バスケットボール部

バスケットボール部 関東大学バスケットボールリーグ戦対日大

2014年10月27日

10月26日
東洋大学総合スポーツセンター
リーグ最終戦 勝利で飾る
 2ヶ月にわたって行われたリーグ戦もついに最終戦を迎えた。これまで不本意な戦いで下位に低迷している中大。最後に気持ちのこもった意地のバスケを見せ、日大との接戦をものにして、勝利でリーグ戦を終えた。

スターター #5谷口光貴主将(法4) #14鈴木夕介(商3) #15八木橋直矢(総2) #25森知史(法2) #31流田和輝(法4)
 

シュートを沈める#31流田

 第1ピリオド立ち上がり、#31流田のスリーで先制すると、その後も中大は積極的にアウトサイドからシュートを放つ。しかし、相手の中を固めるディフェンスを前に単調な攻めに終わってしまい、なかなかスコアを伸ばせない。そんな中でもピリオド終盤に#15八木橋のスリーなどで何とか追いすがり、18-22で第1ピリオドを終える。
 第2ピリオドでは1年生の活躍が光った。#99浅見陸人(総1)がオフェンスリバウンドで奮闘し、流れを手繰り寄せる。また、#9阿部龍星(商1)もバスカンやレイアップを決め、#24小林千真(法1)も果敢な攻めで得たフリースローを確実に沈め得点を重ねる。さらに#99浅見のドライブなどでリードを作り、43-39で前半終了。

勝負所でのスリーが光った#5谷口主将

 迎えた後半、まずペースを握ったのは日大だった。リバウンドを日大に奪われセカンドチャンスを与えてしまう。さらに着実にシュートを決められ逆転を許す。対する中大もピリオド中盤以降、#5谷口主将のスリーなどで食い下がる。さらに#31流田がタップシュート、スリーを決め再度中大が逆転する。そして58-56の2点リードで第4ピリオドへ。
 勝負の最終ピリオドは白熱した展開となった。#31流田のダブルクラッチで加点するも、日大もバスカンやリバウンドシュートで返す。#14鈴木がスリー、#25森がフリースローを決めると相手もシュートを決め、取ったら取られの文字通り1点を争うシーソーゲームになる。#25森がインサイドで体を張って得点するも、なかなか点差は離れず、一進一退の攻防が続く。そんな状況を打破する非常に大きな一発を決めたのは、これまで中大を名実ともに引っ張ってきた#5谷口主将だった。74-70で迎えた残り2分35秒、#5谷口主将が難しい状態からスリーを沈め点差を7点に広げる。日大は思わずタイムアウト。その後、相手がフリースローなどで反撃を試みるも、#9阿部が落ち着いたゲームメイクを見せ、点差は変わらず。残り1分を切ると、中大は#0中村拓貴(商4)、#1向後史彦(文4)、#3小野竜暉(総4)、♯82藤井則希(経4)のこの試合で引退となる4年生を投入。相手の追い上げをかわし、83-77で勝利を収めた。
 この結果、リーグ戦を7勝11敗の7位という成績で終えた。目標だった2位以上には遠く及ばなかったが、危惧された3部リーグとの入れ替え戦は回避した。そしてこの試合を最後に4年生は引退。最後に23得点11リバウンドと大活躍した#31流田は「この試合にかける思いは強かった。勝って終われて良かった」と笑顔で話した。また、「結果が出ず悔しいけど、この中大バスケ部で自分が成長できたかな」と最後までチームを牽引してきた#5谷口主将。この日大戦での勝利は、4年生を軸に作ってきたチームの集大成として相応しい試合に感じられた。1部復帰への挑戦は持ち越しとなったが、「もっとリーダーシップを身に付けてチームを引っ張っていきたい」と#15八木橋は来年を見据える。ぜひとも来年は、今年の悔しさを晴らし、1部への復帰を期待したい。

◆試合結果
○中大83(18-22、25-17、15-17、25-21)77日大●


記事・写真 「中大スポーツ」新聞部