サッカー部

サッカー部 関東大学サッカーリーグ戦後期第9節対駒大戦

2014年11月03日

11月2日
中大グラウンド
古橋のゴールを守りきり3連勝

先制点を挙げた古橋

 前節の東国大戦では後半攻められながらも、1点を守り抜き、連勝を収めた中大。最下位も脱出し、1部残留へ向けて一歩前進した。この日の相手である駒大を倒せば、降格圏内を脱出できる大事な一戦。試合は前半に11古橋匡梧(経2)が先制点を挙げる。後半は2縣翔平(商2)の退場もあり数的不利になるも、前半の1点を守り抜き3連勝を収めた。

 白門祭最終日ということもあり、多くの観客が応援に訪れたこの日の試合。前半開始直後、ファールを獲得しチャンスを得る。10砂川優太郎(法4)が蹴ったボールは23翁長聖(経2)のもとへ渡り、シュートを放ったがここはGK正面。先制点とはならなかった。5分、今度は砂川、8三島頌平(商1)とパスでつなぎ、最後は左サイドからクロス。しかしここもGKにキャッチされてしまう。一方で駒大もファウルからのFKを中心に攻めてくる。18分にはFKから直接ゴールを狙われるも、GK1前田将(経4)が飛び出してキャッチ。失点を許さない。
 試合が動いたのは23分。砂川から縦パスで受けたボールを古橋がゴール近くまで持っていき、そのままシュート。これが見事ネットに吸い込まれ、先制する。
 だがその後駒大も反撃、ゴールを狙ってくる。直後の24分、CKからのセットプレーを狙われるも、前田が反応しボールをキャッチする。前半終了直前の44分にはゴール前まで攻め込まれるが、ここはオフサイド判定。中大が1点をリードする形で前半を終了する。

試合終了後、勝利の喜びを見せる選手たち

 追加点が欲しい後半。開始直後左サイドを中心に攻め込んでいく。46分、砂川から受けたボールを矢島輝一(商1)がシュートを試みるもGK正面に当たる。また、54分にはファールを獲得し、砂川がFKで翁長に渡すも相手DFに阻まれ、シュートを放てなかった。駒大もすきを見せてはゴールを脅かす。しかし、中大も前田の好セーブもあり、失点を許さない。中大は70分に矢島から9内田祐介(商2)を投入し、追加点を狙っていく。だが、何度もゴールを試みるも得点には至らない。
 そんな中、中大がピンチを迎える。71分、縣がこの日2枚目の警告で退場処分となり、数的不利に立つ。しかし「やることをやれば1-0もしくは追加点を取れるかなと思っていた。(気持ちが)変わることはなかったし、動揺することもなかった」(砂川)と選手たちは落ち着きのあるプレーを見せる。その言葉通り、駒大は幾度となくシュートを放ってくるも、前田を中心に必死の守りを見せる。87分、17飯干雄斗(経2)が負傷し、3木村圭佑(文4)に交代するアクシデントはあったものの、駒大のCKから相手選手が反応し、シュートをするもゴール上にそれた瞬間、試合終了の笛が鳴る。前半の1点を守り抜き3連勝、そして順位も10位に上げて降格圏内を脱出した。
 佐藤監督代行は「駒大は戦えるチームで、こちらも倍以上の力でやっていくつもりでいた。ぎりぎりだったけど、勝てたのは良かった」と安堵する。古橋が得点したことについては「今までDFが取っていたので、FWがああいう形で取ってくれたのはうれしい」と評価した。
 次節の相手は流経大戦、苦手とする相手だ。だが、3連勝と勢いに乗っている中大。1部残留に向けて、4連勝を果たしたいところだ。

 ◆試合結果
 ◯中大
1-0駒大●

 ◆スタメン
 GK1前田
 DF6鴨池陽希(商1)、18森重瑞紀(法4)、12小出啓太(商3)、2縣
 MF10砂川、17飯干→2木村、8三島
 FW11古橋→39眞野寛規(経3)、19矢島→9内田、23翁長

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部