バレーボール部(男子部)

バレーボール部・春季関東大学バレーボールリーグ戦 対学芸大

2017年04月12日

4月9日 立川市立泉体育館

ダークホースに辛勝 リーグ連勝スタート

 

スタメン(サーブローテーション順)

2WS 大竹壱青(商4)

3MB 平田亮介(経4)

12WS 谷口渉(法3)

4WS 武智洸史(法4)

18MB 水野将司(法2)

5S 山下紘右(商4)

9Li 柳田貴洋(法3)

 

 開幕連勝を飾った。昨年度インカレ2位の東海大を前日破った学芸大との対戦。相手の勢いに押され、フルセットにもつれる苦しい戦いとなるも最後に勝ち切った。「中大の良いところも悪いところも出た」と武智。松永監督は、「4年生がよく引っ張っていってくれている」と、最上級生の頑張りに太鼓判を押した。

 

▲平田のスパイク。前日は緊張したというが、切り替えて高いクイック成功率を見せた。

 

 第1セットは、序盤に学芸大のリードを許す展開となる。スパイクミスや被ブロックなどで連続ポイントを奪われるも、12点で追い付くと流れを手放さずリードを広げ、セットを先取した。しかし2セット目はまったく逆の展開に。中大が細かい連続ポイントを重ねリードを広げようとするが、学芸大も食い下がる。中盤に追いつかれると、ミスがかさみ5連続ポイントで突き放された。「自分のミスやシャットで流れを失った」(大竹)と、悔しい逆転負けで第2セットを失った。

 

 勢いに乗ると手が付けられない学芸大。3セット目も序盤にリードを許し、一進一退の攻防が繰り広げられる。中大は同点に追い付くと、山下のコートの隅ぎりぎりを突くサービスエースで逆転。相手のタイムアウト明けに平田のブロックが飛び出すと、流れをつかみこのセットを獲得。そのまま4セット目も連取するかと思いきや、ミスが絡み8連続失点するなど4セット目は大差で失う。勝負の行方は最終セットにゆだねられた。

 

▲山下のトスワークがブロックをほんろうした。

 

 第5セット、大竹は「もう、100本(スパイクを)打ってもいいぐらいの気持ちで」挑んだ。本来は苦手だというレフトだが、イタリア留学中の石川祐希主将(法4)が普段は務めるポジション。「自分が1番点を取る」(大竹)。エースの気迫に答えるように、大竹にトスが集まった。勝負所で投入されたピンチサーバーの近藤誉(商2)がチームを救う守備を見せると、つないだボールを大竹が力強く相手コートに叩き込む。最後は平田のクイックが決まり勝負あり。意地で連勝を決めた。

 

▲リーグデビューを飾った土岐太陽(経1)

 

 選手はこの結果にも、危機感をにじませる。「落とした2セットが、セット率に響いてくるかもしれない」(山下)。どうにか勝ち切った1勝に笑うか、落とした2セットに泣くかはリーグが終わってみないとわからない。次戦は1週間後の明大戦。「自分たちらしいバレーをして、しっかり勝ちに行く」(武智)。とにかく今は、勝利を重ねること、それだけだ。

 

◆試合結果

中大3-2学芸大● (25-20、19-25、25-21、13-25、15-9)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部