バレーボール部(男子部)

バレーボール部・春季関東大学バレーボールリーグ戦対早大

2016年05月16日

5月14日 日体大健志台キャンパス米本記念会堂

サーブ絶好調 ストレート勝ちで立て直し

スタ―ティングメンバー(サーブローテーション順)

1WS 井上慎一朗主将(法4)

3MB 渡邊侑磨(法4)

20WS 谷口渉(法2)

12WS 武智洸史(法3)

9MB 大竹壱青(商3)

17S 柳田貴洋(法2)

7L 伊賀亮平(経4)

 第9戦は早大との対戦となった。筑波大への敗戦から1週。2位からの優勝に向け勝ちが求められる中、ストレートで早大を抑え込んだ。

 サービスエースで流れをつかんだ今試合。好調なサーブについては「(筑波大との対戦時には)連続得点したいところでのミスが痛かった。今日はしっかりと攻めと繋ぎのサーブを意識した」(松永監督)と、反省が生きた。

▲サービスエースを決めた井上主将

 第1セットは、サイド陣が活躍した。中盤には武智がサービスエースで貢献。そして前衛に回った井上主将が、強打と軟打で相手コートをゆさぶる。中大24点目、武智のサービスエースで乱れたコートに、井上主将の仕掛けたフェイントが決まり、このセットを25-19で終える。  第2セットは速攻で得点を積む。大竹のクイックから続いた3連続得点に、たまらず早大が2度目のタイムアウトを要求。しかし勢いは止まらず、タイム明けの武智のサーブはノータッチエースに。さらに大竹のノータッチエースが飛び出し、相手を突き放すと、25-19で第2セットも奪った。

▲スパイクを決めた谷口

 早大にとって後のなくなった第3セットは、早大リードで始まる。そんな中で、大竹、井上主将がサービスエースを獲得し、流れを引き寄せる。谷口、井上主将のスパイクが決まりだし、連続ポイントで相手を引き離していく。最後は相手のスパイクミスで、ストレート勝ちが決まった。

 敗戦から1週間、多くのことを見直した。接戦を取りきれず、離された点差を埋められない状況に、「この週の練習は追い込んだ。何度もゲーム形式の練習をしてきて、今日は取りきる力を発揮できた」と、副将の伊賀。

 対策もうまくはまった。早大の大型センターに効いたのは、課題に上がり続けていた“ブロックとレシーブの関係”。「センターに対してはブロックは2枚、長いコースは拾っていく」(伊賀)と、守備陣が攻撃を封じた。

▲安定したレシーブを見せた伊賀

 春季リーグ戦も残すところあと2戦。上位争いは、1セットが結果に直結する混戦具合を見せている。「優勝するには1セットも落とせない状況なので、しっかりと取りきりたいと思う」と、主将も気合を入れた。

▼コメント集

松永監督

「先週筑波に悪い形で負けていたので、自分たちの立て直さなきゃいけないことからミーティングをしてきた。今日はいい形で試合で来たんじゃないかと。東海大との試合は、自分たちがどれだけできるかっていうのを楽しみながら、この1戦にかけるという思いで頑張れれば」

井上主将

「リーグの中で一番いい試合ができたと思います。うちはサーブで攻めないと勝てない。そこは練習ゲームの中で皆の意識が上がってきてるのが分かったので、うまく試合に結果として出て良かったです。優勝するにはもう1セットも落とせないので、しっかり取りきりたい」

渡邊

「先週負けてこの1週間、しっかり早稲田を想定して戦ってきたので、その中で監督の作戦などががっちりはまって勝てた。これはチームの総合力が出たと思う。もっとトス呼んで、何回も何回も粘って、決定率よりも1点の印象を持っていきたい」

伊賀

「負けたら後がないんで全力でやった結果、すっきりした勝ち方ができた。練習も考えて練習した分、それを発揮できた。接戦になったら取りきれない、点差が離れたら追いつけないっていう状況が続いたので、ゲーム形式で取りきり練習を。それが結果として出た」

武智

「今日は先週負けてるので、その負けを気にせず、あと残り3戦をとりきるという練習をしてきたので、試合前もモチベーション高くて、アップから雰囲気をつくれた。リズムを作るということをコントロールする、維持するっていうのが結構難しいので、そういうことをできるように」

▲「チームの総合力が出た」と渡邊

◆試合結果

○中大3-0早大

(25-19、25-19、25-20)

※5月14日第3試合終了時点=1位

☆次戦は5月15日、日体大健志台キャンパスにて第2試合・対東海大(第1試合開始 11:00~)です。 応援よろしくお願いいたします!

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部