バレーボール部(男子部)

バレーボール部 東日本バレーボール選手権大会決勝トーナメント2回戦3回戦

2015年06月29日

6月25日 花巻総合体育館

ベスト16敗退 秋リーグ、全カレでの雪辱誓う

 今年の東日本インカレはベスト16で幕を下ろした。2回戦の対筑波大では立ち上がりを攻められるも、徐々に流れをつかみストレート勝ち。しかし3回戦の相手、東京学芸大の勢いのあるバレーに翻弄されてしまう。1セットを奪うものの3セット目終盤の連続失点が響き、セットカウント1-2でベスト16敗退が決まった。

決勝トーナメント2回戦 対筑波大 スタメン(サーブローテーション順) 6MB渡邊侑磨(法3) 2WS今村貴彦(法4) 16WS武智洸史(法2) 13MB大竹壱青(商2) 17S山下絋右(商2) 8WS井上慎一朗(法3) 11L伊賀亮平(経3)

 決勝トーナメント2回戦は春季リーグ戦でも、高さに苦しめられた筑波大との対戦だ。

 第1セット、序盤で3連続得点を許してしまう。武智のスパイク、渡邊のクイックが立て続けに決まると、リズムをつかんだように思われた。しかし、13-12の場面、相手の強打が決まると、続けてサービスエースを決められ、勢いづいた相手に4連続得点を許してしまう。たまらずタイムアウトを要求すると、ペースを乱された相手にミスが多発。サイドアウトをほとんどとらせず、25-20でセットを先取。

▲スパイクが決まり、武智とハイタッチをする今村

 第2セット、早速今村がブロック、スパイクで連続得点、チームを波に乗せる。井上慎も相手のブロックミスを誘うスパイクで得点。第2セットは、ブロックが鍵となった。武智、山下が1枚ブロックで相手の攻撃をシャット。さらに今村、渡邊の息の合ったブロックが連続で相手の攻撃を止めた。高さのある攻撃を封じ、25-17でセットを連取。トーナメント3回戦へと駒を進めた。

◆試合結果 ○中大2-0筑波大●(25-20、25-17)

決勝トーナメント3回戦 対東京学芸大

スタメン(サーブローテーション順) 8WS井上慎一朗(法3) 6MB渡邊侑磨(法3) 2WS今村貴彦(法4) 16WS武智洸史(法2) 13MB大竹壱青(商2) 17S山下絋右(商2) 11L伊賀亮平(経3)

 1セット目は今村の強烈なスパイクなど上々の立ち上がりをみせる。だが。そのスパイクがブロックに弾かれると流れは東京学芸大に。ブロックや強烈なスパイクでレシーブを返すことができず4連続ポイントを許してしまう。中大は渡邊のクイック、武智、井上慎のスパイクなどで2点差まで追い上げたが、相手の勢いに押され20-25で1セット目を奪われてしまった。

 2セット目は序盤、取っては取り返されるシーソーゲームとなる。しかし、8-7の場面から相手のブロック、サービスエースなどで、4連続失点。逆転されてしまったところでタイムアウトを要求すると、今村のスパイク、井上のサービスエースなどで同点に追いつく。さらに、武智のサービスエースで勢いづき、その後も強烈なサーブで相手のレシーブを乱すと、攻撃にも勢いが増し、6連続ポイントを奪う。その後2点差まで詰め寄られる場面もあったが、最後は井上慎のバックアタックが決まり、25-21で2セット目を獲得した。

 3セット目も両チーム一進一退の攻防で、シーソーゲームとなった。武智のスパイク、渡邊のサービスエースなど、着実に得点を重ねていくが、なかなかリードを広げることができない。中大にミスが出始め、3連続失点してしまうが、タイムアウト後、今村、武智を中心に4連続得点し、同点に追いつく。さらに相手コートに突き刺さる今村の気迫のこもったスパイクがさく裂。一方相手も一歩も譲らず、緊迫した試合展開が続く。先に20点台に到達したのは中大だったが、21-21の場面から、サーブで乱され、3連続失点。最後は相手の高いブロックの壁に武智のスパイクが阻まれ、試合終了。21-25で3セット目を落とし中大のベスト16敗退が決まった。

3回戦 ▲肩を落としてコートを去る選手たち

 関田主将がユニバーシアード選抜のため主将代行を務めた今村は「受け入れられない。誠大(関田主将)に合す顔がない」と悔しさをにじませた。  中大バレー部が目指していた四冠の夢は断たれてしまったが、秋リーグ、全カレ優勝に向けて歩みを止めることはない。東日本インカレでの悔しい思いを糧に、9月からのシーズンで、更なる成長を見せてくれるにちがいない。

◆試合結果 ●中大1-2東京学芸大○(20-25、25-21、21-25)