ボクシング部

ボクシング部 関東大学ボクシングリーグ戦対拓大

2014年05月12日

5月10日 後楽園ホール
対拓殖大
1部リーグ黒星発進
 初戦は1部リーグ内でも上位を争う強豪の拓大。名実ともに一枚上手の拓大を相手に、1部に昇格したばかりの中大は1-8で敗戦。リーグ戦は黒星発進となった。

  まずリングに上がったのはライトフライ級の内田洋介(文4)。後半手数が少なかったことも響き1-2で勝利を逃した。続くフライ級の川浦龍生(商3)は堂々のボクシング。距離を詰め着実にポイントを重ねるが、すべてのラウンドで一歩及ばず惜敗した。
 バンタム級の内山雄平(商4)と岩渕雄介(総2)は「チャンスを逃していた」(糸川監督)と積極性を欠く試合展開で負けを喫した。ライト級一人目の村田勝彦(商3)はパンチ力のある相手にTKO負け。1部の強さを見せつけられた。続く三代大訓(文2)は昨年度全日本バンタム級チャンピオンと対戦。目が良く、スピードのある相手に苦戦を強いられ、0-3で試合を終えた。ライトウェルター級で出場したのは光永健成(商3)。光永は第2ラウンド目で重いボディーを喰らいダウンを取られるとともにタオルがリングに投げ込まれ敗戦。
 暗い空気が漂う中大。しかしキャプテンの西條が流れを変えた。ウェルター級で出場した西條は、ゴングが鳴るなり積極的に前へと攻め込む。相手をコーナーに追い込み、持ち前のボディーを決めていく。第3ラウンド、顔面へのストレートで相手がダウン、再び残り時間42秒でもダウンを奪い会場を沸かせた。流れは西條がつかむが、終了のブザーが鳴り試合終了。TKO勝ちとはならなかったが、3-0で勝利し中大の意地を見せつけた。
 西條の勇姿に続き、但馬ミツロ(商2)も善戦を繰り広げた。重いパンチでじわじわと攻め入り、着実にポイントを重ねる。しかし判定は1-2のポイント負け。判定に但馬を始めチームは悔しい表情を浮かべた。

 拓大との試合を振り返り糸川監督は「内容は非常に良かった」と褒める一方、「相手に合わせず自分のボクシングをする」ことを課題に挙げた。チームとしても「1部のチームとしての課題が明確になった」(西條)と得たものは大きい。課題が浮き彫りになり、それをものにし、2週間後に控えた駒大戦で見られることに期待する。

 昨年度2部から昇格し、今年度から1部で戦う中大。舞台は変わったが、目指すべきものは変わっていない。長丁場のリーグ戦、勝利を目指しチーム一丸となり強豪校に挑む。

◆大会結果
○中大1‐8拓大●