ソフトボール部(女子部)

ソフトボール部・東京都大学ソフトボール連盟春季リーグ戦(女子)対慶大

2015年05月06日

5月4日 中大グラウンド

最終回に猛反撃も及ばず・・・初優勝逃す

▲9回裏2死満塁、ハーフスイングで三振に倒れた中島

▲9回裏2死満塁、ハーフスイングで三振に倒れた中島

中大、学芸大、学習院大の3チームが首位に並び、大混戦の女子リーグ戦。中大は学芸大と学習院大に勝利しており、この試合に勝利すれば初のリーグ優勝が決定する。ところが、初回に2点を先制されると4回に2点、6回に1点を追加され追いかける展開に。中大は最終回に打者一巡の猛攻を見せ、土壇場で同点に追いついた。一打サヨナラの場面だったが、最後は中島絵玲奈(文2)のハーフスイングが三振と判定されて引き分けに終わり、優勝することはできなかった。

中島のハーフスイングに対し球審の右手が上がり三振と判定されると、中大の選手たちは呆然としながら整列に向かった。あと1本が出なかった。 対戦相手の慶大には、2013年の春季リーグ戦から4連勝を収めている。昨年の春季リーグ戦では20-4で圧勝するなど、相性の良い相手だった。ところが、この試合は初回に4連打で2点を先制され苦しい展開に。直後に伊藤真由(経2)の適時三塁打で1点を返したが、その後は決め手に欠き得点を挙げられない。

4回、ランニング本塁打で2点を追加された中大は、その裏に四死球で1死満塁と逆転のチャンスを迎える。しかし、金子裕美(法3)が三振に倒れると、木村祥子主将(経3)が初球を打ち上げて二飛に終わり無得点。6回にも2死から2本の三塁打で1点を失った中大。時間制限のため最終回となった攻撃に全てを懸ける。

9回裏1死二、三塁、上田の適時打で伊藤が生還し、同点に追いつく

▲9回裏1死二、三塁、上田の適時打で伊藤が生還し、同点に追いつく

先頭の中島が内野安打で出塁すると、斗賀蓮(経4)の飛球を相手左翼手が落球。1死後、木村主将が一塁への強襲安打を放ち、打席にはこの試合3安打と当たっている伊藤。「(球に)速さがある投手だったが、割り切って」と中堅へ2点適時二塁打を放った。勢いに乗る中大は、5番・上田なぎさ(商2)の適時打で同点に追いつき、土壇場で試合を振り出しに戻す。

その後四死球で満塁となった中大。1打サヨナラ、優勝が懸かった場面で打席には反撃の口火を切った中島。高めの速球に手が出かかり、何とかバットを止めたものの判定は空振り。この試合に勝利すれば優勝であったが、順位決定は学芸大と学習院大の直接対決に持ち越された。

学芸大と学習院大が引き分ければ中大の優勝が決まるところだったが、試合は学習院大がサヨナラ勝ち。中大はリーグ準優勝に終わった。1打が出たか出なかったかの差で、優勝を逃す形となった。

「詰めの甘さが出てしまった」と木村主将。ただ、唯一4年生で出場を続けている斗賀は「当初は3部に落ちるのではと思ったが、打てるチームになってきた」と後輩たちの試合ぶりに手ごたえを感じていた。この悔しさは秋季リーグ戦優勝という結果で晴らすしかない。

◆試合結果◆

慶 大=200 201=5

中 大=100 004=5

※時間制限により6回引き分け