バレーボール部(男子部)

バレーボール部・春季関東大学バレーボールリーグ戦対駒大

2016年04月22日

4月16日 東海大湘南校舎総合体育館

フルセットを制し3戦全勝! セット数で首位浮上

スタメン(サーブローテーション順)

1WS 井上慎一朗主将(法4)

3MB 渡邊侑磨(法4)

20WS 谷口渉(法2)

12WS 武智洸史(法3)

9MB 大竹壱青(商3)

13S 山下紘右(商3)

7Li 伊賀亮平(経4)

春季リーグ戦第3戦は、駒大との対戦となった。昨秋のリーグ戦から1部に昇格し、勢いのあるチームだ。中大には先週右足のけがで出場しなかった渡邊がミドルに復帰。だが「自分たちの準備不足。フルセットで勝ちはしたものの、いい試合ではなかった」と井上慎主将が振り返る通り、1、2セットを先に奪われる苦しい展開に。中大はその後3セットを取り返し、フルセットの末に勝利を収めた。決め手に欠けるも粘りを見せ、3戦全勝とした。

▲チームを支える両エース、井上慎主将(左)と武智

 1、2セットは終始駒大を追い掛ける展開になる。なかなか埋まらない点差に「『今日は何か違う』とみんなが思っていた」(渡邊)。レフトサイドの井上慎主将と武智を中心に駒大を追い掛けるも、足が動かず勢いに押され先に2セットを奪われた。

 ここからは1セットを奪われた時点で黒星がつく。混戦のリーグ戦では、1つの黒星が順位をいくつも落とすきっかけとなる。「相手がストレートで終わらせるという気で来てたので、それに負けないように気持ちを全面に出して戦った」と大竹が語るように、第3セットは序盤9-8とこの試合で初めてリードする。山下に替わって柳田貴洋(法2)がセッターに入り、リズムを変えると少しずつ流れを持ち直す。ピンチサーバー寺町崚(商4)のサービスエースもあり、攻撃を立て直すと第3セットを取り返した。

▲柳田(左)と谷口の2年生コンビ

 第4セットは相手を14点に抑え圧倒。フルセットに持ち込むと、最終第5セットは2-5から巻き返して15-10。なんとかもぎとった白星に、選手は安どの表情を浮かべた。

 3試合を終え、全勝は中大と順大の2校に。2戦を終えた時点では3位だった中大は、セット数で順大を上回り首位に浮上した。だがリーグ戦はまだまだ始まったばかり。まずは前半を首位で折り返すため、1戦1戦に気を引き締めて臨む。

◆試合結果

○中大3-2駒大●

(22-25、21-25、25-21、25-14、15-10)

▼コメント集

松永監督

「スタートの自分たちが点数を欲しいときに、ミスが出る形が多かった。トスが単調になってブロックがついてきてしまう。本当にサイド陣が頑張ってくれた。中大は昨年よりオポジットが小さくなり、セッター対角が低いってことで難しい場面はあるが、レセプションをしっかり返してくれるチーム。セッターも変わって、(山下、柳田の)両セッターに頑張ってもらいたい。2人ともいい経験ができるはず。」

井上慎主将

「うまくリズムに乗り切れなかったが、キャプテンとして自分や伊賀がしっかり締めていかなければならない。序盤で苦しい試合を経験できて良かった。(自分のプレーは)1から4セットは合格点をあげられないけど、5セット目は集中して取り切れて、キャプテンとしてそれだけは仕事できたかなと思う」

渡邊

「課題も出ているが、セッターが(昨年と)変わった中で勝てているのはいいこと。柳田が入って雰囲気を変えてくれた。自分の決定率などの数字も大事だが、後輩に何か感じ取ってもらえるプレーをしたい」

大竹

「負けている状態から逆転できたのは大事なことだし、最初のセットからエンジンをかけていくのも大事。いい部分も悪い部分も収穫としてあるので、これを次に生かしていく」

柳田

「セッターとして今年から本格的に始めた(それまではスパイカーとの両立)。今日のゲームはスタメンのスパイカーの方々に勝たせてもらったという感じ。自分が出ても勝てたというのは『誰が出ても強い中大』を掲げているので、チームの自信にもなった。山下さんには試合中も何度もアドバイスをもらいに行って、自分だけでは視野が狭くなっているところを、すごく楽にしてもらった」

谷口

「(今年からスタメンは)最初のほうは緊張したが、今は慣れてきた。去年負けていない分、今年も負けられない。いかに最初から自分たちのバレーができるかが勝ち残っていくためには必要。明日からも序盤から攻めていく」

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部