陸上競技部

陸上競技部・秩父宮賜杯全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会

2015年06月22日

6月20日 慶応義塾大学日吉陸上競技場

屈辱の総合18位 全日本大学駅伝出場ならず

4組で好走した徳永

 8名が4組に分かれて10000mを走り、その合計タイムで上位9校が本戦に進める今回の予選会。前回より2枠増え、本戦出場が期待されたが、1・2組でのビハインドを3・4組で巻き返せず総合18位に終わった。3年ぶりの本戦出場ならず、10月の箱根駅伝予選会に向け厳しい結果となった。また、4組で好走を見せた徳永照(経4)は本戦にオープン参加する「全日本大学選抜チーム」に選出された。

 雨天で中止となった昨年と違い、晴天のコンディションで迎えた1組目。今シーズン調子のいい小池俊也(文3)と今年のハコネで5区を走った小谷政宏(経4)を起用した。序盤は両選手とも集団の真ん中から後方でレースを進める。レース中盤、集団が崩れはじめるとこの流れについていくことができず、小谷26位、小池27位でレースを終えた。

 1組目で総合13位となった中大の2組は新垣魁都(理工3)と市田拓海(法3)。最初の集団走では市田は中盤、新垣は後方に位置していた。先頭集団からは離されたものの、後方にいた新垣は猛追を見せる。最後はペースダウンしたものの15位でゴールした。中位をキープしていた市田は持ち味の「ラスト200mの粘り」を見せる。最後は短距離選手のような走りでフィニッシュして18位をマークした。

 この段階で総合13位、9位との差は約28秒だった。重要な3組は昨年の2組である三宅一輝(法4)と鈴木修平(法3)を起用。レース序盤、鈴木が先頭を走り最後尾を三宅が走るという展開になる。レース中盤、集団の中央付近に位置していた鈴木にアクシデントが起こる。前の選手が転倒した体につまづき、鈴木も転倒してしまう。一気に集団の後方まで順位を落としてしまう。ここからペースをあげることができずにゴールした。三宅も中盤以降は苦しい表情で走り続け、差を広げられてしまう。結局、鈴木37位、三宅39位でゴールし9位との差は1分50秒に広がった。

 窮地に立たされて4組がスタートした。今年のダブルエースである徳永と町澤大雅(法3)が走った。町澤は序盤は集団の前方をキープしていたが、2000m付近で集団から離される。苦しい表情を見せながらのレースでペースが上がらず、40位と最下位で終了した。終盤に追い上げ順位をあげた徳永はハイレベルな4組で9位と健闘した。「ラスト3000mから2000mのあたりで周りのペースが落ち始めた。そこで粘れてよかった」(徳永)と振り返った。

 総合18位という結果に終わり、浦田監督は「全体的によくなかった。これも実力といえば実力」と肩を落とした。これで出雲・全日本の出場権を逃すという厳しい結果におわった。ハコネの連続出場を守り、上位へ食い込むため、何としても予選会を通過しなければならない。

◆試合結果

1組 26位小谷 30分46秒33

       27位小池 30分49秒68

2組 ⑮新垣 30分21秒46

       ⑱市田 30分27秒97

3組 37位鈴木 30分36秒9

       39位三宅 30分47秒54

4組 ⑨徳永 29分20秒40

       40位町澤 31分55秒72

総合タイム 4時間05分05秒19

◆大会結果 ①中央学大 ②日大 ③神奈川大 ⑱中大

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部