フェンシング部

フェンシング部 関東学生フェンシング選手権大会(フルーレ)

2015年05月06日

5月1日  駒沢オリンピック公園体育館

リーグ戦、日大に敗れ総合3位

リーグ戦男子フルーレ団体は最終2日目を向かえた。第4戦で日体大に勝利、続く第5戦では日大に敗北を喫し、全日程を終えて3勝2敗で総合3位となり、惜しくも連覇を逃した。

今日の初戦の相手は日体大。佐野多加文(経4)、横山覚(法4) 、簾内長仁(理工3)の3人で挑んだこの試合、序盤から中大が日体大に畳み掛ける。第2セットから第4セットにかけて9連続得点を記録するなど日体大を圧倒。その後も危なげなく試合を運び、最後は佐野が締め45ー18で圧勝した。

▲日体大戦で得点を奪う佐野

続く第5戦、相手は強豪校の一つ、日大。この試合に勝つと、4勝1敗で中大、日大、法大が並び、得失点差で優勝校が決まる。中大は先の日体大戦で大差をつけたため、日大に勝てば優勝の可能性はかなり高い。序盤はお互い一進一退の攻防を繰り広げ、第3セットを14ー14のイーブンで終える。迎えた第4セットはエースの簾内と船本(日大)との対戦。しかし思ったほど得点を伸ばせず17ー18で第5セットの横山にバトンを渡す。ここから日体大が攻勢に出る。第5セットは日大のエース、伊藤が流れを作り24ー21で終えると、徐々に点差が開いていく。27ー35で迎えた第8セットには佃(日大)の剣先が簾内の肘を直撃するアクシデントもあり5連続得点を許す厳しい展開。ベンチに戻ると自分への不甲斐なさをあらわにした。最終9セットは佐野が粘りを見せるも万事休す。31ー45で日大が勝利した。

▲日大戦の試合後に挨拶をする両校の選手ら

試合後に横山はゲームを振り返り、「(作戦プランとして)時間を使うというのがあったが、使い切れなかったのが改善点。時間を使っていたらもっとまともな勝負が出来てたかな」と悔しさを滲ませた。簾内は「船本さん(日大)のとき点を取りきれない状態で回してしまった。自分では取りきらなくちゃいけないって分かっていたが、これをきっかけに流れが変わってしまった」と試合を分けることとなった第4セットでの攻防を振り返った。

この結果、リーグ戦2位までに与えられる王座決定戦への進出は逃してしまったはものの、佐野は次の目標を力強く語った。「関カレで法政に勝って優勝したい」トリッキーなフェンシングで魅了するフェンサーが多い中大フルーレ陣。その匠なる技術で次なる試合はどんなフェンシングを見せてくれるだろうか。

◆大会結果◆

中大45-18日体大●

中大31-45日大○

フルーレ①日大②法大③中大

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部