回のハコネ

結局この4年間チームとしても個人としても、納得のいく結果は残せなかったけれど、この大会をきっかけに「また一からがんばろう」というふうに思えた。大きな大会なのでより悔しさも感じるし、自分を成長させてくれた

 

3区市田拓海(法3) 1時間5分59秒 区間16位 通過順位15位

――結果について

希望区間だったが、失敗だった。満足できない。予定していたタイムより1分以上遅かった

――調子

いつも通りではなく、冷静になれなかった。

――4年生について

自分3年なんで3年間お世話になったので、シード権を取りたかった。これをいい経験にして自分たちの代で取る

――今後の目標

先輩たちと比べてトラックの記録を持ってないので、記録を出して自信をつけたい

――来年走ってみたい区間

やっぱり3区。リベンジしたい

 

4区鈴木修平(法3)  58分21秒 区間17位 通過順位16位

――自身の走りについて

昨年の経験もあったということで4区に配置されたが、自分の力を出しきることができずにチームの流れを断ち切ってしまった。本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。やはりシード圏のチームとの差を縮めなければいけないという気持ちもあったし、前がけっこう離れていたので行かなければいけないという焦りもあった
――町澤の活躍

本当に町澤は本番で結果を出せる選手で、自分は結果を出さなければいけないときに出せずに本当に不甲斐ないという気持ち。『町澤だけのチーム』と中大は思われると思うんですけど、そうではないというところを新4年生が見せなければチーム力は上がっていかないと思う。町澤を上の存在として見るのではなくて、しっかりライバルとして意識して1年間また頑張りたい

――現3年生の雰囲気

エントリーにも3年生が多く入っていることもあり、自分達が引っ張っていかなくてはいけないという意識がありつつも、やはり結果に表れていないという点で町澤だけのワンマンチームにこのままではなってしまう。町澤自身も感じていることですし、自分たちもそのようなチームになってしまっては到底シードなんて無理だとは思っている。馴れ合いではなく本当に高め合える仲間として最後の1年を過ごしていきたい

――今年の個人の目標

最終的にはハコネで区間上位を走るっていうことを目標にするために、5000㍍13分台、1万㍍28分台というところを当たり前にしていかなければいけない。今までは壁を作って13分、28分台はきついんじゃないかという気持ちが心のなかでどこかであってストッパーをかけていた。常識を覆さなければさらなる成長はないと思うので、この1年間さらに本気になってやっていく

 

5区小谷政宏(経4) 1時間24分06秒 区間14位 通過順位16位

――振り返って

出だし町澤が3位で理想のスタートだった。その後の選手は、駅伝の鉄則、自分のペースを守ることができていなかった。きついところで抜かれた走者についていったりとか。自分のペースでいくときは行って、勝負をかけるとこはかける、それが出来なかった。チームの力は15番目だったというのが正直なところ。練習はできていて、シードも取れるという手応えもあった。いざ試合になると、練習の成果を生かしきれてないというか、もったいない部分があった。一人一人が試合を想定して出来ているのかというのをもう一回再確認できれば、来年以降につながると思う

――走る前の心境は

山の区間はタイムが稼げる。来たときは16番くらいで、前との差が開いてるという状況。自分はそこを詰める、いい結果で折り返したいという意図で使ってもらってるというのは意識してた。ちょっとでも早く追い付きたいなという思いが、裏目に出た。トータル(平地、上り、下り)で走りきれるというのが持ち味だったが、少し冷静さを欠いてしまったのがあって、それが腹痛につながった。中々前も詰められない、後ろからは詰まってくるという中で、後ろから来た神奈川大の選手に付いていくのが精一杯だった。タイムは悪かったが、状況を考えると最低限の走りだった

――コンディション

気温も暑かったですし、平地はそんなにだったんですけど、12㌔くらいからかなり風を受けて、頂上でも下見や過去のレースだった含めて一番強くて。吹き下ろした風というか、全然進まなかった。想像以上に体力を削られた

――競技人生最後のレース

悔いがないと言ったら嘘になるが、出しきった。やってきたことは生かされた。今はホッとした気分

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部