自転車競技部

自転車競技部・全日本大学対抗選手権自転車競技大会3日目

2016年08月29日

8月27日 伊豆ベロドローム

宮本主将2冠! トラック総合準優勝に導く

 インカレ3日目、トラック競技最終日。中大の宮本隼輔主将(経4)がケイリンとスプリントの2冠を達成した。ケイリン競技での全国優勝は初だったという。

▲金メダルをお父さんにかけ、花束をお母さんに渡す宮本主将

 「(ケイリン、スプリントの)どちらも最後は坂井(日大)との戦いになると思っていた」(宮本主将)。読み通り、ケイリンもスプリントも最後に優勝を争ったのは坂井だった。  先に行われたのはケイリン決勝だった。集団の中ほど、密集から抜け出したのは宮本主将。先に仕掛けた選手をぐんぐん抜いてトップでフィニッシュ。まず1冠を達成した。

▲ケイリン1/2決勝での宮本主将

 その後行われたスプリントの1本目は、宮本主将が先に仕掛けて逃げ切る。2本目は坂井が先に仕掛けるも、ゴール前の直線で競り勝った。「しっかり勝機を見極めて対処できた」と、落ち着いたレースを見せた。ゴール後には敵味方を問わない大歓声。観客をも引き込む圧巻のレースで2冠目を手にした。  大学1年、2年とスプリントでインカレ連覇を果たすも、昨年はけがで出場できず。「今年勝つしかない」と挑んだ最後のインカレで有終の美を飾った。ウイニングランでは両親にメダルをかけて、「最低限の恩返しができた」と笑顔を見せた。

▲スプリント勝利し、2冠を決めた瞬間

 1日目の予選で決勝進出を決めていた4㌔インディヴィデュアルパーシュートでは、今村駿介(法1)が渡邊(朝日大)と対戦した。しかし5秒以上の差をつけられ準優勝に終わる。「練習不足です。予選のような走りが出せなかった」と、悔しさが残った。それでも今村は「また1から練習して、2年3年4年では必ず取ります」と前を向いた。

 前日の予選で惜しくも決勝進出を逃したチームスプリントは、3~4位決定戦が現在のメンバーでのラストレースだ。「何としても佐伯亮輔(法4)を勝たせたかった。みんなでつかみ取った勝利」と橋本壮史(文3)。ミスを互いに補完し合って見事勝利を収め、表彰台に上がった。

 同じく3~4位決定戦に回ったチームパーシュート。「思ったより調子が良くて長く引けた」という原井博斗(法3)がけん引。前日の予選の反省として話し合ったという、交替のタイミングや走るペースが向上し、「勝てる自信があった」(原井)と盤石の勝利となった。

 5~8位決定予選に進んだタンデムスプリントは、東北学大のペアに逃げ切って勝利するも、5~6位決定戦ではラストで早大に差し込まれ、6位入賞となった。

 トラック全種目を終えて中大は現在総合2位。表彰台ラッシュで、明日のロードレースに良い形でバトンをつないだ。

◆大会結果

チームスプリント

③中大(梶原大地・商1、佐伯亮輔・法4、橋本壮)46秒860

タンデムスプリント

⑥濱田直之(経3)・村田瑞季(経2)組

4㌔インディヴィデュアルパーシュート

②今村 4分39秒951

ケイリン

①宮本主将

スプリント

①宮本主将

チームパーシュート

③ 中大(原井、高橋優斗・法2、今村、橋本陸・文1)4分13秒852

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部