自転車競技部

自転車競技部 第54回東日本学生選手権トラック自転車競技大会

2014年05月11日

5月11日 福島・泉崎国際サイクルスタジアム
チーム・スプリント、4kmチーム・パーシュートともに三連覇達成!!

チーム・スプリント。前から栗本、宮本、佐伯

 東日本の頂点を決める今大会。今年はチーム・スプリント三連覇、4kmチーム・パーシュートは大会新記録をマークしての三連覇という団体種目3年連続二冠にとどまらず、ケイリンで宮本が優勝。佐伯も2位に続いた。また、4kmインディヴィデュアル・パーシュートで高士が3位、スクラッチで早川が3位、OPENスクラッチで安原が1位など各種目で好成績を収めた。

 朝一番に行われたスプリント1/4決勝では濱田直之(経1)が出場。橋本(明大)との対戦となった。残り1周以上を残し、先行したのは濱田。しかし、最終コーナーを迎えたところで橋本に追い付かれ先着を許し、5~8位決定戦へ回った。5~8位決定戦では3着、7位にとどまった。
 1kmタイムトライアルには八田憲(商4)、栗本尚宗(経3)が出場。同組で走った二人は八田が1分9秒089、栗本が1分9秒466をマーク。八田が6位、栗本が9位と表彰台には届かなかった。
 OPENスクラッチには安原大生(商2)が出場。8km、24周回のレースとなった。序盤から単独での逃げを決める。残り6周で2位以下に追い付き、圧倒的な走りで1着でゴールした。
 スクラッチ決勝には伊藤邦和(法3)、神開一輝(経3)、橋本壮史(文1)、早川侑哉(商1)が出場した。10km、30周回の戦いとなった。序盤から各選手積極的に動くが、アタックが決まっては集団に吸収される状態が続き、集団のまま残り3周を迎えた。残り1周半で「一瞬隙ができたので、思い切り突っ込んだ」と早川がアタック。最終コーナーから3人に抜かされてしまい、4位でのゴールとなったが、菊池(順大)の降格により繰上げでの3位となった。橋本は7位、神開は11位、伊藤は12位でのゴールとなった。

前から黒瀬、高士、原井、緑川主将

 予選を1位で通過したチーム・スプリントは明大との決勝となった。中大は栗本、宮本隼輔(経2)、佐伯亮輔(法2)の3人で挑んだ。この3人でチーム・スプリントを走るのは今回が初めて。1走の栗本が絶好の駆け出しを見せ、後の二人もそれに続き、1分4秒887をマークし、三連覇を達成。「栗本さんの駆け出しからトップスピードに乗せるところが良かった」(佐伯)と勝因を振り返ったが「合わせる練習を合宿でしていればもっとタイムを出せた」(栗本)と伸びしろは十分だ。
 チーム・スプリントとともに三連覇のかかる4kmチーム・パーシュートも予選を1位で通過し、決勝へ。決勝は日大との対戦となった。中大は緑川竣一主将(法4)、黒瀬耕平(法4)、高士拓也(法3)、原井博斗(法1)の4人で挑んだ。「勝つことも意識しつつ、タイムも意識して」(緑川主将)の走りとなった。序盤から中大リードでレースは進む。周回を重ねるごとに日大との差は開く中、残り4周に入ったところで黒瀬がメカトラブルで離脱。3人になってもペースを維持し、4分20秒725の大会新記録をマーク。「一番後ろじゃなかったら巻き込んでいた」(黒瀬)という危ない状況だったが、無事三連覇を達成した。 

ケイリンで優勝した宮本(右)と2位の佐伯(左)

 ケイリン決勝には宮本、佐伯が進出。残り1周で宮本が仕掛け、ゴールまで逃げ切った。初めてのケイリンという佐伯も宮本に続く2位に入った。「同じ大学に強いライバルがいるので、なんとしても勝ちたい」(佐伯)、「今回は自分だったけれど、次は佐伯かもしれない。1回じゃ何とも言えない」と、互いに刺激を与える結果となった。
 ポイント・レース決勝には緑川主将、安原大生(商2)、原井が進出。24km、72周回のレースとなった。中大勢では1回目のポイント周回を原井が2位で通過し、3ポイント獲得。続く2ポイント周回を緑川主将が2回連続2位で通過し、6ポイント獲得。その後発生した岡本(日大)、塩田(早大)、松本(日体大)の逃げには乗らず、5回目のポイント周回で原井が4位で通過。その後も緑川主将が3ポイントを追加するに留まり、緑川主将が7位、原井が11位、安原が19位と表彰台にのぼることは出来なかった。
 

◆大会結果◆

OPENスクラッチ①安原
1kmタイムトライアル⑥八田1分9秒089 ⑨栗本1分9秒466
スクラッチ③早川 ⑦橋本 ⑪神開 ⑫伊藤
チーム・スプリント①中大1分4秒887
4kmチーム・パーシュート①4分20秒725
スプリント⑦濱田
ケイリン①宮本②佐伯
ポイント・レース⑦緑川主将9pt ⑪原井4pt ⑲安原0pt

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部