フェンシング部　全日本学生フェンシング選手権大会（サーブル団体）

　インカレ４日目はサーブル団体戦が行われた。結果は昨年と同じ３位。「優勝できなかったのが残念。優勝する気しかなかった」（小谷太洋・経４）。同種目を連覇した法大に決勝進出を阻まれ、悔しい結果となった。
　２回戦までは順調だった。初戦の中京大戦は中島哲雄主将（商４）、小谷が中心に終始リードを譲らず快勝。片岩和紀（総３）も中盤から善戦し、勝ちに貢献した。続く拓大戦も１セット目で先制を許したが、その後相手に主導権を渡さなかった。
　順当な勝ち上がりの中大に、準決勝で法大が立ちふさがった。１番手の小谷が２―５でセットを落とすと、続く中島主将も３―５と反撃できず、苦しい戦いを強いられる。流れが変わったのは６セット目。中島主将が安藤を相手に粘りを見せ、６―５と互角以上の戦い。その流れに乗るように、曽我啓介（商３）も一騎討ちの場面で一歩先行し、点差を縮めた。
　31―40で迎えた最終セット。相手に１点を先取されるも、中島主将が気迫の攻めで４連取。一気に詰め寄った。しかし最後は連取し返され、35―45で幕切れとなった。

　３位決定戦の相手は昨年インカレサーブル個人を制した張眞を擁する専大。昨年の３位決定戦でも当たった相手だ。サーブルのメンバー同士で「勝って終わらせようと話した」（小谷）。その言葉通り、一巡目で作ったリードを守り切り勝利した。
　大会前の準備に抜かりはなかった。先月下旬に行われた関カレから、ほとんど休みなく練習。４年生が３点ビハインドで後輩と勝負するなど、実際の試合を想定したメニューをこなした。
　悔しい結果とはいえ、インカレの団体戦は４年生サーブル陣にとって集大成。「中大でなければここまでこられなかった」（中島主将）。最後は感謝の気持ちを胸に、ピストに立った。
　「もっと勝ちたかった。後輩たちには後悔だけはしないようにやってほしい」。試合終了後、中島主将は言葉を詰まらせながら語った。後輩たちに思いを託す。今度は曽我や、片岩がサーブル陣をけん引する番だ。

◆試合結果
１回戦
○中大45―26中京大●
２回戦
○中大45―30拓大●
準決勝
●中大35―45法大○
３位決定戦
○中大45―40専大●
◆大会結果
①法大②日大③中大
写真・記事：「中大スポーツ」新聞部