自転車競技部

自転車競技部 第83回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース

2014年04月20日

4月19、20日 福島・泉崎国際サイクルスタジアム
4kmチーム・パーシュート連覇ならず

予選時。前から高士、原井、緑川主将、黒瀬

 今年は福島県、泉崎国際サイクルスタジアムにて第83回全日本自転車競技選手権大会トラック・レースが行われた。開会式では緑川竣一主将(法4)が選手宣誓を務めた。中大からは個人種目4つ、団体種目1つに出場した。

 大会1日目、中大勢最初の種目は4km個人パーシュート。3組に緑川主将が出場したが、5分00秒963とタイムが伸びず、順位は8位に留まった。
 1kmタイムトライアルには佐伯亮輔(法2)が出場。1分9秒126とこちらもタイムが伸びず、9位に留まる。

 大会2日目はスプリント予選(200mフライングタイムトライアル)で始まる。7番目に濱田直之(経1)が発走し、11秒641をマーク。続く8番目に発走した佐伯は11秒374、16番目に発走した宮本は10秒926をマークした。強化指定選手として出場した渡邊一成、河端朋之といったS級の競輪選手には及ばず、それぞれ24位、17位、10位に留まり、1/4決勝に進出とはならなかった。
 続いて行われた4kmチーム・パーシュート予選。中大は昨年優勝し、連覇のためには決勝進出は欠かせない。緑川主将、黒瀬耕平(法4)、高士拓也(法3)、原井博斗(法1)のメンバーで挑んだ。朝の周回練習から調子が良くなかった高士に対し、新入生の原井がチームを引っ張るが、全体としては「うまく噛み合わなかった。出し切れないまま終わってしまった」(緑川主将)。タイムは4分31秒884と伸びず、3~4位決定戦に回った。
 ポイント・レースは40km、120周回のレースとなった。中大からは原井が出場。3回目のポイント周回で2着に入り、3点を獲得するが、その後はポイントを重ねることができず、残り50周余り残したところでDNFとなった。

集団のゴールスプリントを制した金内

 4kmチーム・パーシュート、3~4位決定戦の相手は法大。中大は予選と同じメンバーで挑んだ。「メダルは持って帰る」(高士)ための走りとなった。最初の1kmはわずかに法大がリード。中盤から後半にかけてペースを上げ、4分27秒345でゴール。法大とは5秒差をつけての勝利となったが「優勝しか狙ってなかった」(黒瀬)中大にとっては悔しい3位となった。
 スクラッチは15km、45周回のレースとなった。中大からは金内一行(経3)、神開一輝(経3)、高士、原井の4人が出場した。スタート直後、原田(鹿屋体大)と一丸(EQA U23)の二人が先行。その後も各選手が飛び出しては集団に吸収され、レースは高速で進んだ。「逃げたかった」原井が27周でアタック。2周独走するも集団に吸収されてしまう。続いて、33周目で高士が「集団にいて余裕あったので、いけるかなと思って」アタック。浦田(朝日大)と5周逃げ続けたところで浦田(朝日大)が離れ、単独に。2周単独のまま逃げ続けるが、集団から飛び出した原田(鹿屋体大)に抜かされる。誰も原田(鹿屋体大)の動きに反応することができず、原田(鹿屋体大)がそのまま単独でゴール。続いて、一丸(EQA U23)、浦田(朝日大)が2位、3位に。「ゴールスプリントに備えていた」金内が集団でのスプリントを制し、4位に入った。原井は9位、高士、神開は11位、12位でのゴールとなった。
 今大会、それぞれ納得のいく成績を残すことができなかった中大。「ここから大会が続くので、もう一度気を引き締めてやり直したい」(緑川主将)。今大会の悔しさを糧にしたいところだ。

◆大会結果
【4km個人パーシュート】⑧緑川主将 5分00秒963
【1kmタイムトライアル】⑨佐伯 1分9秒126
【スプリント】⑩宮本 10秒926 ⑰佐伯 11秒374 24位濱田11秒641
【ポイント・レース】DNF原井 3pt
【4kmチーム・パーシュート】③中大 4分27秒345
【スクラッチ】④金内 ⑨原井 ⑪高士 ⑫神開

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部