陸上競技部

陸上競技部・東京箱根間往復大学駅伝競走予選会コメント集

2015年10月19日

10月17日 陸上自衛隊立川駐屯地~ 立川市街地~ 国営昭和記念公園

 

東京箱根間往復大学駅伝競走予選会・選手、スタッフ、OBコメント集

 

浦田監督

――今日を迎えるにあたって

 夏に故障者が多くて、みんなの足並みが揃わなかったけど、その中でも個人個人頑張ってくれていた。

――レースを振り返って

 德永の走りは想像以上だった。集団がそこまで速くなかったので、もっといけたのではないか。中盤以降プレッシャーもあったのか、ペースを落とす選手が多かった。でもうちの選手は前半から思い切り走らせた方が持ち味を発揮できるので、そこは想定内。最後の最後でもう少し粘れれば、5位以内で通過できたと思う。

――徳永は日本人トップ。町澤も好走

 德永は直前までケガで、チームをはずれて別メニューだったけれど、今日のためにしっかりと作ってきてくれた。もともとやわらかくて大きなストライドが持ち味で、それが20㎞になっても最後までもつようになった。今年1年で大きく成長した。町澤は夏にトレーニングが積めなかったけど、ようやく本調子に近づいてきた。

――1年の堀尾がチーム6位

 1年は2、3年になったとき主力になれる選手が多い。まだ時間はかかるけど楽しみ。

――本戦への意気込み

 シード権を持っているチームと大差ないし、十分戦える。藤井主将、三宅、谷本の3人が復帰すれば去年より上にいける。故障者が多くて、チームでまとまって練習できていないので、しっかりと本戦までにチーム力を上げていきたい。走ったメンバーだけでなく、誰が出ても勝てるよう全員で強い気持ちをもってやる。

 

 

▲結果発表後、報告と抱負を語る浦田監督

 

野村部長

――(報告会でのコメント抜粋)

 皆さんこんにちは。本日は皆さん本当に足元の悪いなか、雨の降ってくるなかで必死に応援をいただきましてその力でこのような結果を得ることができました。本当にありがとうございました。   

 私ども中央大学陸上部はこの長い歴史のなかで箱根駅伝と言えば中央大学というような形で歩んで参りました。その歴史と伝統をこのような形で、しっかりとタスキをつないでいく、この姿勢をお見せすることができたことを大変嬉しく思っております。

 全日本の予選会の時には力を出せず、私ども非常に厳しい結果に終わったんですが、その後皆で円陣を組んで、この悔しさを皆で箱根駅伝にぶつけようと誓い合いました。そして今朝、この全員と一緒に皆で円陣を組んでスタートしたわけです。

  一人一人の競技ではありますけれど、実はチームの競技です。仲間を思い仲間と共に走り続けるこの姿を、またハコネでも皆さんにお見せできればいいなと思っております。

  もちろん、中央大学の陸上部、その長距離の選手は今日走った選手だけではありません。沢山の選手がいます。その中には今日この試合に出たかった選手も沢山いるわけです。しかし、そういったみんなが切磋琢磨するなかで選ばれて、そしてその選ばれなかった友達の思いを背負いながら走ったその結果に今日の8位という結果がついてきたのかなと思っております。

 中央大学は2020年に陸上部創部100年を迎えることになっております。私どもは目標を定めております。2020年は東京五輪の年ですが、その年はまず中央大学の箱根駅伝優勝から始めたいというふうに考えております。  

 2020年のスポーツイヤーが中央大学の旗から始まるためには、今年の箱根駅伝でシード権はもちろんのことひとつでも高い順位を得ることが私たちの目標であります。さらには優勝してしまってもいいぐらいの勢いで、その2020を迎えていくことが、結果を出していくことの全ての道筋だというふうに考えていますので、今年の本戦ではシード権はもちろんのこと、ひとつでも一秒でも速く走る姿を皆さんにお見せしたいと思っております。

 選手は皆さんに対してものすごい感謝の気持ちをもって走っております。いつもそれを私は部員会の時に申しております。恐らく、今日も走っているなかにOBの方々、あるいは今日応援して下さっている方々に対する感謝の気持ちが現れている選手が多くいたのではないかと思います。

