バスケットボール部

バスケットボール部 関東大学バスケットボール選手権大会対国士大

2014年05月31日

5月30日
国立代々木第二体育館
2度の延長戦で劇的勝利をおさめる
 トーナメント最終日、13・14位決定戦が行われた。相手は1部校の国士大。過去に2回練習試合をやって2回とも敗れている相手だ。最終ピリオドと延長戦を同点で終え、2度目の延長戦で#5谷口光貴主将(法4)がスリーのブザービーターで逆転。1点差で辛勝した。

スターター
#5谷口主将 #14鈴木夕介(商3) #15八木橋直矢(総2) #25森和史(法2) #31流田和輝(法4)

インサイドで活躍した#25森

 第1ピリオド序盤から点が入らず、#31流田のフリースローで食らいつく展開となる。好調の#17笠原一生(商2)を投入し、#31流田や#15八木橋のスリーで得点を重ねるが、リバウンドが取れず14-16の2点ビハインドで第1ピリオドを終える。
 第2ピリオドでは#6柿内輝心(法1)が出場。積極的にシュートを打ち得点を重ねるが、第1ピリオド同様リバウンドに苦しむ。中大は頻繁に選手を変え、#6柿内のスリーや#25森のバスケットカウントなどで逆転。33-31で後半戦に入る。

ブザービーターでスリーを決めた#6柿内

 第3ピリオドではスターターに戻し、#14鈴木のスリーや#5谷口主将のジャンパーなどで確実に点を重ね、開始3分で2桁リードを奪う。国士大はタイムアウトをとり流れを変えたいところだったが、#14鈴木のスリーが炸裂。また#6柿内が終了間際にスリーを沈めるなど流れを譲らず15点差をつけ、最終ピリオドへ。
 最終ピリオドは国士大のディフェンスに圧倒される。#98野間進太郎(法1)や#17笠原を投入するも、なかなかリングにたどりつけない。中大の得点が止まっている間に国士大は得点を重ね、3点差。中大はスターターに戻すが、スリーを沈められ逆転される。しかしそこから#31流田が2連続レイアップを決めるなど奮闘。国士大にくらいつき、同点で延長戦へ。

試合終了間際、スリーを沈めた#5谷口主将。これにより逆転勝利した

 5分間の延長戦では、開始早々国士大にスリーを沈められる。中大は#5谷口主将のレイアップ、#15八木橋のスリーなどでくらいつくが、残り13秒で2点差ビハインド。しかし#25森がゴール下を決め、再び同点で延長戦を終える。
 2回目の延長戦では#31流田のドライブや#5谷口主将のスリーなど4年生が活躍。しかし、#31流田アシストからの#25森のシュートは3秒オーバーでカウントされないなどミスが響き、残り4.7秒で点差は2。それでも中大はタイムアウトをとった後、#31流田からパスを受けた#5谷口主将が試合終了のブザーとともにスリーを放つ。これが決まり、得点が認められ逆転。1点差で劇的勝利した。
 今大会の目標であるベスト8には届かなかったが、28日からの順位決定戦では春先に練習を重ねたディフェンスがはまった。荻野コーチは「どの試合も70点までにおさえようとした。プランどおりにはできた」と振り返る。また選手の層も厚くなった。「今大会自分は調子が良くなかったが、みんなががんばってくれた」(#5谷口主将)というように「昨年まではプレータイムがそれほど多くなかった選手も安定してきて、安心してコートに送り出せる」(荻野コーチ)と手ごたえを見せた。
 
 トーナメントでは2部校が1部校に勝利してベスト8に3校も進出した。よって2部リーグでも厳しい戦いが予想される。「夏に細かいところまでもう一度つめてやっていく」(#5谷口主将)。1部昇格という目標に向けて、夏を迎える。


◆試合結果
13・14位決定戦
○中大90-89国士大●

◆大会結果
①東海大
②筑波大
③拓殖大
⑬中大

次の試合は関東大学バスケットボール新人戦です。中大は初戦で立教大学と対戦します。6月16日17:40から大田区総合体育館で行われます。