バレーボール部(男子部)

バレーボール部・東日本バレーボール大学選手権大会3位決定戦

2016年07月04日

6月25日 墨田区総合体育館

逆転勝ち3位で東日本インカレを終える

スタメン(サーブローテーション順)

17S 柳田貴洋(法2)

1WS 井上慎一朗主将(法4)

3MB 渡邊侑磨(法4)

20WS 谷口渉(法2)

12WS 武智洸史(法3)

9MB 大竹壱青(商3)

7L 伊賀亮平(経4)

 3年ぶりのベスト4進出を果たしたが、準決勝で日体大に敗れた中大。3位決定戦で前回リーグ戦で負けを喫している東海大と対戦した。第1セットを落とし、先行を許す苦しい展開となったが、第2セットから3連続でセットを取り、見事逆転勝ちでこの大会の3位を決めた。

▲ガッツポーズをする伊賀

 先手を取り東海大にプレッシャーをかけたい第1セット。序盤は互いに譲らず、一進一退で試合が進む。しかし中盤、ミスも絡んで東海大に4連続得点を許してしまう。途中からセッターを柳田から山下紘右(商3)に代え、追い上げを図る。しかし思うように点差を縮めることができない。終盤に追い上げを見せるもこのセットを23-25で落としてしまう。

 1セット先行される苦しい中で迎えた第2セット。序盤から中盤にかけて、必死にボールをつなぐ東海大に粘り負けし、失点。一時は6点差をつけられる厳しい展開となった。これまでの中大ではあれば、相手にペースを握られたまま負ける試合が多かった。だが、この試合では違った。東海大の多彩な攻めに耐え続け、井上主将と武智の両エースが決める理想的な形で得点を重ね、逆転に成功する。これで流れに乗った中大は終盤、二つのブロックポイントを含む怒涛の6連続得点で東海大を圧倒。このセットを25-19でものにする。

▲山下のトスアップ

 続く第3セットは山下のトスワークが光った。「クイックが少なかったのでクイックを多めに使って」(山下)と試合後話したように、序盤は渡邊と大竹の両センター陣にトスを集めた。センター陣にブロックが付き始めた中盤からはサイドのスパイカー陣にトスを集め、東海大を翻弄。第2セットからの流れを相手に渡さず終始リードを保ち、このセットを25-21で連取する。

▲スパイクを打つ武智

 迎えた第4セット。第2セット同様に東海大に先行を許すが、大きく引き離されることなく中大が食らいついていく展開となる。そしてセット中盤、谷口と大竹の活躍で5連続得点、15ー12と逆転する。だが、ここから東海大が粘りを見せる。中大は東海大のサイドからの攻撃に苦しめられ、すぐさま追いつかれてしまう。その後ジュースまでもつれ、24-25とセットポイントを握られてしまうが、ここでも中大は冷静だった。2回のセットポイントを凌ぎ、長いラリーを武智が決め、ついにマッチポイントを迎える。最後は谷口がレフトからのスパイクを見事ブロック。このセットを28-26で取り、セットカウント3-1の逆転勝ちで東海大に勝利、リーグ戦のリベンジを果たした。

  年度の前半戦最後の試合を逆転勝ちで締めくくった中大。3年ぶりにベスト4進出を果たし、チームにも粘り強さが出てきている。しかし試合後、井上主将ら選手は結果について「満足していない」と話す。松永監督は逆転勝ちについて「チームでそういった戦い方ができるんだという、自信につながればいい」と話す。秋リーグ優勝、そして全日本インカレ優勝へ。悔しさと手応えを感じながら、勝負の秋に向かっていく。

▲表彰を受ける井上主将とウイニングボールを受け取る副将の伊賀

◆試合結果

○中大3-1東海大●

(23-25、25-19、25-21、28-26)

◆大会結果

①日体大

②早大

③中大

◆個人賞

ベストスコアラー賞=谷口

サーブ賞=柳田

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部