フェンシング部

フェンシング部・全日本学生フェンシング選手権大会(エペ団体

2014年11月27日

11月16日 京都・大山崎町立体育館

下級生のみでベスト4
 

 エペ団体は水口紘希(法2)、諸田拓也(経2)、簾内長仁(理工2)、河西翔平(理工1)。下級生のみのチームで、インカレでのベスト4入りを果たした。  1回戦の相手は関西学大。試合はシーソーゲームだった。他のメンバーが相手にリードを許すもその分をしっかり水口が取り返す。8番手の河西が35-33から逆転され水口には39-40で回ってきた。「(河西が)あそこまで取られると思わなかった」と想定外の展開。一時は42-44と危機を迎える。しかしここでエースの本領を発揮し、44-44で時間が切れ。一本勝負へと持ち込む。見事ポイントを奪取し、中大を勝利へと導いた。昨年の関カレエペ個人では一本勝負を制して優勝した水口。その勝負強さは健在だった。  
 2回戦は早大との対戦。1番手の水口、2番手の簾内で10-6とリードしてリズムを作ったかと思われたが逆転をされる。再び簾内がリードを奪い返し、35-33とする。そして8番手の諸田に回ってくる。逆転だけは阻止したい場面で、諸田は「(自分の)実力としては劣っているが気持ちは負けずに」そう意識して挑んだ。着実に得点を重ね、40-37で水口へと勝利のタスキを託した。水口は安定感のあるフェンシングでリードはそのまま、45-42で勝利した。早大戦は「諸田が大活躍で、それが大きかった」(水口)と諸田の活躍が光った。  迎えた準決勝、相手は関カレで敗戦を喫した日大。終始リードされ、ポイントゲッターとして1、2回戦と活躍していた水口もポイントを取り返せない。33-45で敗戦。日大と中大の間には「実力の差がある」と諸田は試合を振り返った。  
 3位決定戦はリーグ戦で2部優勝を懸けて勝負し、一本勝負の末敗れた慶大との対決。この試合も互角の勝負を見せる。30-27とリードしていた場面で、7番手として出場した簾内が同点に追い付かれる。「疲れで全然動けなかった」(簾内)。簾内はフルーレ個人、団体、エペ個人、団体に出場し、5日間連続試合に出続けており、疲労は限界に達していた。その後の河西も「緊張が原因でうまく動けなかった」とリードを許す。37-40で水口に回ってくる。「自分の中では勝てると思った」(水口)。しかし今大会エペ個人準優勝の武田(慶大)の壁が立ちはだかる。40-45で敗れ、インカレ最後の種目が終わった。  下級生のみのメンバーでのベスト4。河西の緊張に関しては「来年、再来年に向けて良い経験になる」(水口)とのこと。日大と慶大、負けた試合に関しては「個人の力の差」(諸田)が現れた。インカレでベスト4以上に行くなら「練習して個の力の底上げが必要」(諸田)。その練習の先には1部昇格と、インカレの頂がある。

◆試合結果 1回戦○中大45-44関西学大●
      2回戦○中大45-42早大● 準決勝●中大33-45日大○
       3位決定戦●中大40-45慶大○
◆大会結果 ①日大②法大③慶大④中大