陸上競技部

陸上競技部・秩父宮賜杯全日本大学駅伝対校選手権

2015年11月09日

11月1日 熱田神宮西門前(名古屋市熱田区神宮)→ 伊勢神宮内宮宇治橋前(伊勢市宇治館町)

 

德永、全日本大学選抜でエース区間2区8位

 

 德永照(経4)が、今年初めて創設された全日本大学選抜に選出され伊勢路を駆けた。花の2区と呼ばれ、エースが集う2区で区間順位8位。2週間前に行われたハコネ予選会の疲れを引きずり満足とはいかなかったものの、疲れのある中まずまずのタイムに手応えを感じるレースとなった。

 

 

▲8km地点で日大の木津の後ろを走る德永

 

 6月に行われた関東予選で18位の予選落ちという屈辱を味わった中大。その中でも最終組で9位と好走した德永は、予選落ちの大学からタイム上位の2人だけが選ばれる全日本大学選抜で本戦出場の権利をつかんだ。東海地区を除く全国7地区学連から選抜され、東海学連選抜と同様にオープン参加という扱い。関東地区からは德永と武藤(国士大)が選出された。

 

 1区の平井(京大)から9番手でタスキを受け取ると、3kmまでを前をいく明大の木村に付き、帝京大、神奈川大、日大の3校を一気に追い抜くハイペースで進む。しかし4kmから明大に付けず、順大、東海大、日大に抜かれ、そこから日大の木津と並走する。4、5kmでペースを落として脚を休め、息を吹き返した德永。最後はロングスパートで日大を振り切って、9番手で受け取ったタスキを8番手で古館(富士大)につないだ。

 

 レースを「(ハコネ)予選会の疲労が抜け切れず、調整不足だった」と振り返る德永。ハコネ予選会が行われたのが2週間前。そのため、ハコネ予選会にも出場した順大、日大、日体大、神奈川大、帝京大、国学大は、どの大学も全日本大学駅伝でシード権獲得の6位を争うことができず、順大の8位が最高だった。疲労に苦しめられた中でも、德永は「あの(調整不足な)感じでタイムは意外と悪くなかった。地力が付いたと実感した」。上手く調整ができれば、上位校のエースたちとも張り合うことができる。今シーズン、抜群の安定感を誇ってきた德永。ハコネに向けて調整しその実力を発揮できれば、中大を上位へと導いてくれるだろう。

 

◆大会結果

2区区間順位

①服部(東洋大)37分34秒

②工藤(駒大)37分52秒

③木村(明大)37分54秒

⑧徳永照(経4)38分55秒

○全日本大学選抜=2区通過順位8位相当 1時間22分27秒

 

①東洋大 5時間13分4秒

②青学大 5時間14分8秒

③駒大  5時間15分33秒

○全日本大学選抜=総合19位相当 5時間31分41秒

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部