自転車競技部

自転車競技部 春季ロード合宿

2014年03月16日

3月15日 中大富浦臨海寮

春季ロード合宿


 今年の春季ロード合宿は、3月10日から16日までの7日間の日程で行われた。

1班のメンバー(前から黒瀬、原井、緑川、高士、神開)

 晴天に恵まれた合宿6日目のメニューはロード210㎞。全体を3つの班に分け、班ごとに時間差でスタートした。チーム・ロード・タイムトライアル大会のメンバー選考も兼ねている今回の合宿。1班は緑川竣一主将(法3)、黒瀬耕平(法3)、高士拓也(法2)、神開一輝(経2)、原井博斗(祐誠高)の5人。レギュラーメンバーに実績十分の新入生が加わり、サバイバルの色が濃いメンバー構成だ。2班は八田憲(商3)、金内一行(経2)、安原大生(商1)、橋本壮史(学法石川高)、早川侑哉(栄北高)と短距離、長距離を合わせた5人。3班は伊藤邦和(法2)、栗本尚宗(経2)、宮本隼輔(経1)、濱田直之(三田学園高)の4人。短距離を専門とする選手が集まった。
 3班がスタートした10分後に2班、その5分後に1班がスタートした。昨年2位に終わったチーム・ロード・タイムトライアルや、全日本トラックで優勝した団体追い抜きのメンバー入りへ、この合宿は絶好のアピールの場。特に1班には本命ともいえる選手たちがそろい、それぞれがライバル意識を持って臨んだ。

2班のメンバー(先頭奥から早川、安原、橋本、八田)

 「(最終日が近く疲労がたまっている上に)風向きもあっていつもよりきつかった」(緑川主将)と序盤はどの選手も抑え気味のペースで入った。その中でも好調だったのが黒瀬だ。本人も「調子が良かった」と積極的に先頭で引いていく。1周ごとに行われたスプリント勝負でも2本目を粘ってものにした。もう一人楽しみな存在なのが、新入生の原井だ。初めての合宿で調整に苦しんでいたが、徐々に実力を発揮。堂々とした走りを見せ「負けないようにがんばらないといけない」(緑川主将)とインパクトは十分。レギュラー陣に食い込む可能性も大いにありそうだ。
 2班ではラストシーズンでレギュラー獲得を目指す八田や、新入生の早川が猛アピール。層の厚さを印象付けた。3班の短距離選手たちも全員完走し、事故なく練習を終えることができた。
 目の前に迫った新しいシーズンの開幕に向け、すでに争いは始まっている。全日本トラックの団体追い抜き連覇、そして昨年総合3位のインカレでのリベンジを誓う自転車競技部から目が離せない。


写真・記事:中大スポーツ新聞部