バレーボール部(男子部)

バレーボール部・黒鷲旗全日本選抜男女バレーボール大会グループ戦対パナソニックパンサーズ

2017年05月04日

5月2日 大阪市中央体育館

企業相手に収穫ある敗戦 

 

スタメン(サーブローテーション順)

1WS 石川祐希主将(法4)

3MB 平田亮介(経4)

12WS 谷口渉(法3)

4WS 武智洸史副将(法4)

18MB 水野将司(法2)

17S 牧山祐介(商2)

9Li 柳田貴洋(法3)

27Li 土岐大陽(経1)

 

 2日に開幕した黒鷲旗。高校、大学、企業と入り交じった大会だ。関東大学勢からは前年度のインカレ1位~3位の成績を収めた、中大、東海大、早大が出場した。

 中大が入ったグループAは、サントリーサンバーズ、パナソニックパンサーズ、駿台学園高がいる。グループAのリーグ戦で上位2チームが決勝トーナメントに進出する。第1戦は中大OBが多く在籍するパナソニックとの対戦となった。試合は終盤に粘りを見せるも、中大がストレートで敗れた。

 

 「硬さがあった」(武智副将)と振り返る第1セット序盤。パナソニックに4連続得点を許し、先制パンチを食らう。石川主将が福澤(パナソニック)からブロックを得点を奪うも、なかなか点差を詰められない。中盤に入ると福澤にスパイクを決められ始め、リードを広げられた。そのまま、パナソニックに押し切られ、18-25でパナソニックに先手を取られる。

 

▲スパイクを放つ石川主将

 

 第2セットも序盤パナソニックにペースを握られる。一時8点差をつけられる苦しい展開の中、松永監督はセッターを山下紘右(商4)を投入する。「(コートに入るときに)雰囲気よく盛り上げて思いっきりやろうかなと」(山下)。すると、山下の投入を機に中大の攻撃が徐々に回り始める。石川主将へのマークが厳しくなる中、平田、水野の両ミドルがスパイクを決め始める。ミドルからの攻撃が機能し出すにつれ、サイドの谷口、武智副将もパナソニックの高いブロックをかわし、連続得点。「山下がリーグ戦では見せないくらい元気にやってくれて、チームを良くしてくれた」(松永監督)。追い上げを見せると、さらに武智副将が清水(パナソニック)のスパイクをブロックで封じ、パナソニックに詰め寄る。しかし、3点差と迫った場面で石川主将のバックアタックがパナソニックのブロックにシャットされてしまう。これで流れを切られた中大は、結局22-25で第2セットも落としてしまう。

 

▲喜ぶ谷口(左)と山下

 

 第3セットはスタートから山下が出場。中大は多彩な攻撃から得点を奪い、パナソニックと互角の戦いを見せる。二度目のテクニカルタイムアウト(8点、16点にどちらかが到達すると強制的に60秒間のタイムアウトに入る)を挟んで、中大が攻勢を強める。武智副将がまたも清水からブロックでブレイクに成功すると、石川主将がラインギリギリの所にサービスエースを叩き込む。この試合初めてパナソニックから3点のリードを奪う。しかしその直後、強力なサーブからレセプションを乱され、5連続失点。パナソニックに最後は地力の差を見せつけられた。このセットを23-25で落とし、ストレートでの敗北となった。

 

 第1、2セットは固さが見られたが、第3セットでは互角の戦いを見せた中大。会場も味方につけ、Vのチームをヒヤリとさせる場面も作った。石川主将も試合後「自分たちで修正できた。成長するきっかけになれば」と収穫を口にした。次戦は一昨年の天皇杯で勝利したことのあるサントリーとの対戦だ。再び金星を上げることができるか。注目の一戦となりそうだ。

 

◆試合結果

●中大0-3○パナソニック (18-25、22-25、23-25)

 

記事・写真=「中大スポーツ」新聞部