▲「一走入魂」のハチマキをつけ好走する町澤
相馬一生(文3) 44位 1:00:38
――昨年に続き予選会出走となった
去年ははじめてというのもあって、すごい緊張していい結果を残せなかった。でも今回は順調に夏も練習ができて9月の末にあった記録会でもベストを出すことができて、いい流れで予選会を迎えることができた
――3年生がたくさんエントリー
心強いのもあったし、自分らでできるだけタイムを稼ごう、皆で引っ張ろうというミーティングを何回もしていた
――伝統のプレッシャーは
あまり伝統伝統と考えてしまうと、思うような走りもできないと思うので意識しないようにした。自分達のチームのために次につなげようという思いで走った
――レースを振り返って
タイムが60分37秒で、もっと前に行けるかな、タイム出せるかなと思った。もうちょっとタイムを稼げたんじゃないかなという感じもする。
――本戦も狙っていくと思うが
まだ1カ月あるのでそこでしっかり練習して、前の徳永さんと町澤に少しでも追い付いて並べるように頑張りたい
▲ゴール付近、集団から抜け出そうとする相馬
鈴木修平(法3) 71位 1:00:55
――レースを迎えて
去年も走っていたので緊張という緊張はしなかった
――レースを振り返って
ホッとした。集団走が思ったよりも纏まらなくて、自分が後ろに下がって調整出来たのは良かった。タイムは本当に最低限という感じであまりチームに貢献出来なかった
――本戦に向けて
去年4区を走った時はただ(タスキを)繋ぐことしか出来なかった。今年は走るだけでなく、他大学の選手とも争っていきたい。チームとしては5位。個人としては区間5、6番目を狙いたい
▲18㎞付近、表情を変えずに走る鈴木
新垣魁都(理工3) 88位 1:01:12
――今の気持ち
うれしい。合宿では少し故障者が多かったけど、調子は上がっていた
――雨の中スタート
雨で寒いかなと思ったんですけど気にならなかった。集中していた
――レースを振りかえって
少し集団がばらけてしまった時には焦った。10㎞通過した後で少しペースが落ちて、公園内で粘りきれなかった
――本戦へ
出るからには今日の結果は関係ないので、1つでも順位を上げてシードを取れるようにしたい。復路の9区、10区を走りたい。今日は後半落ちてしまったので粘り切る力をもう1度つけたいです
▲集団走のペースメイクをした新垣
松原啓介(文4) 94位 1:01:17
――レース前はどのようなことを考えていたか
うちはほかより練習を積んでる自信があったので、走る前から通ると思っていた。特に心配もしてなかった
――今日の走り
去年のほうがよかった。全体としてもう少し粘れれば
――同期の徳永が日本人トップ
すごい。同期だけど尊敬している。普段はクールだけど、試合になると自分のやることがわかっていて、しっかりとこなしてくれる。(4年になって変わったところなど)いや特に変わってない
――前回は9区、希望区間は
9区。前回はふがいない走りでみんなに申し訳ないことをした。またチャレンジして、みんなが納得してくれる走りをしたい
▲ラストスパートを見せる松原
堀尾謙介(法1) 127位 1:01:40
――1年生唯一のエントリー
夏合宿では自分が一番練習積めていたと思っていた。自分が1年生だと思わずに、フランクにいこうと思っていた
――個人の走りは
前半とばしすぎたので、後半抑えていけばもうちょっといけたという感じがする。ハコネ本戦では反省点を生かして走りたい
――20kmという距離
練習ではそれ以上の距離走ってきたので、そんなに苦にならずに20km走ることができた
――通過の自信は
終わってからは、微妙微妙っていう話が上級生がしてたので、どうかなって思ってた。8位って聞いて、本当にほっとした
――本戦への意気込み
自分は集団走に向いているので1区を走りたい。町澤さんから奪いにいく。区間賞とれるような走りを見せたい
▲メガネが曇りながらも走る堀尾
渥美良明(経3) 130位 1:01:42
――今日のレース
チームの作戦としては、先頭二人と二つの集団でいこうと。自分は後ろの方で最初はゆっくり行った。前の二人が作戦通り稼いでくれた
――自身の調子は
ずっと左ひざをけがしていて、10月前にやっと治った。練習もあまりできなくて調子はいいとは言えなかったが、最低限の走りはできたと思う
――本戦への思い
2年間走れてないので、今年こそという思いは強い。1つでも順位を上げられるように、チームのために走りたい
▲苦しみながらも走る渥美
竹内大地(法2) 187位 1:02:26
――8位通過
正直、うしろの3人くらいが予定ではそれぞれあと1分ずつくらい速くてなるはずだった。今年入ってからの部の目標が、予選会1位通過だったので、そこがあと1人1分ずつ縮められるくらいの力はあった。チームが通過したことはうれしいけど、個人的にはすごく遅かったのが悔しい
――個人としての走りは
最初から、体が動かなかった。10km手前くらいからきつかったけど、そこから1回楽になって自分の中で粘れた。でも最後5kmが思うように走れなかった
――20kmという距離
20kmの試合が初めてで、どういうレースになるかな、って思ってた。練習は夏しっかり積めていたので、自信もっていったつもりだったけど、まだまだだった。経験不足というのもあるし、これから経験を積んでハコネではしっかり走りたい
――1、2年生で2人と厳しい
今2年生が部員がすごく少ないので、僕らが4年生になったときはすごい厳しい戦いにはなる。これから来年の新入生も含めて、たぶん人数入ってきてくれるので、本当に自分たちが4年生になったときは自分たちがチーム作る。下を育てないとハコネに出られないので、そこだけは、自分たちで統一してやっていく
