サッカー部

サッカー部 関東大学サッカーリーグ戦前期第11節対桐蔭横浜大

2015年06月18日

6月13日 日本体育大学健志台キャンパスサッカー場

2-0からまさかの逆転負け 12チーム中10位で前期リーグ戦を終える

第11節の相手は、10節終了時点で最下位の桐蔭横浜大。リーグ戦中断期間に行われたアミノバイタル杯では惜しくも初戦敗退となっただけに、その悔しさをリーグ戦にぶつけたいところ。中大は前半に9内田佑介(商3)と19矢島輝一(商2)のゴールで2点を先制するも、前半終盤にPKで1点を返される。すると後半立ち上がりに同点に追いつかれ、後半終盤にセットプレーから失点しついに逆転されてしまう。試合はこのまま終了し、中大は3試合勝ちが無く10位で前期リーグ戦を終えた。

▲今季初ゴールを決め笑顔を見せる9内田

前半は序盤から中大ペース。7分、右サイドの29渡辺健斗(法3)のアーリークロスを19矢島がワンタッチで落とし、最後は9内田が「良い形で裏に出て決められて良かった」とゴールし先制。その後10分と21分に相手2トップに決定的な場面を作られるが、どちらも枠を捉えきれない。すると25分、相手DFのバックパスを29渡辺がカットし、GKと1対1となったこぼれ球を19矢島が押し込み2点目。しかしこのプレーでGKと交錯した29渡辺は負傷交代を余儀なくされる。また19矢島はリーグ単独トップの11ゴール目となった。 このまま前半を終えたい中大だったが、38分にCKからの不用意なファールで与えたPKを決められ、1点差に詰め寄られて前半を終了する。

▲11得点目を挙げた19矢島

後半は前半終盤の嫌な流れを引きずり、立ち上がりは桐蔭横浜大ペース。まずは5分、敵陣近くでのセットプレー後の切り替えが遅くなり、早めのスローインからDFラインの裏を突かれて10番に決められ同点。その後もしばらく桐蔭横浜大ペースが続く。 中大は13分、久々のスタメンとなった2縣翔平(商3)のFKが相手DFのハンドを誘い、PKを獲得。これを19矢島がゴール左に蹴るも、相手GKにキャッチされてしまう。さらに21分、途中出場の23寺村介(商2)の右へのスルーパスを11翁長聖(経3)が折り返し8山田和輝(法4)、こぼれたところに6飯干雄斗(経3)と立て続けにシュートするもゴールならず。すると中大は運動量の低下と共に徐々に主導権を桐蔭横浜大に明け渡し、38分にCKから7番に押し込まれ、逆転を許してしまう。その後中大は主将の3小出啓太(商4)を前線に上げてパワープレーを仕掛けるも、なかなかシュートが打てないまま試合終了。最終節にして前期リーグで初めて相手から2点をリードするも、痛恨の逆転負けを喫して10位で前期リーグを終えた。

「2-0から前半のうちに1点入れられたことで精神的に安定できないところがチーム全体に出てしまった」(手塚監督)、「前半に1点返されたのがすべて」(矢島)と結果的には前半を2-0で折り返せなかったことが痛かった。また「2-2から点を取れずに終わったのが良くなかった」(内田)と追いつかれてから盛り返せなかったことも逆転負けへの要因となってしまった。 ただ、19矢島が前期リーグ得点ランキングトップ、7古橋匡悟(経3)が「個人的には悪くなかった」と久々の復帰を果たすなど、明るい材料も見られる。まだ上位と下位の勝ち点差が詰まっているだけに、10位に終わった前期リーグの反省を生かした、後期リーグでの巻き返しに期待したい。

◆試合結果

●中大2ー3桐蔭横浜大○

◆スタメン

GK 21置田竣也(商3)

DF 11翁長、13小川雄生(経3)、3小出、2縣

MF 6飯干、10三島頌平(商2)、9内田→23寺村

FW 29渡辺→38山中登士郎(文1)→7古橋、19矢島、8山田

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部