 特に今年はご支援をいただきまして、中央大学のグラウンドにクロスカントリーのコースを作らせていただきました。これを使って本戦まで若干時間がありますので、さらに強化を図りまして、本戦に向かいたいというふうに考えております。  長い中央大学の歴史のなかで予選会に出ているという事態は私どもしてはプライドが許さないというふうに思っております。来年以降はここには来ないで、毎年のように必ずやシードを続けていける中央大学になりますよう必死に頑張りますので、引き続きご支援をお願いします。今日はありがとうございました。

 

 

▲大きな声で抱負を語る野村部長

 

森コーチ

――予選会前の選手へ声をかけたか

 個人個人違うけど、「普段通りやれば大丈夫」ということは共通して言った

――レースプランの指示は

 上の2人(徳永、町澤)については特に指示はない。2人が「こういう走りをしたいんです」っていうことに対して、じゃあこういう練習しようかとか、どういうふうにレースを走ったらいいかというような形で、コミュニケーションとりながら今日まで練習してきた。そのほかの集団走は、予定していたペースで10kmまでいけたとは思う。ただやっぱり、前の流れが速かったりして10番目が遅れてしまったのは課題

――8位という結果

  選手個人個人の状態がバラバラだったのもあって、チームで8番という結果については満足してない。良かったなっていう選手と、これからの課題が見つかったなっていう選手がいるなと

――本戦に向けて

 駅伝っていうのはチームだけど、区間になれば1人で走る。今回出し切れなかった個人のいいところを出し切ってあげて、選手1人1人がしっかり走って後悔しないようにしたい

 

板山コーチ

――8位での予選通過

 このために練習してきたわけじゃない。あくまで通過点

――今日のレースを振り返って

 全体としては思うように走れなかった。そのなかでは德永と町澤が頑張った。ほかの選手も彼らに刺激を受けたと思う。1年の堀尾にも「失敗してもいいから楽しんでこい」と送り出したが、しっかりと走ってくれた

――本戦に向けて

 長距離はメンタルなので、4年生を中心にまとまめていく。もう一度、チームとしてのハコネでの順位を明確にしていく。

 

藤井寛之主将(経4) エントリーせず

――8位

 途中はもっと上だったりして、まあ厳しい戦いになることは分かっていた。去年より順位落ちてますけど、よくみんながんばって通ってくれた

――チームに声かけたりは

 みんな朝来て少し会話したくらい。プレッシャーになったらだめなので、がんばれって感じで軽く声をかけた。

――雨でのレース

 朝5時に寮を出てきて、場所とりもうまくいって、体育館もしっかりとれた。選手は大変だったと思うけど、朝からスムーズな流れでいけていい準備ができて、選手もいい気持ちでスタートラインに立ったと思う

――德永が日本人トップ

 德永が上級生として頑張ってくれたので、自分の分まで、じゃないけどいい走りをしてくれた

――本戦では

 当初の5位という目標を目指して、これから2カ月半やっていく。スタートから流れに乗れれば狙える順位だと思う。2カ月半みんなでまとまって、みんなでまたこの予選会のように戦えるよう、しっかりがんばっていきたいと思う

――今日は欠場

 少しずつ走り始めている。あと1カ月半、ハコネには間に合うようにけがだけ気をつけて、チームに迷惑をかけないようにしていく

 

北元雄主務(商4)

――レース前、選手に声かけなどは

 特にしていないけど、力出し切れば絶対通ると思っていた。不完全燃焼はしてほしくないと思っていて、完全燃焼してくれれば、結果がどうなってもかまわないと

――力を出しきれていたか

 出し切れた選手もいたと思うけど、練習とかを見ていてもっといける選手もいると思った。それが多分今回の苦戦にもつながっているかなと

――8位

  うれしかった反面、もうちょっといけるって正直思った。うれしさ半分、悔しさ半分という感じ

――本戦へ

 目標はもともと5位だったので、それは変わらず。去年は9位通過だった城西大が本戦ではシード権を獲得している。そこにはエースの存在があったので、そういう意味ではエースが2枚と山のスペシャリストがいる中大はチャンスだと思う。ここからもう1度頑張れば、5位は全然不可能じゃない

 

