自転車競技部

自転車競技部 ツール・ド・北海道

2014年09月16日

9月13~15日 北海道・千歳市他
第3ステージ、原井が12位!
高士、広瀬、原井の3名が完走

 今大会で28回目を迎えたツール・ド・北海道。国内では数少ないステージレースで、中大としては2年ぶりの出場となった。海外招待チームが5つ、国内プロチームが11、大学が4校の計20チームがスタートに並んだ。中大からは緑川竣一主将(法4)、高士拓也(法3)、広瀬樹(文2)、安原大生(商2)、原井博斗(法1)が臨んだ。

 大会初日の第1ステージは、千歳市役所からスタートし、日高峠、狩野峠を越えて新得町でフィニッシュする194㎞のロードレース。
 スタート直後からアタックが頻発し、約50㎞/hのスピードでレースは進む。40㎞を過ぎて、バリー(チーム・バジェット・フォークリフト)、木村(シマノレーシング)ら海外、国内のプロチーム5人による逃げが形成された。5人による逃げとメイン集団という構図のまま、しばらくレースが続き、中大勢は皆メイン集団の中でレースを進めた。
 1つ目の登り、日高峠に入ったところで緑川主将がメイン集団から脱落。「登りを苦手としてたこともあるけれど、ペースが速くて足を使い切ってしまった。千切れた後も追い付けるだけの走りができなかった」と集団に戻れず、結果としてはDNFになってしまった。
 4人はメイン集団の中でレースを進めるが、ラスト20㎞、最後の登りで安原、高士の順でメイン集団から脱落。広瀬、原井もゴールまでメイン集団で走ることはできず、メイン集団から1分遅れでのゴールとなった。緑川主将以外の4人は完走という最低限の目標を果たし、第2ステージへとつなげた。

 第2ステージは幕別町依田公園をスタート、ゴールとした183㎞。比較的フラットなコースレイアウトで、ゴールは集団スプリントになることが予想された。中大からは初日を完走した高士、広瀬、安原、原井がスタートに並んだ。第1ステージ同様、アタックと吸収が繰り返されることで、速いペースでレースは進む。25㎞を過ぎて、窪木(チームUKYO)、ティエリー(メンドリシオ)ら6人の逃げが決まる。中大の4人はメイン集団でレースを進めていたが、50㎞を過ぎた頃、安原のペダルが外れるまさかのアクシデントが発生。修理に時 間を要し、何とか集団に復帰したものの、100㎞を前にDNFとなった。
 100㎞を超えたところで逃げ集団が吸収され、16名の新たな逃げが形成される。有力選手で形成された逃げは、最大3分50秒差をつける。ゴール直前でメイン集団とは10秒差まで縮まるが、追い付かれることなく先着。中大としてはゴール勝負に絡みたかった。しかし「ゴール勝負になるように集団に着いて行きたかったが、登りがきつくて」という高士が150㎞を超えた最後の登りでメイン集団から脱落。「最後のスプリントの時でも、足を残していないといけないのに2人ともいっぱいいっぱいだった」と言う広瀬、原井がメイン集団の後方でゴール。メイン集団から約3分遅れて高士もゴールした。

 第3ステージは帯広競馬場からスタートし、十勝の田園風景を駆け抜けて音更町希望が丘運動公園前でゴールする、3日間で最も短い160㎞のレース。中大から、第3ステージまで残ったのは高士、広瀬、原井の3人となった。
 この日も、序盤から逃げを狙ったアタックが頻発。しかし、逃げはなかなか決まらず、スタートから1時間、40㎞を過ぎた頃にようやく入部(シマノレーシング)、バリー(チーム・バジェット・フォークリフト)ら18名の逃げが決まる。高士、広瀬、原井の3名はメイン集団でレースを進めていたが、65㎞を過ぎた頃、高士の後輪のタイヤがパンクに見舞われる。補給地点を前に何とか集団に復帰してみせた。
 「今日は勝負をしたかった。2回目の登りで頂上までに何か起こると思って備えていた」(広瀬)が、レースはゴール直前まで動かなかった。120㎞を超えてメイン集団が逃げを追い掛け、残り10㎞で逃げは完全に吸収される。中大としては3人で隊列を組んでゴールスプリントに臨みたかったが「バラバラになってしまったので各自で狙うことに」(原井)。自力で原井が12位でゴール。5秒遅れて高士が31位、広瀬が32位でゴールした。
 3日間、日を追うごとにレースに対応し、順位を上げてみせた。「今年の走りを活かせるように、来年はもっと頑張りたい」(広瀬)と目標を掲げた。

◆大会結果
第1ステージ
79位広瀬4時間36分31秒
80位原井4時間36分31秒
87位高士4時間38分00秒
91位安原4時間39分53秒
DNF緑川主将

第2ステージ
38位広瀬4時間1分14秒
39位原井4時間1分14秒
73位高士4時間4分00秒
DNF安原

第3ステージ
12位原井3時間39分24秒
31位高士3時間39分29秒
32位広瀬3時間39分29秒

個人総合57位原井、58位広瀬、73位高士
チーム総合⑯中大