バレーボール部(男子部)

バレーボール部・春季関東大学バレーボールリーグ戦対東海大

2016年05月17日

5月15日 日体大健志台キャンパス米本記念会堂

痛恨の2敗目 優勝争いは2敗で並ぶ3校に

スタメン(サーブローテーション順)

1WS 井上慎一朗主将(法4)

3MB 渡邊侑磨(法4)

20WS 谷口渉(法2)

12WS 武智洸史(法3)

9MB 大竹壱青(商3)

17S 柳田貴洋(法2)

7Li 伊賀亮平(経4)

▲東海大に敗れ、悔しい表情を見せる選手

 勝てば1位キープの状況で迎えた第10戦は東海大との試合。優勝争い最有力候補の筑波大を前日の試合で破り、勢いに乗っている。波に乗る東海大を抑えることができず、各セット序盤に点差を離された。終盤に強い中大も、序盤の大差に押し切られ1-3で敗戦。二つ目の黒星を付けられた。

▲プレーでもチームの中心となる井上主将

 第1セット、拮抗した展開が終盤まで続いた。互いに連続得点が欲しい場面でサーブミスも出て、ジュースに。中大のアドバンテージで試合は進むが、2点差を付けられない。30点台までもつれた試合は、大竹のブロックで仕留め、30-28で1セット目を奪取。いい形で2セット目を迎えることとなった。

 だが第2セット。立て続けのサーブミスで、流れに乗れない。セッターとミドルのコンビネーションも乱れ始め、自滅点が増える。連続得点ができないまま試合は進み、14-23の場面でピンチサーバー寺町崚(商4)を投入。変化のあるフローターサーブでサービスエースを決めた。しかし点差は詰まらず、15-25と大差でこのセットを奪われた。

▲谷口が必死に点差を埋める

 セットカウント1-1で迎えた第3セットは、またも拮抗した展開に。この展開から抜け出したのは東海大だった。小野寺を中心に組み立てられる攻撃に中大は苦戦。ブロックとレシーブの関係が崩れると12-18に。たまらずタイムアウトを要求した。タイム明けは大竹の高さのあるBクイックが決まり、徐々に点差を詰める。23-24、1点差に迫った場面で、寺町をピンチサーバー、水野将司(法1)をワンポイントブロッカーにメンバーチェンジ。前日、勝利のポイントにもなった2枚替えだったが及ばず23-25でこのセットも落とした。  あとがなくなった第4セット。武智の、相手のブロックをはじき飛ばす強烈なスパイク等で、13-8の5点差まで開く。中大リードで迎えたが、東海大のスパイカーに再び苦しめられる。先に20点台に乗ったのは中大だったが、東海大のフェイントが決まり23-24。マッチポイントを握られる。山下紘右(商3)、平田亮介(経3)の2枚メンバーチェンジも、スパイクを決められここで試合終了。セットカウント1-3で東海大に敗れた。

▲攻守ともにチームの支えとなった武智

 前日、筑波大が東海大に敗れたことで、1位に躍り出た中大だった。東海大に勝利すれば単独首位、優勝に最も近いチームとなったが、結果は敗北。2敗で筑波大、日体大、中大が並ぶことになった。セット率により中大は3位につける。最終戦に優勝の可能性を残しつつも、「しっかり自分たちのバレーをして、最後勝って春リーグを終えたいなと思う」(松永監督)と、いい形で春季リーグ戦を終えることが一番だ。

◆試合結果

●中大1-3東海大○

(30-28、15-25、23-25、23-25)

▼コメント集

松永監督

「我慢比べでこっちが我慢できなかったことが一番ダメ。前衛のミドルに対してしっかりマークつこうと対策はしていたが、小野寺の決定率が高かったため、途中でコミット飛んでも上を抜かれるケースがあった。抑えきれなかった。レフト側の松林については、3枚ブロックで仕掛けに行くってことで、引っ掛けたりワンタッチとったりってことがいい展開の時はできていた。それがもっと多く出たら、よかったと思う。1セット目は仕掛けたところでしっかりブロックだとかできていたし、そういったことを自分たちの成功体験としてどんどん出していければ競り負けなくなってくるのかなと感じる」

井上主将

「春リーグ中ずっと自分たちの課題だったが、波が激しいというところが出てしまった。崩れたら止まらないというところが出た試合だったと思う。主将としてのこの春リーグは、しんどかった。試行錯誤しながら、プレーと、主将としてチームをまとめることの兼ね合いっていうか、上手くバランスとるのが最初は難しかった、今も難しいが。なんとなく自分の中では見えてきた。もっと質を高めていけたらなと思う」

伊賀

「クイックが決められていたが、正直ブロックがあれでは厳しいと思ったので、サイドに上がった分は拾おうと。インカレでも東海大とはやっていたので、コースは頭に入っていて取れた。スパイカーは苦しいときに頑張って決めていたので、あと少し何かが足りない。映像を見て、ゆっくり考えたい」

谷口

「東海大はクイックが強いので、そこを厚く対策してきた。サーブで攻めて封じる作戦だった。サーブは攻められたものもあったが、クイックが抜かれてしまったことが敗因。順位が関係してくるので、最終戦はしっかりストレートで勝てるように準備したい」

※5月15日第3試合終了時点、2敗で3校が並び、セット率により順位決定がされています ①筑波大(失セット:7) ②日体大(失セット:9) ③中大(失セット:10)

☆次戦は5月21日、日体大健志台キャンパスにて第3試合・対順天大(第1試合開始 11:00~)です。春リーグ最終戦になります。 応援よろしくお願いいたします!

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部