サッカー部
サッカー部・関東大学サッカーリーグ戦後期第10節 対神大
2015年11月17日
**11月8日 県立保土ヶ谷公園サッカー場
アディショナルタイムの逆転弾で意地の後期初勝利**
前節に2部降格が決まった中大。今節の相手は残留の懸かった神大だったが、中大は退場者を出しながらも試合終了間際に立て続けに得点を決め、後期リーグ初勝利を挙げた。
雨が降りしきる中、中大は細かな連携ミスが目立ち、序盤はなかなか好機を作れない。しかし、たびたび訪れるピンチにはGK30佐川雅寛(経1)が好セーブを見せ、失点を許さない。前半最大のチャンスは40分、2縣翔平(商3)のパスからうまくDFと入れ替わって抜け出した8山田和輝(法4)がシュートを放つもわずかにポスト右。両チーム得点無く0-0で後半へ折り返す。
後半は神大ペース。50分、神大は左サイドを崩し決定的な場面を迎えるも30佐川がビッグセーブで切り抜ける。しかし、直後の53分に相手9番をゴール中央でフリーにしてしまい、落としたボールを20番に決められ先制を許す。
その後も試合は神大ペースで進み、際どい判定もあり中大はなかなか流れをつかめない。
85分には11翁長聖(経3)が審判への暴言でまさかの一発退場。嫌なムードが漂ったが、「いい意味でスイッチが入った」(手塚監督)とここから試合の流れは急変する。
89分、最終ラインからのロングボールを途中出場の40岩淵諒(商4)が競り勝ち、7古橋匡梧(経3)が左足でゴール右隅に決めて同点。さらにアディショナルタイム、20小形聡司(経4)のクロスを古橋が中央で粘ってシュート。ポストに当たってこぼれたところを途中出場の34早坂翔(商2)が押し込み、「みんなの最後まであきらめないという気持ちがあったからこその」(早坂)ゴールで逆転。試合はこのまま終了し、2-1で中大は後期リーグ初勝利を挙げた。
勝利はしたものの、神大にペースを握られる時間が長かっただけに「内容で勝ったわけではない」と手塚監督。次節は今季最終節。結果だけでなく内容的にも充実した試合を見せ、「1部の感覚を来年に残して」(小出啓太主将・商4)2部での戦いへの弾みとしたい。
◆スタメン
GK 30佐川
DF 5橋本龍馬(経3)、16渡辺剛(経1)、12石井大輝(法3)、2縣
MF 10三島頌平(商2)、6飯干雄斗(経3)→早坂、8山田→20小形聡司(経4)
FW 7古橋、9内田→40岩淵諒(商4)、11翁長
取材・記事:「中大スポーツ」新聞部