德永照(経4) 4位 59:17

――どういう気持ちで走っていたか

 自分のなかで割りきってて、練習は本当に積めていなかったけど、もうできるとこまで先頭で行こうと自分のなかで決めていた。迷いは最初からなかった

――日本人トップ

 全カレの後から故障が続いて、全然練習してなかったので、こんな結果になるとは思ってなかった。すごい嬉しい

――中盤過ぎてからの走り

 前半10㎞くらいまでのほうがわりとキツくて、後半10㎞のほうが体が動いてきたので、そこから残りはいけるかなという感覚

――故障は

 全カレ終わってから山梨の西湖で合宿があって、そこで故障した。左足の足底と右足の腓骨(ひこつ)が今も痛い状態で今日出た。本当に痛いときは朝起きて歩いただけで痛かった

――それでも好走できた理由

 箱根駅伝に出たいという気持ち

――ハコネ出場が決まったが

 ここからは故障にしっかり気を付けて、万全な状態で箱根路に立てれば今日以上の走りができると思う

――希望区間は

 自分は1区を走りたいけれど、町澤がいるんでよくわからないです(笑)

 

 

▲ゴール付近での德永

 

町澤大雅(法3) 15位 59:55

――今日の走りを振り返り

 前半は一応日本人トップを狙ってたので、最後粘りきれなかったのは不満が残る。でも粘ったものが中大のハコネ出場に結びついたと思う

――8位通過

 もうちょっと上でもよかったのかなって思うけど、みんなの努力の結果が8位だったと思う

――本戦では

 年間目標の5位以内、またはそれより上を目指したい。本戦へのノウハウはどこよりもあるので、がんばればいける差だと思っている

――本戦ではどんな走りを

 走れるなら1区。前回は不満の残るレースだった。今回は持ちタイムもしっかり出しているので、文句なしで区間賞を狙いたい

――ハチマキでスイッチが入ったか

 スイッチは入った。前半は感触がよくて無理しすぎたので、最後まで行けるようにしたい

 

 

▲「一走入魂」のハチマキをつけ好走する町澤

 

相馬一生(文3) 44位 1:00:38

――昨年に続き予選会出走となった

 去年ははじめてというのもあって、すごい緊張していい結果を残せなかった。でも今回は順調に夏も練習ができて9月の末にあった記録会でもベストを出すことができて、いい流れで予選会を迎えることができた

――3年生がたくさんエントリー

 心強いのもあったし、自分らでできるだけタイムを稼ごう、皆で引っ張ろうというミーティングを何回もしていた

――伝統のプレッシャーは

 あまり伝統伝統と考えてしまうと、思うような走りもできないと思うので意識しないようにした。自分達のチームのために次につなげようという思いで走った

――レースを振り返って

 タイムが60分37秒で、もっと前に行けるかな、タイム出せるかなと思った。もうちょっとタイムを稼げたんじゃないかなという感じもする。

――本戦も狙っていくと思うが

 まだ1カ月あるのでそこでしっかり練習して、前の徳永さんと町澤に少しでも追い付いて並べるように頑張りたい

 

 

▲ゴール付近、集団から抜け出そうとする相馬

 

鈴木修平(法3) 71位 1:00:55

――レースを迎えて

 去年も走っていたので緊張という緊張はしなかった

――レースを振り返って

 ホッとした。集団走が思ったよりも纏まらなくて、自分が後ろに下がって調整出来たのは良かった。タイムは本当に最低限という感じであまりチームに貢献出来なかった

――本戦に向けて

 去年4区を走った時はただ(タスキを)繋ぐことしか出来なかった。今年は走るだけでなく、他大学の選手とも争っていきたい。チームとしては5位。個人としては区間5、6番目を狙いたい

 

 

▲18㎞付近、表情を変えずに走る鈴木

 

新垣魁都(理工3) 88位 1:01:12

――今の気持ち

 うれしい。合宿では少し故障者が多かったけど、調子は上がっていた

――雨の中スタート

 雨で寒いかなと思ったんですけど気にならなかった。集中していた

――レースを振りかえって

 少し集団がばらけてしまった時には焦った。10㎞通過した後で少しペースが落ちて、公園内で粘りきれなかった

――本戦へ

 出るからには今日の結果は関係ないので、1つでも順位を上げてシードを取れるようにしたい。復路の9区、10区を走りたい。今日は後半落ちてしまったので粘り切る力をもう1度つけたいです

 

 

▲集団走のペースメイクをした新垣

 

