女子陸上競技部

女子陸上競技部 関東大学女子駅伝

2015年10月21日

9月27日 千葉ニュータウン中央

総合10位 3年ぶりの本戦出場はならず

 今年もこの季節がやってきた。今大会は10月に行われる全日本大学女子駅伝への出場権をかけて行われる。毎年残暑の中行われていたが、今年は雨が降り気温が低い中で実施された。全部で17校が出場し全日本への切符を掴めるのは、昨年シード権を得た大東文化大を除く上位6校。中大は総合10位でレースを終え、今年も全日本への出場権を得ることができなかった。しかし「出せる力は出し切った」と高橋監督は選手の健闘を称えた。

 1区を任されたのは関根千智(文3)。今年6月に行われた個人選手権で3000mSC3位に輝いている実力者だ。スタート直後から集団の前方に位置づけ、ペースを掴もうと奮闘する。

▲第一走者の関根

 関根から襷を預かったのは駅伝部門で主将を務める大塚菜穂(文4)だ。大塚は大阪で行われた全日本インカレで3000mSCに出場し、6位入賞している。絶好調の大塚は大会前「絶対的エースがいない中でそれぞれが一生懸命練習しているので今年こそ(全日本の舞台である)仙台に行きたい」と意気込んだ。その大塚はインカレのときと同じく前方の選手に食らいつこうと奮闘するが、なかなか出場圏内の順位に上げることができない。次第に雨も降り出し、厳しいレース展開となった。

▲第二走者の大塚

 襷は3区の萩原愛理(文1)に渡る。萩原は坂道の多いコースを軽やかに走り、チームのペースを守った。

▲第三走者の萩原

 4区には丹羽七海(文2)が出場。前に走る選手との差が開かないよう、常に前に付いて襷をつないだ。

▲第四走者の丹羽

 5区では上級生の西村真実(商3)に襷が渡った。強く雨が降りしきる中、西村は坂道をしっかりと走り抜き、最終走者へとつないだ。

▲第五走者の西村

 最終走者には2年生の市村萌捺美(経2)が選ばれた。最終区は距離も長く、「アンカーは彼女しかいない」と監督からの信頼も得た上での抜擢だった。終盤にはつらそうな顔を見せつつも、ラストスパートをしっかりかけ、スピード感のある走りを持続させた。しかし「自分の走りができていない」。来年度以降も長距離の部門を引っ張っていくであろう存在は、厳しく振り返った。

▲最終走者の市村

 そのまま順位を上げることができず、10位に終わった中大。今年も本戦出場とはならなかったが、今大会出場した選手のほとんどが3年生以下の部員だ。来年へ向け、経験を積み意味のある試合となった。大塚ら4年生の志は、下級生へとつながれる。

◆大会結果

①東農大 1時間14分59

②日体大 1時間14分59

③白鴎大 1時間15分03

⑩中大 1時間15分42

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部