バレーボール部(男子部)

バレーボール部・秋季関東大学バレーボールリーグ戦対明大

2016年10月10日

10月8日 東海大湘南校舎

出だし不安も明大にストレート勝ち

スタメン(サーブローテーション順)

10WS 石川祐希(法3)

1MB 井上慎一朗主将(法4)

9WS 大竹壱青(商3)

12WS 武智洸史(法3)

3MB 渡邊侑磨(法4)

13S 山下紘右(商3)

7Li 伊賀亮平(経4)

 自力優勝は厳しいものの、まだまだ可能性は残っている。7勝1敗で迎えた第9戦、明大戦。久しぶりの公開試合で、観客の声援も後押しする。第1セットこそ手こずったものの、第2、3セットを難なく奪いストレートでの勝利となった。

▲ハイタッチをかわす#3渡邊と#10石川

 「出だしが悪いのはチームカラーみたいなもんで…」と井上主将。試合の入りは声を掛け合っていても、どうしてもミスが増え、いらない失点が出てしまう。「ムラがある」(大竹)と口々に反省点に挙げた第1セットは、サーブミスが多く連続得点が途切れてしまった。先に20点台にのせ、22-18とセットポイントが見えてから明大にフェイントなどで得点を許し、23-22まで詰め寄られる。なんとか押し切り、セットを奪ったものの、課題の出だしに不安を残した。

 第2セット以降はミドル陣と石川のパイプ攻撃も決まり出す。バックセンターから放たれる石川の強烈スパイクは効果抜群だ。石川を警戒すると、ブロックの手薄になった他のスパイカーがきっちり決めてくる。サーブも走ってやりたい展開を作り出した。

▲#13山下が攻撃陣を操り、#7伊賀が後ろから指示を飛ばす

 第3セット20-12の場面、松永監督が「頼もしい」と太鼓判を押す寺町崚(商4)をピンチサーバーで投入。変化するフローターサーブで相手を崩すと、ネット際に浮いたボールを井上主将がブロック。さらに、ノータッチサービスエースも出してチームの盛り上がりは最高潮に。4連続得点に貢献した寺町は「練習の時から試合を想定して練習が出きているからこそ、試合でも結果が出せつつある」と意識は高い。試合の流れを左右するピンチサーバーは、残り2戦も大きなポイントになってくるはずだ。  マッチポイントは、ジャンプの高すぎる石川の顔面ブロックで得点。試合を締めくくった。

▲スパイクは手で打った

 課題として挙がるのは出だしの第1セット。「どのチームとやるにも、出だしの5点は重要」(武智)と、意識を持っていくものの「しょうもないミス」(伊賀)が出てしまう。反省点を多く口にした選手たちだが、徐々にコンビの精度が上がってきた。「順位はもう神様に、祈らなきゃいけないですけど、インカレに向けても手応えはあります」(松永監督)。

 「個人賞は今は気にしてない。終わった時点でとれていればいいなあと。自分のプレーをしっかりコート内で発揮して、チームが勝てれば。今日よりも手強くなるとは思うけど、まずは自分たちのプレーをして、その中で相手に対応していければいい」(石川)

◆試合結果

◯中大3-0明大● (25-23、25-18、25-13)

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部