陸上競技部

陸上競技部 関東学生陸上競技対校選手権大会3日目

2015年05月21日

5月16日 日産スタジアム

三宅、中・長距離でW入賞

大会3日目を迎えた17日。猛暑が続いた初日、2日目とうって変わって、朝から小雨が降るなどこの日の横浜の空はやや荒れ模様。前日までの競技では4×100mRで優勝を果たすなど短距離陣が強さを見せたが、この日は中・長距離の選手が躍動した。5000mでは三宅一輝(法4)が7位と、前日の1500mに続き入賞。中・長距離種目でのW入賞となった。3000mSCでは竹内大地(法2)が8位入賞を果たした。

▲三宅は5000mゴールの瞬間渾身のガッツポーズ。レース後浦田監督は「最後まで良いレース」と評した

この日最終種目の5000m決勝は、服部(勇馬・東洋大)、オムワンバ(山学大)など学生陸上界を代表する選手が多数集結。中大からは15日の1500mでは8位入賞と波に乗っている三宅一輝(法4)、今年のハコネ7区で好走した徳永照(経4)、5000mの自己ベスト14分02秒を持つ大型ルーキー堀尾謙介(経1)が出場した。序盤から外国人選手二人が引っ張り1㎞を2分44秒ペースでレースを進めていき、三宅と徳永もしっかりと食らいついて行く。試合が動いたのはレース中盤の3000m過ぎだった。徐々に先頭の外国人選手が集団から離れて3位以下を突き放す。日本人トップを狙う3位集団では各校のエースがハイレベルな争いを繰り広げる中、三宅も互角の走り。「毎年出ていて、だいたい3000mで(レース)が動くので、それをずっと待っていた。ある程度予想通りだった」

終盤も三宅は177㎝の高身長を生かした大きなストライドで我慢の走りを見せ、ラスト1周までに9位につける。勝負は残り400m、最後の力を振り絞った三宅はみるみると加速していき2人を抜き7位に浮上、ゴールの瞬間は渾身のガッツポーズを決めた。最後の200mは25秒前後と脅威のラストスパートを見せ全体7位、日本人選手5位で見事1500mに次ぐ2つ目の入賞を果たした。

竹内は3000mSC予選を12人中8番目のタイムで通過。迎えた決勝は石橋(東海大)などを先頭に序盤からハイペースでレースで進む。「序盤から足がキツかったが、レースを見ながら走るようにした」と序盤の竹内は最後方でのレース運び。1000mを過ぎると徐々に先頭のペースは落ち着き、竹内もじわりじわりと順位を上げていく。レース中盤に入っても竹内は粘りの走りで8位をキープ。残り1周となり表情は苦しそうだったが丁寧に刻んでそのまま8位でゴール。怪我からの復帰戦となったが、9分04秒11と見事自己ベストでレースを締めくくった。

その他の種目では主将の横山直広主将(経4)が800mで準決勝に進出、400m予選落ちの悔しさを晴らした。共に二連覇を狙う200mの猶木雅文(法4)、4×400mRも順当に予選を勝ち上がり、それぞれ準決勝、決勝に駒を進めた。

◆種目別結果

棒高跳び

⑰渡邉隆太郎(文1)4m60

800m予選

1組⑨藤井啓輔(文2)1分58秒79

2組③横山主将 1分50秒94

4組④山本健太(商2)1分52秒84

→横山は準決勝に進出

400mH予選

1組⑥長谷伸之助(法1)52秒62

2組⑤松本健志(経4) 53秒19

3組②坂梨雄亮(経2)51秒35

→坂梨は準決勝に進出

200m予選

1組②日吉克実(文2)21秒33

3組①猶木 21秒20

5組①谷口耕太郎(商3)21秒14

→3人とも準決勝に進出

3000mSC決勝

⑧竹内 9分04秒11

4×400mR

2組中大③(魚野翔太・文1→北原拓朗・商4→川上真弥・経4→皆木佑太・総4) 3分07秒45

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部