準硬式野球部

準硬式野球部 準硬式野球春季リーグ戦対日大1・2回戦

2014年05月07日

勝ち点の行方は第三戦へ

 優勝を決定づけると言ってもいい日大戦。「勝ちにいった」(池田監督)という初戦は逆転負けを喫し、後がなくなった。4日にも先発したエース小河原謙哉(文4)は志願し、5日にも先発した。「とにかく勝つことを考えた」と語る小河原は6回を無失点に抑える。打撃陣は歯車がかみ合い8点を取った。8回に保坂祐樹(商3)が打ち込まれ1点差まで詰め寄られるも、8ー7で勝った。このカードの行方は第3戦へと持ち越された。

5月4日
上柚木公園野球場

 エースの小河原が先発した初戦は、初回に本塁打を浴び2失点を喫する。その直後の攻撃で2本の適時打で同点とするも、4回と5回に1点ずつ取られ勝ち越される。6回の攻撃、先頭の松嶋真樹(経4)が出塁し福澤開(商4)が犠打で進め小貫が中前安打を放ち2死一、三塁として迎えるは武内一馬(商3)。バットを振り抜くと打球は大きな弧を描いて右翼手の頭を越した。武内は拳を突きあげる。歓喜に沸く中大ベンチ。7回にも1点を追加し、勝利の女神は中大に微笑んだかに見えた。5回途中から小河原のマウンドに上がった木下愛(商1)が安打と四球で渡邊剛(商1)へとマウンドを譲る。「日大の勢いに飲まれた」と渡邊も日大の勢いを止めることができず逆転を許す。中大は追いつくことができず、痛い敗戦となった。

5月5日
八王子市民球場

 昨日の敗戦で、後がなくなった中大準硬。今日は負けることが許されない。オーダーは昨日久しぶりに2桁安打を放ったと同じ。
試合が動いたのは2回。四球で出塁した原田大輝(商2)が犠打と捕逸進塁。一死三塁のチャンスを作る。打席には松嶋。放った打球は左翼定位置後ろへの飛球。これが犠飛となり0安打で先制する。3回には武内と江間奨平(商3)、5回は原田の適時打で追加点を挙げ4ー0とする。今日のオーダー、同じなのは打撃陣だけではなく、先発投手も同じだった。「昨日の夜、監督に投げさせて欲しいという内容のメールを送った」(小河原)。小河原は「気持ちで投げきった」と、昨日より長い6回を無失点に抑えた。1点取られて迎えた7回には江間と原田の適時打と萩原大貴主将(法4)の2点本塁打で8ー1。勝敗はついたかに思われた。
 7回2死から保坂が登板し8回も投げる。この回7本の安打を浴び6失点も「特に調子が悪かった訳ではない。コースを読まれていた」。この試合、ベンチにいる投手を使い切った中大。不安の残るまま9回へと突入する。しかし今日は昨日とは違う。「全員で勝つことを皆が考えて試合に臨んだ」(小河原)。選手一人一人が声を出し、マウンドに立つ保坂を鼓舞した。最後のアウトを取った瞬間、その場にいた全員が笑顔を見せた。

 2試合連続の二桁安打と、打撃はうまく機能するようになった。中大の不安要素は投手陣であろう。両日とも8回に相手に得点を許している。2戦目は8-1と点差が開いていたが、6点を1イニングに取られ結果的に接戦にしてしまった。萩原主将はこれを「野球の怖さ」や「自分たちの弱さ」と表現した。リーグ戦も終盤にさしかかり、負けられない試合が続く。好不調の波はある。だからこそエースやレギュラーだけに頼る訳にはいかない。レギュラーやエースを支える控えの選手の存在があって初めて「全員で勝つこと」は実現する。

◆試合結果
5月4日
   123 456 789 計
中大 020 003 100 6
日大 200 110 03× 7

5月5日
   123 456 789 計
日大 000 000 160 7
中大 012 010 40× 8

次の試合は5月11日(日)12時45分~、上柚木公園野球場にて東海大との第二回戦です!!