松原啓介(文4) 94位 1:01:17

――レース前はどのようなことを考えていたか

 うちはほかより練習を積んでる自信があったので、走る前から通ると思っていた。特に心配もしてなかった

――今日の走り

 去年のほうがよかった。全体としてもう少し粘れれば

――同期の徳永が日本人トップ

 すごい。同期だけど尊敬している。普段はクールだけど、試合になると自分のやることがわかっていて、しっかりとこなしてくれる。(4年になって変わったところなど)いや特に変わってない

――前回は9区、希望区間は

 9区。前回はふがいない走りでみんなに申し訳ないことをした。またチャレンジして、みんなが納得してくれる走りをしたい

 

 

▲ラストスパートを見せる松原

 

堀尾謙介(法1)  127位 1:01:40

――1年生唯一のエントリー

 夏合宿では自分が一番練習積めていたと思っていた。自分が1年生だと思わずに、フランクにいこうと思っていた

――個人の走りは

 前半とばしすぎたので、後半抑えていけばもうちょっといけたという感じがする。ハコネ本戦では反省点を生かして走りたい

――20kmという距離

 練習ではそれ以上の距離走ってきたので、そんなに苦にならずに20km走ることができた

――通過の自信は

  終わってからは、微妙微妙っていう話が上級生がしてたので、どうかなって思ってた。8位って聞いて、本当にほっとした

――本戦への意気込み

 自分は集団走に向いているので1区を走りたい。町澤さんから奪いにいく。区間賞とれるような走りを見せたい

 

 

▲メガネが曇りながらも走る堀尾

 

渥美良明(経3) 130位 1:01:42

――今日のレース

 チームの作戦としては、先頭二人と二つの集団でいこうと。自分は後ろの方で最初はゆっくり行った。前の二人が作戦通り稼いでくれた

――自身の調子は

ずっと左ひざをけがしていて、10月前にやっと治った。練習もあまりできなくて調子はいいとは言えなかったが、最低限の走りはできたと思う

――本戦への思い

 2年間走れてないので、今年こそという思いは強い。1つでも順位を上げられるように、チームのために走りたい

 

 

▲苦しみながらも走る渥美

 

竹内大地(法2) 187位 1:02:26

――8位通過

 正直、うしろの3人くらいが予定ではそれぞれあと1分ずつくらい速くてなるはずだった。今年入ってからの部の目標が、予選会1位通過だったので、そこがあと1人1分ずつ縮められるくらいの力はあった。チームが通過したことはうれしいけど、個人的にはすごく遅かったのが悔しい

――個人としての走りは

 最初から、体が動かなかった。10km手前くらいからきつかったけど、そこから1回楽になって自分の中で粘れた。でも最後5kmが思うように走れなかった

――20kmという距離

 20kmの試合が初めてで、どういうレースになるかな、って思ってた。練習は夏しっかり積めていたので、自信もっていったつもりだったけど、まだまだだった。経験不足というのもあるし、これから経験を積んでハコネではしっかり走りたい

――1、2年生で2人と厳しい

 今2年生が部員がすごく少ないので、僕らが4年生になったときはすごい厳しい戦いにはなる。これから来年の新入生も含めて、たぶん人数入ってきてくれるので、本当に自分たちが4年生になったときは自分たちがチーム作る。下を育てないとハコネに出られないので、そこだけは、自分たちで統一してやっていく

 

 

▲ゴール前、険しい表情の竹内

 

市田拓海 192位 1:02:30

――全日本予選は惨敗に終わり何か変わったか

 余裕というか、どっかでいけるだろうと思い込んでいた。その後、ガラッとチームの雰囲気が変わった

――チームの戦略

 町澤と徳永さんの2人がフリーで、他は集団走。それを鈴木と新垣が率いる形だった

――レースを振り返って

 自分は全体の中堅くらいの位置で、中大勢で10番手くらいだった。62分半くらいだったけど、目標としては後1分くらい早い予定だった。最初は上手いこと行ったけど、後半の13㎞すぎくらいから流れが悪くなっていった

 

 

▲18㎞付近、しっかりとした表情で走る市田

 

小谷政宏(経4) 212位 1:02:43

――振り返って

 ホッとした。通過順位は納得出来るものではないが、自分自身としては夏明けの9月に故障して、あまり練習がつめてない中で良くやれた。スタッフの方からも最低限の走りをしろと言われていた。12番目だったが、10番手がキツくなった時に、10番手、9番手に食い込むという意識だったが、課題の残る結果になった

