フェンシング部

フェンシング部 全日本学生フェンシング選手権大会(サーブル個人)

2014年11月14日

11月13日 京都・大山崎体育館
曽我、ベスト8も「納得のいくものではない」

準々決勝で吉田(法大)と戦う曽我

 インカレ2日目。サーブルの個人戦が行われ、中大からは4人が出場した。中島哲雄主将(商4)、小谷太洋(経4)、曽我啓介(商3)、片岩和紀(総3)の4人は皆プール予選をパスし、本戦へと進んだ。プール予選の結果、1回戦を戦うのは小谷と片岩。中島主将と曽我はシードされ2回戦からの出場となった。片岩は快勝し2回戦へと進むも、小谷は守屋(明大)に12-15で敗戦した。
 2回戦は中島主将と片岩の対戦となり、早くも中大の選手同士がぶつかる。試合は完全に中島主将がペースを握る。先制されるも8連続得点などを挙げ、15-4で中島主将が勝利した。曽我も江嶋(日大)に対し15-3と快勝した。中島主将、曽我はベスト8を決める3回戦へと進んだ。
 中島主将の3回戦の相手は専大の張眞。中島にとっては最後のインカレであったが「緊張はしていなかった」。1-8と前半は完全に張眞のペースだった。しかし「このまま負けたらかっこ悪い」と主将の意地を見せ最大7点あった点差を追い付いた。だがこの試合の軍配は張眞に上がった。中島主将の個人インカレは終わった。曽我の3回戦の相手は朝日大の川浪。試合開始早々3連続失点を許すも、着実にポイントを稼いだ。15-9と危なげない試合で勝利を収めた。曽我は中大勢では唯一の準々決勝へと進む。

3回戦で敗れた中島主将

 準々決勝。相手は吉田(法大)。吉田は一緒に練習をしたりと「手の内は分かっている」相手だけに、一筋縄ではいかない。「関カレで負けた相手なのでやり返したかった。足を動かして相手のミスを誘う」。強い気持ちを持って臨んだ。序盤は接戦ではあるが4-2とリードする。その後逆転を許すも、7-8と最小の点差で試合を折り返した。しかしその後4連続ポイントを許すなど反撃できず9-15で敗戦。敗戦について「関カレと同じ展開。足が止まってしまった。自分の甘さが出た」と分析。3-2の場面で剣が折れたがランプが付き、双方の主張がぶつかり揉めた場面があった。その後相手に逆転されたため、試合の転機となるプレーだったように思われる。それに関しては「(相手の主張が通る形となったが)あの場面では勝っていたので焦りはなかった。今思い返すと、もっと主張してれば良かった」と後悔。ベスト8という結果に対しても「昨年と同じ成績、関カレと同じ相手に負けたということで満足はしてないし、自分としては全く納得のいくものではない」と語る。残すは団体戦。準決勝で、今日曽我の負けた吉田がいる法大と戦うことが予想される。「絶対に勝つ。次は絶対に負けない」(曽我)。「悔しさをバネに勝ちたい」(中島主将)。今日負けた悔しさを、団体戦にぶつける。

◆大会結果
1回戦
●小谷12-15守屋(明大)○
○片岩15-8島田(明大)●
2回戦
○中島主将15-4片岩●
○曽我15-3江嶋(日大)●
3回戦
●中島主将13-15張眞(専大)○
○曽我15-9川浪(朝日大)●
準々決勝
●曽我9-15吉田(法大)○

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部