バドミントン部

Cを背負う者番外編・バドミントン部

2017年09月04日

西村達也(商3)

復活

 

 ちょうど2年前のバドミントン東日本インカレで、シングルスベスト32まで上り詰め、インカレ出場を決めた西村達也(商3)。当時、「1年生なので失うものは何もない。気持ちで負けずに、結果を残す」と語っていた強心臓の大学ルーキーに、誰もが期待を寄せていた。しかし、その姿をインカレで見ることはできなかった。「理由はちょっと話せないけど、1年半くらい部から離れていました」。

 

▲大学1年次の様子

 

 小学校1年次にバドミントンと出会った西村。「たまたま体育館に行ったら、クラブチームがあって、体験してみたらいつの間にか。そこからずっと続けている」。そんな西村にとって、休部は初めての転機だった。

 しかし、この空白の期間も、家の近くの体育館や社会人のクラブチームを探しては、バドミントンに励み続けた。部を休んでも、バドミントンを休むことはなかった。そして、今年の春季リーグ戦。休部して1年半が経った頃だった。コート上で久しぶりに西村のプレー姿を見ることができた。「OBや監督と話す機会をもらって『続けてほしい』と言っていただいたのがきっかけ」。昨年の冬にようやく部への復帰を果たしていた。

 

 今年8月末に行われた東日本インカレで、中大は団体戦ベスト8で大会を終えた。そのメンバー、10人に選出されず、観客席から試合を見ていた西村は悔しさをにじませていた。「戻ってきたからにはチームに貢献したい」。積極的な気持ちは、2年前と何も変わっていなかった。

 

▲個人戦シングルスに出場

 

 「1試合1試合、目の前の試合を全力で」。長い暗闇を抜けた西村。今度こそ彼の活躍に注目したい。

 

▼西村達也プロフィール

にしむら・たつや 平8年8月19日生 新潟県出身 高岡第一高卒 178㌢・73㌔ 好きな食べ物・シュークリーム 試合前のルーティーン・アニソンを聴く

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部