――藤井主将が欠場

 逆に藤井、三宅含めてエース格が欠場して、そういった選手抜きで予選を通過出来たのは自信になった。彼らが揃えば本戦では間違いなく予選会より成績を上げられる。もちろんエースに頼るのではなく、自分たちも頑張りたい

――ハコネへの抱負

 チームとしては5番。自分も頑張って相乗効果を出したいし、下からの突き上げも欲しい。ミスなく、そつなくこなせば十分狙えると思う

――今大会も5区での活躍が期待される

 自分自身こだわりもあるし、誰にも負けないという気持ちでいる。中大新、区間5位以上を目標にしている。まだ70日以上あるので、もちろん前大会からずっと山登りを意識しているが、さらに本腰を入れてやっていく。試走もしたが、自分の中で身体がキツくなるポイント、自分でどういう工夫ができるかを意識して走った。鍵になるところは5区の入りと、12、15㎞付近にかけての急な坂、ペース配分も含めていかにスムーズに登れるかが重要

 

 

▲最後の追い上げをする小谷

 

谷星輝(理工3)

――予選会を終えて

 とりあえずチームとしては通過できたので、ひと安心。でも、個人としてチーム内で一番後ろで走って、貢献できなかったので、個人的にはすごく悔しい

――前回は本戦にもエントリーされたが、今回の本戦に向けどういった意識で

 今回の予選会はあまりいい走りをできなかったので、練習をしっかりし直す。前回は直前で代わってしまったので、今年こそは本戦を経験したい

 

 

▲懸命に走る谷

 

新庄翔太氏(平27卒・現Honda)

――見ているときの気持ち

 今年のハコネで、シードを4年が落としてしまったというのがあるので、その思いが後輩たちに伝わって、トラックシーズンに德永とかがいい成績出してくれてた。それを見てた後輩たちも、先輩たちや、今の自分たちの代のことを思って夏合宿やってくれたと思う。通るっていうのは自信を持って応援していた

――自身もインカレ日本人1位、重なった部分は

 それはやっぱりあった。チームの流れを作らないといけないっていう気持ちもあって、それを德永がやってくれたことで、チームの勢いも乗ったって思う。ただ、これは中大にとっては通過点なので、前回もハコネで結果を出して、最後はシード落とすっていう形になったけど、あそこまでいけたという中大の底力があると思う。ここがスタート地点だと思ってチーム全員でシードというよりもっと上位を目指してほしい

 

 

▲今年のハコネではエース区間の2区を走った新庄氏

 

多田要氏(平27卒・現スズキ)

――どんな気持ちで今日ここへ

 自分が落としてしまったシードなので、何としてもとってもらいたいなっていうのと、何か少しでも自分が応援できたらいいなって思って。本当に通って良かった

――後輩の姿はどう映ったか

 後輩の德永が日本人トップで走ってくれたりして、勇気付けられたというか、ありがたいっていうか、力をもらった感じがする。自分としても競技まだやってるので刺激になった

――本戦で後輩に期待する活躍

 前回走ってる選手がいっぱいいるので、しっかりシード、自分がとれなかったシードをしっかりとってもらって、中大の復活を期待している

 

 

▲多田氏。ハコネ10区では痛む足をかばいながらも必死にゴールを目指した

 

矢崎遼氏(平27卒・元主務)

――予選会のレースを見て

 連続出場が続いて、OBとしてほっとしているというのと、このままだと本選は戦えないなという危機感も同時に感じている

――ご自身がチームにいたときと違うと感じること

 自分がいたときよりも一人一人の目的意識が高くて、チームの団結力が上がっているのかな、と感じている

――本戦は楽しみ

 はい。本戦はシードがとれるように頑張ってほしい

 

碓井哲雄氏(昭40卒・ハコネ解説者)中大6連覇時代の立役者

――予選会のレースを見て

 何とか良かった。なかなか10人揃わないが、後ふた月は故障している人を上げてやっていけば、なんとか10番以内に入れるんじゃないかと思う。今回は德永と町澤が頑張った。しかし毎年毎年、(予選会は)いやー胃が痛くてだめだや(笑い)。本当に通ってよかった。本当にギリギリだったけどね、何とかこれを機に頑張って欲しいところ。  本戦の方は優勝狙うとかじゃなくて、10番以内に入ることだけ。まずは。それからだんだん段階を踏んで強くしていかないと、一気にいきっこないのだから。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部