バレーボール部(男子部)

バレーボール部・全日本バレーボール大学男子選手権大会 準決勝対早大

2015年12月07日

12月5日 大田区総合体育館

 

早大に3-1で競り勝ち決勝進出!

 

スタメン(サーブローテーション順)

14WS 石川祐希(法2)

6MB 渡邊侑磨(法3)

2WS 今村貴彦(法4)

16WS 武智洸史(法2)

13MB 大竹壱青(商2)

1S 関田誠大主将(法4)

11L 伊賀亮平(経3)

 

 

▲試合後、あいさつする選手たち

 

 東日本インカレ優勝チームの早大と、決勝進出を懸けた大一番。サーブが強い早大にゲームカウント1-1と競る。「大会直前の練習試合では負けていたので、とりあえず全力でいこう」(伊賀)と、我慢比べとなった試合で粘って3-1の勝利。決勝進出を決め、連覇に大手をかけた。

 松永監督は試合前にアップゾーンに駆けていき、選手とともに円陣を組んだ。「楽しんでやれないと後悔する。選手も、できれば僕も一緒に楽しんでやりたい」(松永監督)。チームの集大成としてのインカレ、決勝進出に向けてチームの士気を高める。

 第1セット序盤は今村のサーブと大竹のブロックで連続得点。やりたい形で流れをつかみかける。しかし勝負どころで早大の主将、福山にサービスエースが出て、早大も盛り上がる。中大は守備面で粘りを見せ、渡邊は苦手としていたブロックで「シャットはなかったが、ワンタッチを5割くらいとれた」と、攻撃につなげた。粘って奪ったチャンスボールをスパイクにつなげると、相手のサーブミスにも助けられじわじわと点差を開き、25-17でこのセットを奪った。

 

 

▲ブロックを決めた大竹

 

 第2セットは福山のサーブに武智と伊賀の間を攻められる。「自分が固くて迷惑をかけた」(武智)とサーブを攻略できず、序盤に開いた点差を詰められないままゲームが進む。第1セットにほとんど出なかったサーブミスも出始め、ミスでの失点がかさむと、最後は石川のレフトからのスパイクがブロックされて23-25でこのセットを奪われる。

 

 

▲ブロックポイントにガッツポーズを見せる#2今村

 

 第3セットはスパイクミスとコンビミスで、序盤に4連続失点。嫌な流れを断ち切ったのは、第2セットでサーブで攻められた武智だ。ブロックを上手く利用するクレバーなプレーで、早大の勢いを止める。その後は石川のバックアタックを中心に攻撃するも、守備面でも安定している早大は、日本を代表するスパイカーの石川のスパイクも拾う。「(早大は)ディグとブロックと、組織としてしっかりしている。拾い負けだけはしないように」(石川)と粘って、拾い合い打ち合いのセットを25-20で奪い返した。

 

 

▲チームの得点に、関田主将を中心にもりあがる

 

決勝進出へ、あと1セットとなった第4セットは、石川の独壇場。「石川自身も『持ってきてください』と言っていたので、いいところでどんどん使おうと」(関田主将)と、バックアタックが冴えわたる。相手ブロックのマークが薄くなったところで関田主将は渡邊、大竹のミドルの速い攻撃を積極的に使い、ミドルの決定率も上がる。攻め続けた中大が25-16でこの試合を勝ち切った。

 

 

▲チームの核となった石川

 

 「早稲田とやるのは好きなんです。強くて楽しい」(今村)。精神力が試された試合に粘り勝ちし、連覇が見えてきた。決勝の相手は筑波大。筑波大の印象を大竹は「高さと速さ、守備面も本当にいいチーム」と警戒する。下級生は口々に、4年生を勝たせて胴上げしたい、と語る。そんな思いに関田主将も「学生として最後の戦いなので、さみしい思いもある。思いっきり楽しんでみんなと優勝がしたい」と応えた。連覇のプレッシャーを、バレーボールを楽しむことではねのけたい。

 

◆試合結果

○中大3-1●早大(25-17、23-25、25-20、25-16)

 

 次戦は12月6日、大田区総合体育館特設コート第2試合(第1試合開始13時~)にて決勝対筑波大が行われます!応援よろしくお願いいたします!

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部