▲ゴール前、険しい表情の竹内
市田拓海 192位 1:02:30
――全日本予選は惨敗に終わり何か変わったか
余裕というか、どっかでいけるだろうと思い込んでいた。その後、ガラッとチームの雰囲気が変わった
――チームの戦略
町澤と徳永さんの2人がフリーで、他は集団走。それを鈴木と新垣が率いる形だった
――レースを振り返って
自分は全体の中堅くらいの位置で、中大勢で10番手くらいだった。62分半くらいだったけど、目標としては後1分くらい早い予定だった。最初は上手いこと行ったけど、後半の13㎞すぎくらいから流れが悪くなっていった
▲18㎞付近、しっかりとした表情で走る市田
小谷政宏(経4) 212位 1:02:43
――振り返って
ホッとした。通過順位は納得出来るものではないが、自分自身としては夏明けの9月に故障して、あまり練習がつめてない中で良くやれた。スタッフの方からも最低限の走りをしろと言われていた。12番目だったが、10番手がキツくなった時に、10番手、9番手に食い込むという意識だったが、課題の残る結果になった
――藤井主将が欠場
逆に藤井、三宅含めてエース格が欠場して、そういった選手抜きで予選を通過出来たのは自信になった。彼らが揃えば本戦では間違いなく予選会より成績を上げられる。もちろんエースに頼るのではなく、自分たちも頑張りたい
――ハコネへの抱負
チームとしては5番。自分も頑張って相乗効果を出したいし、下からの突き上げも欲しい。ミスなく、そつなくこなせば十分狙えると思う
――今大会も5区での活躍が期待される
自分自身こだわりもあるし、誰にも負けないという気持ちでいる。中大新、区間5位以上を目標にしている。まだ70日以上あるので、もちろん前大会からずっと山登りを意識しているが、さらに本腰を入れてやっていく。試走もしたが、自分の中で身体がキツくなるポイント、自分でどういう工夫ができるかを意識して走った。鍵になるところは5区の入りと、12、15㎞付近にかけての急な坂、ペース配分も含めていかにスムーズに登れるかが重要
▲最後の追い上げをする小谷
谷星輝(理工3)
――予選会を終えて
とりあえずチームとしては通過できたので、ひと安心。でも、個人としてチーム内で一番後ろで走って、貢献できなかったので、個人的にはすごく悔しい
――前回は本戦にもエントリーされたが、今回の本戦に向けどういった意識で
今回の予選会はあまりいい走りをできなかったので、練習をしっかりし直す。前回は直前で代わってしまったので、今年こそは本戦を経験したい
▲懸命に走る谷
新庄翔太氏(平27卒・現Honda)
――見ているときの気持ち
今年のハコネで、シードを4年が落としてしまったというのがあるので、その思いが後輩たちに伝わって、トラックシーズンに德永とかがいい成績出してくれてた。それを見てた後輩たちも、先輩たちや、今の自分たちの代のことを思って夏合宿やってくれたと思う。通るっていうのは自信を持って応援していた
――自身もインカレ日本人1位、重なった部分は
それはやっぱりあった。チームの流れを作らないといけないっていう気持ちもあって、それを德永がやってくれたことで、チームの勢いも乗ったって思う。ただ、これは中大にとっては通過点なので、前回もハコネで結果を出して、最後はシード落とすっていう形になったけど、あそこまでいけたという中大の底力があると思う。ここがスタート地点だと思ってチーム全員でシードというよりもっと上位を目指してほしい
▲今年のハコネではエース区間の2区を走った新庄氏
多田要氏(平27卒・現スズキ)
――どんな気持ちで今日ここへ
自分が落としてしまったシードなので、何としてもとってもらいたいなっていうのと、何か少しでも自分が応援できたらいいなって思って。本当に通って良かった
――後輩の姿はどう映ったか
後輩の德永が日本人トップで走ってくれたりして、勇気付けられたというか、ありがたいっていうか、力をもらった感じがする。自分としても競技まだやってるので刺激になった
――本戦で後輩に期待する活躍
前回走ってる選手がいっぱいいるので、しっかりシード、自分がとれなかったシードをしっかりとってもらって、中大の復活を期待している
▲多田氏。ハコネ10区では痛む足をかばいながらも必死にゴールを目指した
矢崎遼氏(平27卒・元主務)
――予選会のレースを見て
連続出場が続いて、OBとしてほっとしているというのと、このままだと本選は戦えないなという危機感も同時に感じている
――ご自身がチームにいたときと違うと感じること
自分がいたときよりも一人一人の目的意識が高くて、チームの団結力が上がっているのかな、と感じている
――本戦は楽しみ
はい。本戦はシードがとれるように頑張ってほしい
碓井哲雄氏(昭40卒・ハコネ解説者)中大6連覇時代の立役者
――予選会のレースを見て
何とか良かった。なかなか10人揃わないが、後ふた月は故障している人を上げてやっていけば、なんとか10番以内に入れるんじゃないかと思う。今回は德永と町澤が頑張った。しかし毎年毎年、(予選会は)いやー胃が痛くてだめだや(笑い)。本当に通ってよかった。本当にギリギリだったけどね、何とかこれを機に頑張って欲しいところ。 本戦の方は優勝狙うとかじゃなくて、10番以内に入ることだけ。まずは。それからだんだん段階を踏んで強くしていかないと、一気にいきっこないのだから。
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部